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(株)EMシステムズ【4820】の掲示板 〜2015/04/15

イーエムシステムズ(4820)
投資評価「B」、目標株価 - 円、中小型株・成長株:業種格付け「-」
決算フラッシュ 武藤 重雄/村上 貴史
ネガティブ。診療所向け医科システムの売上不調と販管費増が響き、1~3Q は 54%減益
 2 月 6 日 16:00 に 15/3 期 3Q 決算を発表。1~3Q 売上高は前年同期比横ばいの 78.6 億円、営業利益は 54%減の 4.5 億円。営業利益は通期会社計画(16.7 億円、前期比横ばい)に対する進捗率は 27%(前年同期は 59%)にとどまっている。例年、4Q(1~3 月)利益が年間で最大となるシステム販売ビジネスだが、それでも通期会社利益計画へのハードルは高く、ネガティブ印象を持つ。
売上高が横ばいにとどまる中、大幅減益となった主因は、販管費が前期比 13%(4.4 億円)増加したため。2013 年 9 月から連結した子会社ユニコンの人件費増(約 2 億円)や、医科システム梃入れのための単体人員増が重石となった。
 主要な区分別売上高は次の通り。(1)主力の調剤薬局向けシステムは前年同期比 5%減の 51 億円。自社システム更新需要ピークアウトが減収の主因。ただし会社計画に対する下振れは約1億円にとどまったもよう。(2)診療所向けの医科システムは33%増の7.9億円。2013 年 9 月から連結した子会社ユニコンの寄与で増収だが、販売件数の未達により売上高は会社計画を大きく(約 7 億円)下回ったとのこと。その背景は消費増税後のシステム投資意欲減、代理店販売施策の遅れなど。(3)サプライは 4%減の 12.3 億円、
(4)保守サービスはユニコンの連結寄与等で 42%増の 5.4 億円、となった。3Q 決算説明会の予定はない。