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(株)セブン&アイ・ホールディングス【3382】の掲示板 2019/03/29〜2019/04/08

コンビニでの食品ロスはどれくらいなのか
フードロスの問題が話題になると、消費期限切れによる廃棄や、売り損じを防ぐための過剰発注、恵方巻きの例のような季節性商品の過剰販売などがあがるので、コンビニでどれくらいの食品ロスが発生しているのかを見てみます。

セブンイレブンは報告書ライブラリーの中に環境に対しての取り組みの資料が載っています。ただ、最近の報告書では廃棄物のリサイクル率についての言及になっていて、量については少なくとも分かりやすい形では載っていないです。なので昔のデータですが2005年環境報告書には載っていて、生ゴミの量が1日1店舗平均(23区内844店舗の平均)で14.7㎏となっています。

いまの店舗数20,286と365日で単純に計算すると、108,845トンになります

環境省のスーパー及びコンビニエンスストアにおける食品廃棄物の発生量、発生抑制等に関する公表情報の概要(PDF)に他のコンビニのデータも載っていて、

ローソンが1日1店舗平均で15.2kg、ファミリーマートが15.9㎏

同様に現在の店舗数で計算するとローソンが72,740トン、ファミリーマートが100,006トンになり、3社合わせて281,590トンです。

日本のフードロス全体の621万トンの4.5%を3社のコンビニが占めている計算になります。

このように廃棄物量上位企業で事業系で発生したフードロス全体の22〜30%、コンビニ3社で8.3%を占めています。もちろん多いのですが、逆にいうと残りは他の会社が要因なので、それぞれの会社が食品廃棄・フードロスを減らそうとする意味は十分ありそうですね。