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(株)DNAチップ研究所【2397】の掲示板 2024/03/28〜2024/05/07

https://www.nhk.jp/p/kyonokenko/ts/83KL2X1J32/episode/te/WXMW5XYZZQ/#article

肺がんの治療においては、現在、9つの遺伝子型に対する分子標的薬があります。肺がん患者の約4割がこれらの遺伝子型のいずれかに当てはまるとされています。
このうち最も多いのがEGFR型です。EGFR型の肺がんの手術後に、ある分子標的薬(※後述のオシメルチニブ)を使うと、手術による効果がさらに高まって、生存率が上がることがわかり、2022年に新しい治療法として承認されました。

遺伝子型を調べる検査
遺伝子型の種類は、がんの組織を採取して「がん遺伝子検査」によって調べます。組織を採取するには、いくつかの方法があります。手術で摘出した組織を調べるほか、手術をしない場合や手術を行うかどうか決まっていない場合は、口や鼻から気管支鏡を入れたり、体の外から針を刺したりして、がんの組織を採取します。

さまざまながんに関わる数百種類の遺伝子型を一度に調べることができる「がん遺伝子パネル検査」を行うことが多く、最近では、肺がんに特化した「肺がんコンパクトパネル検査」も登場しています。
9つの遺伝子型すべてについて調べるかどうかは、治療方針やがん遺伝子検査の方法によって異なります。手術の対象とならない「進行がん」の場合は、基本的に9つの遺伝子型すべてを調べ、いずれかの遺伝子型に当てはまれば、それに対する分子標的薬で治療を行います。

リンパ節への転移がない「早期がん」の場合は、薬を使わずに手術のみで治療するため、がん遺伝子検査は行いません。リンパ節への転移があるものの手術が行える「比較的早期のがん」の場合は、採取した組織の遺伝子型がEGFR型かどうかを確認することが強く推奨されています。