投稿一覧に戻る (株)アイスタイル【3660】の掲示板 2022/11/05〜2022/11/07 482 うに 強く売りたい 2022年11月7日 02:03 私がアイスタイルを空売りする理由は決算のごまかしが上手いからです。 今回のアマゾンの提携もですが、22年通期の資料の冒頭でも画像のように各事業が好調なように見せながら結局は営業益−4億。 売上高は足すとちゃんと連結の業績になるのに、このページの数字からは営業益はならないんですよ。 では何が赤字要因なのかというと「全社費用」です。 ごまかしてると言ってもちゃんと資料(しかし超後ろの14ページ)に書いてありますが、1Qから4Qで1,501百万円かかっています。これを足すとちょうど上記の−4億と辻褄が合います。 21年通期では1,471百万円、アイスタイルのような企業にはかなり重いコストです。 違った切り口としては、 先日の第三者割当増資の資料の中に調達資金の使途の項目があります。 今回の資金調達にはキャッシュが行き詰まりそうであった同社の10月の50億の返済と、11月以降の22億の返済に充てる予定で、これ以外の資金は今後5年にテクノロジー投資に110億円と記載があります。 ここの記述に切実さが垣間見えまして、近年のソフトウェア開発への投資額は、2021年に16億、22年にも16億とあり、年間投資額5年分を想定し85億(年間17億x5年)、追加投資に46億とのことです。 今期1Qの決算を見てみても販売管理費では前年同期比で5%ほど上がっていますね、、なかなかに厳しい収益構造です。 また、すでにIT業界の決算からは顕在化しつつある広告費減(特に景気敏感セクターである化粧品業界の売上減に伴う広告費減少は大きいと考えます)や、SNSによる個人発信やDtoC等、新しいマーケティングの形がここ数年で確立しつつある中で、従来のようにアイスタイルにかける企業の宣伝費はそこまで大きいものでしょうか? Beauty Service事業での貢献を考えても現時点での利益率3.8%の事業がアマゾンによって爆発的な利益になりますでしょうか? 加え、希薄化のためこれまでのEPSを維持するなら倍の利益を稼ぐ必要があります。 それぞれの事業で稼いだ利益を簡単に食い潰すほどのコストが毎年かかっている以上、たった2億の黒字化バンザイ!で喜んでいる場合ではなく(しかも2Qは3億のプロモ程度で赤字)、現在の収益構造自体を脱却しない限り、今後の同社の成長は難しいように私の目には映ります。 そう思う12 そう思わない46 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 証券取引等監視委員会に情報提供する ツイート 投稿一覧に戻る
うに 強く売りたい 2022年11月7日 02:03
私がアイスタイルを空売りする理由は決算のごまかしが上手いからです。
今回のアマゾンの提携もですが、22年通期の資料の冒頭でも画像のように各事業が好調なように見せながら結局は営業益−4億。
売上高は足すとちゃんと連結の業績になるのに、このページの数字からは営業益はならないんですよ。
では何が赤字要因なのかというと「全社費用」です。
ごまかしてると言ってもちゃんと資料(しかし超後ろの14ページ)に書いてありますが、1Qから4Qで1,501百万円かかっています。これを足すとちょうど上記の−4億と辻褄が合います。
21年通期では1,471百万円、アイスタイルのような企業にはかなり重いコストです。
違った切り口としては、
先日の第三者割当増資の資料の中に調達資金の使途の項目があります。
今回の資金調達にはキャッシュが行き詰まりそうであった同社の10月の50億の返済と、11月以降の22億の返済に充てる予定で、これ以外の資金は今後5年にテクノロジー投資に110億円と記載があります。
ここの記述に切実さが垣間見えまして、近年のソフトウェア開発への投資額は、2021年に16億、22年にも16億とあり、年間投資額5年分を想定し85億(年間17億x5年)、追加投資に46億とのことです。
今期1Qの決算を見てみても販売管理費では前年同期比で5%ほど上がっていますね、、なかなかに厳しい収益構造です。
また、すでにIT業界の決算からは顕在化しつつある広告費減(特に景気敏感セクターである化粧品業界の売上減に伴う広告費減少は大きいと考えます)や、SNSによる個人発信やDtoC等、新しいマーケティングの形がここ数年で確立しつつある中で、従来のようにアイスタイルにかける企業の宣伝費はそこまで大きいものでしょうか?
Beauty Service事業での貢献を考えても現時点での利益率3.8%の事業がアマゾンによって爆発的な利益になりますでしょうか?
加え、希薄化のためこれまでのEPSを維持するなら倍の利益を稼ぐ必要があります。
それぞれの事業で稼いだ利益を簡単に食い潰すほどのコストが毎年かかっている以上、たった2億の黒字化バンザイ!で喜んでいる場合ではなく(しかも2Qは3億のプロモ程度で赤字)、現在の収益構造自体を脱却しない限り、今後の同社の成長は難しいように私の目には映ります。