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ガンホー・オンライン・エンターテイメント(株)【3765】の掲示板 〜2015/04/15

>>108656

遅ればせながら回答させてください。
TOB発表を株主総会の直後とした理由については、三つ考えられます。

一つ目は、驚異的な急伸を続ける株価と、それに続く株式分割による暴騰に対して、一定のブレーキをかける目的。
二つ目は、例えば、3月18日にTOB発表をしたとして、直後に行われる株主総会で森下社長が一般株主の混乱を鎮めるよう努めたとしても、結果的に一般株主が求めるレベルでの説明責任は果たせないであろうこと(TOBには必ず他社がかかわっているので、書面以上の内容については言えないことが多いため)。
三つ目は、ガンホー経営陣は短期的な一般株主の混乱を招くことは承知の上で、以後の良好な業績発表(2月度売上発表、1100万DL発表)を続けることで、混乱が早期に自動収束することを期待したこと。

ただ、結果論なのでズルい分析となりますが、実際の市場はガンホー取締役会の想定とは少し異なる反応を示したと思っています。
今回のソフトバンクによるTOBは、連結会計の帳簿上のこととはいえ、ガンホーが米スプリント買収のための穴埋めに充てられたことは明らかで、今後もそのような豪腕に怯えるくらいならば、いっそのこと豪腕を振るう側にシフトしてしまおうと考えた一般株主も多かったのだと思います。
これによる資金移動が、昨日までのソフトバンク上昇、ガンホー下落の流れを作り出したのだと考えます。

閑話休題
現在「市場の信頼を失った」と言っている方は、今回のTOBに関する説明責任が果たされないことについて怒っているのではなく、ガンホーの一般株主がソフトバンクに流入することまで読みきって孫正義氏がTOBを仕掛けた一方で、驚異的な好業績に裏付けされた近年稀に見る分割祭りを期待し(私もその一人ですが)、結果としてとんだピエロを演じてしまったことに対して憤っているのでしょう。