ＥＮＥＯＳホールディングス(株)【5020】の掲示板 2020/12/14〜2020/12/21

エネオスもこの事業に資本参加してますよ。

「三洋化成工業は21日、次世代型のリチウムイオン電池「全樹脂電池」を開発する子会社のAPB（東京・千代田）が第三者割当増資により新東工業など国内3社から約11億円を資金調達したと発表した。これまでの調達額は100億円を超え、2021年春に福井県越前市で稼働予定の量産工場の設備投資に充てる。25年度に売上高900億円を目指す。

量産工場の生産能力は年間約3ギガ（ギガは10億）ワット。全樹脂電池は屋外に設置されるビル用の蓄電池などを主力とするが、ドローンやロボット向けなど幅広い用途にも展開していく。同日記者会見した安藤孝夫社長は「900億円の約半分は定置用となる」と述べた。

25年ごろに福井県内により大規模な工場を設ける計画も明らかにした。1千億円を投資し、数十ギガワットの生産能力を有する工場を建設する。生産規模を増やし、25年以降には電気自動車（EV）市場にも参入する方針だ。

全樹脂電池は電極や電解質を樹脂に置き換えた次世代型のリチウムイオン電池。くぎを打ったりドリルで穴を開けたりしても発火しないなど安全性が高い上に、エネルギー密度が高い。電池セルを縦に重ねるシンプルな構造で、製造プロセスが簡素化できるため、新工場では自動化が進むという。APBの堀江英明社長は「まずは21年に稼働する新工場で全樹脂電池が容易に作れるということを実証したい」と話した。