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  • >>448

    この記事のことですね。
    いいですね。

    JXTG、営業益4倍超 4~6月2000億円
    石油製品の採算改善 原油高も利益押し上げ
    2018/8/4付日本経済新聞 朝刊

    JXTGホールディングスの2018年4~6月期の連結営業利益(国際会計基準)は前年同期比4倍超の2000億円程度になったようだ。石油製品の市況好転で販売マージン(利幅)が上向いたほか、原油高も利益を押し上げた。昨年春の経営統合に伴う相乗効果の上積みなども寄与したもようだ。

     ガソリンや軽油の採算が改善した背景には再編効果がある。JXTGは昨年4月、業界首位のJXホールディングスと大手の東燃ゼネラル石油が統合して誕生した。

     同社のガソリンの国内販売シェアは5割に達し、石油元売り業界全体が採算重視の販売戦略に転換した。昨年3月末までに各社が製油所の精製能力を削減していた効果も重なり、業界の重荷だった過度な安売り競争が和らいだ。石油製品の販売で一定の利幅を確保できるようになり、利益を押し上げる要因になった。

     原油価格の上昇も利益増につながった。JXTGが指標とするドバイ原油は4月下旬から1バレル70ドル台で推移する。今期の想定価格(60ドル)を上回り、備蓄している原油在庫で評価益が発生したようだ。前年同期は原油安で在庫評価損を300億円弱計上しており、評価損益が大きく改善した。

     統合に伴い、生産体制や物流の効率化を進めたことも利益を押し上げた。このほか、富士フイルムホールディングスに譲渡した米国と日本の医療関連会社の売却益も大幅増益に貢献したようだ。

     課題だった金属事業の損益も改善しつつある。チリで手掛けるカセロネス銅鉱山は操業低下のリスクを踏まえて前期末に減損損失を計上。5月からはカセロネス事業部を新設し、操業状況やコストなどを一元的に管理しテコ入れを進めている。

     18年4~6月期業績は8日に公表する。19年3月期通期の連結売上高は前期比4%増の10兆7000億円、営業利益は1%増の4900億円を見込む。現時点では業績予想は据え置く公算が大きい。

     好業績が続くが、懸念要因がないわけではない。米国でシェールオイルが増産されれば、原油価格が反落するリスクは残る。原油市況の行方次第で収益拡大にブレーキがかかる可能性もある。