カードローンカタログ カードローン比較におすすめ

消費者金融とは? 銀行との違いやデメリットをわかりやすく解説

消費者金融とは? 銀行との違いやデメリットをわかりやすく解説

急な出費でお金を借りたいときに便利な消費者金融。利用を考えているものの、消費者金融には少し怖いイメージがあったり、無理な取り立てが行われるのではないかと不安に感じたりしている人も少なくないはずです。
今回は消費者金融について、混同されがちな闇金・銀行カードローンとの違いや、利用するメリット・デメリットを解説します。

1級FP技能士/内山FP総合事務所代表

監修者内山貴博外部サイト

証券会社勤務を経て2006年に独立。現在はライフプラン作成業務を中心に、セミナー・執筆・FP資格対策など幅広い活動を行っている。また、「FPとしてできることは何でも挑戦」することをモットーに、企業の経営サポートやグローバル展開など得意分野は多岐に渡る。

元銀行員/mybest 金融サービス情報コンテンツ担当

制作者大島凱斗

元銀行員として、法人顧客の経営支援・融資商品の提案、個人顧客の資産運用相談業務を担当。現在は日本最大級の商品比較サービスmybestにて金融・サービス商材の情報提供コンテンツを統括している。

当サイト内の記事内容はユーザー視点で公正に作成されております。詳しくは掲載方針・ポリシーをご覧ください。

消費者金融とは? 

まずは、消費者金融とは何かをわかりやすく解説します。

消費者金融は個人向けに小口融資をおこなう貸金業者のこと

消費者金融は個人向けに小口融資をおこなう貸金業者のこと

出典元:Getty Images

消費者金融とは、個人に対して融資を行っている貸金業者のこと。代表的な消費者金融として、アイフル・アコム・プロミス・レイクなどが挙げられます。

消費者金融は、借入れまでのスピードが早いのが特徴です。金利は銀行での借入れに比べて高めなものの、一定期間の利息負担がゼロになる無利息期間を設けているところもあります。すぐにお金を借りたい人は、消費者金融を検討しましょう。

ほかに個人向け融資を行っている業者には、銀行・信販会社があります。銀行の特徴は、消費者金融と比べて金利は低めな一方、審査から借入れまでに時間がかかる傾向にあること。また、審査がやや厳しい特徴もあるので、借入れまでに余裕があって収入が安定している人に向いています。

信販会社とは、クレジットカードなど、一時的に立て替えた商品代金をあとから請求する事業を行う会社のこと。カードローンを取り扱っており、消費者金融に近い感覚で利用できるでしょう。ただし、消費者金融よりも審査には時間がかかることが多く、金利はほとんど同水準です。すでに検討している信販会社がある場合を除いて、消費者金融優先で借入先を探しても問題ないでしょう。

消費者金融と闇金の違い

闇金と消費者金融の違い

出典元:Getty Images

消費者金融と闇金の違いは、貸金業登録をしているかどうかです。貸金業を営むには、貸金業法に基づいて金融庁の許可を得て、事業者として登録する必要があります。

消費者金融は、金融庁の許可を得て営業しています。貸金業法によって最高金利は20%までと決められているため、消費者金融が法外な金利で貸付を行うことはありません。

一方で、許可を得ず違法な営業をしているのが闇金。闇金は法律が適用されていないので、高い金利は法外に高く、取り立ても強引なケースがあるので注意が必要です。

貸金業者として登録されているかどうかは、金融庁の「登録貸金業者情報検索入力ページ」(外部サイト)で確認できます。名前を聞いたことのない業者を検討しているのであれば、借入れ前に検索してみましょう

消費者金融は借りたら終わり? 

消費者金融は借りたら終わり? 

出典元:Getty Images

現在の消費者金融は、決して怖いサービスではありません。一度借りるだけで今後が暗くなるわけではなく、計画的に利用すれば便利なサービスです。

消費者金融があまり良いイメージを持たれないのは、かつて消費者金融がサラ金といわれていた時代と関係があります。昔のサラ金は高金利で貸し付けを行い、悪徳な取り立てで債務者を追い込んでいました。しかし、2010年に改正した貸金業法が施行されてからは、生活を困窮させる貸し付けに対して規制がかかっています

貸金業法の改正の際には、金利の上限や、貸金業者が貸し付けられる上限額を定めた総量規制が設定されました。また、取り立て方法にも規制がかかっています。それ以降、消費者金融は国が決めた法律のもとで業務を行うようになり、ほとんどが大手金融機関の傘下に入ったことも含めて、現在は安心して利用できるサービスとなっています。

ただし、期日どおりに返済することは重要です。返済が滞ると、返済期日の翌日から遅延損害金が発生します。そのうえ返済できない状態が続くと、督促状が届いたり、最悪の場合差し押さえによる債務整理が必要になったりすることも。安心して利用できるサービスとはいえ、計画的に利用してください。

1級FP技能士/内山FP総合事務所代表

内山貴博

業法改正前は総量規制がなかったこともあり、過度な貸付を行う業者も見受けられました。結果、返済が困難になる人が多く、借金を苦に消費者金融に立てこもる犯罪が起きたことも。

現在は借りる側に配慮した制度となっていますが、それでも借入れはその後きちんと返済することが条件です。しっかりと計画を立てたうえで利用してください。

消費者金融の特徴は? 利用するメリット・デメリット

消費者金融を利用するメリット・デメリットは、それぞれ2つあります。

メリット1:最短即日で利用可能

メリット1:最短即日で利用可能

出典元:Getty Images

消費者金融を利用するメリットは、最短で即日融資が受けられることです。インターネット申込み、または無人契約機・店頭窓口で契約手続きをすれば最短30分で審査が完了し、当日中にお金を借りられます。

また、一度契約すれば夜間でもインターネットで24時間借入れが可能。入院費や冠婚葬祭など急を要する入り用にも柔軟に対応できるでしょう。

※夜間や土日祝日など、申込みの時間帯によっては即日融資を受けられない場合があります。

メリット2:初回利用なら無利息サービスが使えることも

メリット2:初回利用なら無利息サービスが使えることも

出典元:Getty Images

消費者金融によっては、はじめての利用であれば一定期間利息がかからない無利息サービスがついていることがあります。無利息期間中に完済できれば、利息なしで利用することが可能です。

すぐに返済できるめどが立っている場合には、無利息期間がある消費者金融を利用するメリットが大きいといえます。消費者金融での借入れを検討しているなら、申込み前に無利息期間があるか確認するとよいでしょう。

1級FP技能士/内山FP総合事務所代表

内山貴博

一般的に、無利息期間サービスは初めての借入れの人が対象となります。再契約して同じ消費者金融でもう一度無利息期間の恩恵を受けることはできないので、注意してください。

デメリット1:比較的高い金利が設定されている

デメリット1:比較的高い金利が設定されている

出典元:Getty Images

消費者金融のデメリットは、銀行カードローンに比べると金利が高く設定されていることです。

最高金利の相場は、銀行カードローンが14~15%程度で、消費者金融は18%ほど。両者の差は4%ほどで、50万円を1年間借りたときの利息で比較すると、消費者金融のほうが2万円ほど負担が大きくなります。

金利にこだわって選ぶのであれば、消費者金融ではなく銀行系カードローンを利用するほうがお得といえるでしょう。

デメリット2:借入れできる金額に上限がある

デメリット2:借入れできる金額に上限がある

出典元:Getty Images

消費者金融の借入限度額は、貸金業法が定める総量規制によって最大で年収の3分の1までと決まっています。消費者金融側の貸し過ぎ・債務者側の借り過ぎを防ぐためです。

年収の3分の1のラインには、カードローンやクレジットカードのキャッシング枠など、すでに契約している借入れが含まれます。例えば年収が300万の場合、最大で借りられるのは100万円まで。すでに他社で70万円の借入をしていたら、新規契約の際には残りの30万までしか借りられません。

また、総量規制はあくまで上限であり、実際の利用限度額は年収など個人の返済能力に応じて決められます。そのため、常に総量規制ギリギリまで借りられるとは限らない点に注意してください。

なお、銀行カードローンには総量規制が適用されないものの、独自の審査基準で規制をかけているところがほとんど。独自の審査基準はほぼ総量規制と同じ水準に設定されているといわれており、銀行から借りる際も、いくらでも借りられるわけではない点に気をつけましょう。

消費者金融を利用するときの注意点

消費者金融を利用するときの注意点

出典元:Getty Images

消費者金融での延滞が続くと信用情報が傷つき、住宅ローンやマイカーローンなど、ほかの借入れができなくなるリスクがあります。信用情報は金融機関同士で共有されているため、他社でも新規申込みの際には厳しく審査されることに。カードローンの延滞が、将来的な資金計画にまで影響してしまうことは覚えておいてください。

また、繰り返しになりますが、消費者金融は銀行カードローンに比べると金利が高い傾向にあり、中長期での借入れでは返済総額が大きくなってしまいます。返済が滞ると遅延損害金が発生し、最終的には法的措置に発展する点にも注意しましょう。

消費者金融は、法整備が進んで安心して利用できるサービスになったとはいえ、計画的に利用することが大切です。返済シミュレーションを行い、自分が返済できる範囲で必要最低限の金額だけ借りることを心がけてください。

自分にあった借入先を探しましょう

消費者金融での申込みを検討している人は、以下のページをチェックしてみてください。各社の商品を詳細な特徴とともに紹介しているので、自分にぴったりな借入先を探せます

また、消費者金融だけでなく銀行・信販会社まで含めた多くの商品を、ランキング形式で紹介したページも用意しています。幅広く検討したい人はあわせて確認してくださいね。

消費者金融から借入先を探す

ランキングからカードローンを探す

提供元:mybest

※本記事に掲載されている情報は2022年08月31日時点のものです。お申込みの際は各社公式サイトに記載の最新の情報を必ずご確認ください。
※本記事の情報は、各ローン会社の提供する個別の商品の内容等を保証するものではありません。また、情報の正確性等についても、これを保証するものではありません。本記事の情報を基に被った一切の損害について、LINEヤフー株式会社は一切の責任を負いません。本記事の情報を営業等に利用すること、第三者への提供目的等で利用すること等を固く禁止します。
※2022年4月の改正民法の施行により、成年年齢が18歳に引き下げられており、記事中における成年・未成年の対象についても変更が生じております。利用条件など各社の求める申込み資格の変更については、事業者ごとに判断が分かれておりますので、お申込みの際は各社の申込みページに記載の最新の情報を必ずご確認ください。

記事一覧を見る
不安や疑問を解決します 初心者向けカードローンを解説 詳しくはこちら