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(株)ディー・エヌ・エー【2432】の掲示板 2017/03/11〜2017/03/16

●キュレーション事業とは何か、に対する明確な答えを持たずに事業参入したDeNA

 第三者委員会はDeNAのキュレーション事業について、「キュレーション事業が一体どのようなものであるのか、キュレーション事業をどのようなものにしようと考えていたのか、キュレーション事業によって何をしたかったのかが極めて曖昧で不明確なまま、もっぱらその収益性にのみ着目し、キュレーション事業に参入してしまった」と分析。こうした曖昧さが原因となってリスク回避が行えなかったのではないかとしている。

●再開にむけて

 第三者委員会はDeNAが今後仮にキュレーション事業を再開するとした場合、少なくとも十分に検討を行った上で適切に遂行することを望むと5つの項目をあげた。
・(1)キュレーション事業について、適切な定義付けを行って、読者や社会にどのような価値を提供するのかを明確にすべきである。
・(2)情報発信における責任を誰が持つのかということを正しく理解すべきである。
・(3)キュレーション事業の本質的な前提といえる、オリジナルコンテンツの作成者に対し、その権利を侵害したり、不信感や不快感を与えることを防止又は排除することはもとより、オリジナルコンテンツの作成者がメリットを享受できるような互恵の仕組みを確立させるべきである。
・(4)仮に外部者に執筆を委託するのであれば、その者に求めることと求めるべきではないことを適切かつ明確に定めるべきである。これらのことを真摯に行うことによって、読者に不正確又は不適切な情報が提供されないことを担保すべきである。
・(5)DeNA がキュレーション事業により自らの利益の獲得のみに走るのではなく、社会全体に意義ある価値をも提供しているといった認識と評価を各方面にもってもらえるよう、絶えず謙虚に事業遂行していく気持ちを全員が持ち続けることが必要であると考えるものである。
 DeNAは第三者委員会からの調査報告を受け、3月13日夕方から都内で会見を行う予定。会見はYouTubeでも中継される。