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即日融資・キャッシングしたい人におすすめ! カードローン借入最短ランキング全155商品

最短で即日融資もできるカードローンの最短借入時間ランキング。融資審査の時間が短く、申込みから最短3分で借入可能など、急いでお金を借りたい方におすすめ。無利息期間・在籍確認の有無や、金利、借入条件、利用者のクチコミで消費者金融・銀行のカードローンを比較することができます。専門家による選び方の解説も。 ※借入れまでの時間は審査条件によって変わります

カードローン 借入最短 ランキング

最短即日融資できるカードローンランキング

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財務局(外部サイト)に登録されている事業者様の金融商品を掲載しております。また、掲載している情報はバリューコマース株式会社(外部サイト)を通じて、各社に問い合わせを実施し、情報の正確性を高める以下の取り組みを行っております。
  1. 最短融資や最低金利、閲覧数など各指標で順位を決定
  2. 変更・更新内容の正確性チェック
  3. 掲載情報を更新(事業者様から報酬の有無による順位変更は公開前・公開後問わず、一切行っておりません。)
1件〜30/155※おすすめ商品を除く2024年12月5日更新
  1. 1

    プロミス

    SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
    おすすめポイント
    最高金利が他社よりも低め!
    Web完結だから誰にも知られずに借りたい人も安心
    借入最短
    3分
    金利(実質年率)
    4.50%〜17.80%
    無利息期間
    30日
    詳しく見る

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  2. 2

    SMBCモビット

    三井住友カード株式会社
    おすすめポイント
    簡易審査なら10秒で結果が分かる
    Web完結の申込みなら郵送物・電話無しで利用可能
    借入最短
    15分
    金利(実質年率)
    3.00%〜18.00%
    無利息期間
    詳しく見る

    公式サイトが開きます

  1. 3

    アイフル

    アイフル株式会社
    おすすめポイント
    最短18分融資も可能、原則来店不要
    はじめての人なら最大30日間利息0円
    借入最短
    18分
    金利(実質年率)
    3.00%〜18.00%
    無利息期間
    30日
    詳しく見る

    公式サイトが開きます

  2. 4

    アコム

    アコム株式会社
    おすすめポイント
    Web完結でカードいらず
    Web・ATMなど返済方法が自由に選べる
    借入最短
    20分
    金利(実質年率)
    3.00%〜18.00%
    無利息期間
    30日
    詳しく見る

    公式サイトが開きます

  3. 5

    レイク

    新生フィナンシャル株式会社
    おすすめポイント
    はじめてなら60日間利息0円!
    お申込み後最短15秒で審査結果を表示!
    借入最短
    25分
    金利(実質年率)
    4.50%〜18.00%
    無利息期間
    60日
    詳しく見る

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  4. 6

    キャネット ローン

    株式会社キャネット
    4.0
    1
    借入最短
    30分
    金利(実質年率)
    15.00%〜20.00%
    無利息期間
  5. 7

    auじぶん銀行カードローン

    auじぶん銀行株式会社
    借入最短
    1日
    金利(実質年率)
    1.48%〜17.50%
    無利息期間
    詳しく見る

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  6. 借入最短
    1日
    金利(実質年率)
    1.40%〜14.60%
    無利息期間
    詳しく見る

    公式サイトが開きます

  7. 7

    三井住友銀行 カードローン

    株式会社三井住友銀行
    おすすめポイント
    Web完結、郵送物なしのカードレスも選べる!
    土日も24時間お申込み可能
    借入最短
    1日
    金利(実質年率)
    1.50%〜14.50%
    無利息期間
    詳しく見る

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  8. 7

    JCB CARD LOAN FAITH

    株式会社ジェーシービー
    おすすめポイント
    年利1.30~12.50%と低金利!
    全国のATM利用可能!月3回まで手数料無料!
    借入最短
    1日
    金利(実質年率)
    1.30%〜12.50%
    無利息期間
    詳しく見る

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  9. 7

    みずほ銀行カードローン

    株式会社みずほ銀行
    おすすめポイント
    ATM時間外手数料0円。最大ご利用限度額800万円
    金利年2.0%~14.0%で安心
    借入最短
    1日
    金利(実質年率)
    2.00%〜14.00%
    無利息期間
    詳しく見る

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  10. 7

    横浜銀行カードローン

    株式会社横浜銀行
    おすすめポイント
    ご利用可能限度額は最大1,000万円まで!
    他のローンなどをおまとめすることが可能!
    借入最短
    1日
    金利(実質年率)
    1.50%〜14.60%
    無利息期間
    詳しく見る

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  11. 7

    ダイレクトワン

    ダイレクトワン株式会社
    借入最短
    1日
    金利(実質年率)
    4.90%〜18.00%
    無利息期間
    55日
  12. 借入最短
    1日
    金利(実質年率)
    3.00%〜17.50%
    無利息期間
  13. 借入最短
    1日
    金利(実質年率)
    1.90%〜14.95%
    無利息期間
  14. 7

    ローンカード『e』

    株式会社オーシー
    借入最短
    1日
    金利(実質年率)
    9.00%〜16.80%
    無利息期間
  15. 借入最短
    1日
    金利(実質年率)
    2.00%〜14.50%
    無利息期間
  16. 7

    dスマホローン

    株式会社NTTドコモ
    借入最短
    1日
    金利(実質年率)
    3.90%〜17.90%
    無利息期間
  17. 7

    かりかえMAX

    アイフル株式会社
    5.0
    1
    借入最短
    1日
    金利(実質年率)
    3.00%〜17.50%
    無利息期間
  18. 7

    natura

    株式会社オーシー
    3.7
    4
    借入最短
    1日
    金利(実質年率)
    9.00%〜17.80%
    無利息期間
  19. 7

    VIPローンカード

    オリックス・クレジット株式会社
    借入最短
    1日
    金利(実質年率)
    1.70%〜17.80%
    無利息期間
  20. 22

    セブン銀行 ローンサービス

    株式会社セブン銀行
    おすすめポイント
    キャッシュカードが届く前からお取引できる
    全国のセブンイレブンで原則24時間借入可能!
    借入最短
    2日
    金利(実質年率)
    12.00%〜15.00%
    無利息期間
    詳しく見る

    公式サイトが開きます

  21. おすすめポイント
    プライバシー徹底対応!安心して利用できる
    ATM手数料、入会費、年会費0円!
    借入最短
    2日
    金利(実質年率)
    1.50%〜14.80%
    無利息期間
    詳しく見る

    公式サイトが開きます

  22. 22

    ASCA(アスカ)

    株式会社第四北越銀行
    借入最短
    2日
    金利(実質年率)
    1.50%〜14.80%
    無利息期間
  23. 22

    ローンカード「CREST」

    株式会社オリエントコーポレーション
    4.0
    7
    借入最短
    2日
    金利(実質年率)
    4.50%〜18.00%
    無利息期間
  24. 22

    waku waku Smart

    株式会社山梨中央銀行
    借入最短
    2日
    金利(実質年率)
    1.00%〜14.50%
    無利息期間
  25. 22

    スーパークイカ

    株式会社北日本銀行
    借入最短
    2日
    金利(実質年率)
    3.00%〜14.80%
    無利息期間
    30日
  26. 借入最短
    2日
    金利(実質年率)
    1.50%〜14.80%
    無利息期間
  27. 22

    Q-LOAN

    株式会社十六銀行
    3.5
    2
    借入最短
    2日
    金利(実質年率)
    1.60%〜14.60%
    無利息期間
  28. 22

    百五銀行カードローン

    株式会社 百五銀行
    4.3
    6
    借入最短
    2日
    金利(実質年率)
    1.80%〜14.70%
    無利息期間

最短即日融資できるカードローンの選び方

借入最短ランキングはこんな方におすすめ! 

今すぐ借入れしたい! 給料日前の一時的な生活費の補てんとして利用したい方に

即日借入を希望するなら、借入までの時間で比較した「借入最短ランキング」からスピーディーに借りられるカードローンを選びましょう。借入れが早いことが特徴の消費者金融カードローンには、最短3分で借りられるものも。即日融資は金利がやや高くなる傾向にありますが、最初の1カ月は無利息で借入れできる特典がつくものもあるのでチェックしてみましょう

<メリット>
最短3分で簡単に借入れできる。初めてなら無利息で借入れできる特典があるカードローンも。
<デメリット>
金利がやや高くなる傾向にある。

今すぐお金を借りたい人は、即日融資OKなカードローンから検討しましょう

「今日中にどうしても手元に現金が必要」「引き落としに間に合わない」など、すぐにお金を借りたい場合は、1日以内に借りられるカードローンへ申込みましょう

即日融資に対応しているカードローンを探すなら、まずは消費者金融をチェック。カードローンは大きく分けて銀行系と消費者金融系があります。銀行カードローンは、審査時にチェックされる項目が多く時間がかかるので、即日融資を受けられない可能性も。対して、消費者金融は最短3分程度で契約完了できるものがあり、スピーディーな借入れを実現できます。

ただし、即日融資可能なカードローンでも、審査対応時間を過ぎると当日中の借入れはできません。基本的に夜間の申込みは審査対象外に。対応時間は金融機関ごとに異なるため、申込前に調べておきましょう。

最短即日融資ランキングを見る

申込みから借入・返済までの利便性もチェックして

消費者金融のカードローンを最短で契約するなら、Web上で手続きを進めましょう。自動契約機を利用することも可能ですが、移動時間や待ち時間が発生するため、基本的にはスマホで契約を完結するのがおすすめです。ほとんどの消費者金融はWeb完結に対応しています。

申込前に「カードレス」での利用が可能かチェックしてみてください。消費者金融のなかには、スマホアプリがあれば、カードの持ち歩きなしでコンビニATMを利用できるものがあります。急いでいるなら契約後の借りやすさも重要なポイントです。

加えて、普段使っている金融機関のインターネットバンキングで返済できるか、消費者金融の対応状況を確認しておきましょう。スマホでの振込返済ができれば、返済期日当日でもATMへの移動なしで即座に対応可能です。また、口座振替に対応しているなど返済方法が多様であるほど、返済が滞るリスクを下げられるでしょう。

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消費者金融の金利高をカバーできる無利息期間。条件は事前に確認を

消費者金融は、手軽さが魅力である一方、金利の高さがネック。そのため、消費者金融利用の際は、利息が抑えられる「無利息期間」の条件や内容を申込前にチェックしましょう。

無利息期間とは、一定期間利息が0円になる特典のことで、多くの消費者金融で適用されます。無利息期間中に完済できれば無駄な利息負担を避けられるため、とくに短期利用を予定している人は必見です。

ただし、無利息期間の条件や起算日は、金融機関によって異なるので要チェック。条件を「初めての利用」に限定しているのは一般的ですが、カウントがスタートするタイミングは金融機関によって「契約日の翌日」と「初回借入日の翌日」の2パターンにわかれます。借入日起点のほうが、利用タイミングに合わせて無利息の特典を受けられるので活用しやすいでしょう。また、申込方法によって無利息期間が変わるケースもあるので事前に確認しておきましょう。

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最短即日融資できるカードローンで借りる際のよくある疑問

2023年5月18日更新
夜中や休日の申込みでも即日融資は可能ですか?
即日融資に対応していても、夜間の申込みだと翌日扱いになるのが一般的。混雑して審査が遅れることもあるので、夕方までに申込むのがおすすめです。
店舗に行くのは必須ですか?
Web完結なら、借入れまですべて店舗へは行かなくてOK。ただし、カードが手元にほしい場合は、Web申込み後、契約は自動契約機で手続きしてください。
職場への電話確認をなしにできますか?
アイフル・プロミスは原則電話連絡なしと明言しています。ほかの消費者金融でも別の方法で実施してくれる可能性があるので、申込時に相談してみましょう。

最短融資カードローンの解説

即日融資・即日キャッシングとは?

すぐにお金が必要なときに便利な即日融資や即日キャッシングには、どのような方法があるのか、審査はどのくらいで完了するのか、気になっている人も多いでしょう。ここでは、即日融資・即日キャッシングの基本的な情報について詳しく解説します。

クレジットカードによるキャッシングは即日融資できる?

クレジットカードによるキャッシングは、キャッシング枠を設定していれば即日融資に対応しています。カードを発行する際に、すでに借入審査も完了しており、あらためて審査をする必要がないためです。

キャッシング枠を利用して即日融資を受けるときは、ショッピングセンターやコンビニ、駅などに設置されている提携ATMにクレジットカードを差し込み、金額を入力するだけで利用できます。お金を引き出す感覚で借入れが可能であるため、忙しい人でも気軽に利用できるでしょう。

翌日以降の融資になるものの、クレジットカードの会員ページから申請し、指定口座に振込む方法もあります。

クレジットカードのキャッシングで借入れできる金額は、数十万円程度に設定されている場合が多い点が特徴です。消費者金融や銀行系カードローンよりも少ない傾向にあるので、まとまった金額を借入れしたい人には不足と感じるかもしれません。

キャッシング枠を利用して借入れを行うと、ショッピング枠の利用限度額が減少する点に注意が必要です。たとえば、利用限度額の総枠が30万円である場合に、キャッシング枠を20万円利用すると、ショッピング枠は10万円までしか利用できなくなります。日常生活の支払い方法をクレジットカードにまとめている人は、利用限度額が足りなくなることがないよう利用予定額を確認しておきましょう。

クレジットカードにキャッシング枠が設定されているかどうかは、会員専用ページやクレジットカード会社の窓口で確認できる場合があります。キャッシング枠を設定していない場合は、キャッシング枠の追加を申込むか、新しいクレジットカードを発行しなければならないので、審査の時間が1〜2週間ほど必要です。クレジットカード会社により審査に必要な時間は異なるため、各会社に確認してみてください。

なお、即日発行できるクレジットカードもありますが、借入状況や収入によっては審査に時間がかかる場合があるので注意しましょう。

飯田道子
CFP認定者・1級FP技能士/Paradise Wave代表

クレジットカードでキャッシング枠を設定していない場合は、借入れまでに時間がかかる可能性があります。キャッシング枠は一般的なカードローンと同じように審査が必要となるため、即日融資は難しいといえるでしょう。発行時にキャッシング枠はいらないと感じても、カードと一緒に申し込んでおくことが近道になりますよ。

消費者金融と銀行で審査の長さが違う?

消費者金融と銀行では、審査にかかる時間の長さは異なります。それぞれの金融機関で、審査の方法が異なるためです。一般的には、消費者金融のほうが審査が早く済む傾向にあり、申込み後30分から1時間程度で行われる場合が多いと考えられます。

消費者金融では、AIスコアリングと呼ばれる審査方式を採用しているのが一般的です。収入・借入状況・申込情報の各項目を点数化して借入可能額を判断するため、比較的短時間で審査が実施される傾向にあります。

一方で銀行系カードローンの審査は、申込みの翌日以降に完了するケースが一般的です。警察庁のデータベースで申込者の情報を照会する必要があるため、審査時間が長引く傾向にあります。警察庁のデータベースでは、反社会的勢力ではないか確認を行うことが可能です。

また、銀行では、個人への過剰な貸出しを防ぐため慎重に調査することも審査に時間がかかる理由のひとつといえます。銀行での借入れは総量規制の対象外であり、年収3分の1以上の借入れが可能である一方で、利用者が借りすぎないよう独自の審査基準を設けているのが特徴です。銀行では基本的に即日融資は受けられないので、急いでいる人は消費者金融の利用を検討しましょう。

消費者金融の特徴

大手消費者金融では、24時間365日申込みに対応しており、迅速な審査が行われているため、急いでお金を用意したい人におすすめの借入手段です。さらに、保証人を立てる必要がなかったり、少額から借入れができるため、さまざまな場面で便利に活用できるでしょう。ここでは、消費者金融の特徴について具体的に解説します。

飯田道子
CFP認定者・1級FP技能士/Paradise Wave代表

大手消費者金融のなかには無利息期間を設けている会社もあり、銀行よりも金利は高いものの、短期間の借入れなら消費者金融で借りた方が総返済額が低くなります。

審査がスピーディ

消費者金融の特徴は、審査がスピーディに行われる点です。消費者金融では、審査方法としてAIスコアリングシステムを採用しているため、迅速な審査が行われます。

AIスコアリングシステムとは、申込情報を項目別に点数化して審査を行う方式です。利用者の年齢・勤務先・年収・勤続年数・雇用形態・借入額などを点数貸して、借入れの可否や借入可能額を決定しています。年収でいえば、高ければ高いほど収入面の点数も比例して高くなるでしょう。

AIスコアリングシステムでは総合的な評価を確認しているため、特定の項目のみ点数が高くても、ほかの項目の点数が低ければ審査に時間を要する場合があります。

また、審査がスピーディだからといって甘いわけではない点にも注意が必要です。過去に金融事故を起こしていたり、収入額が極端に少なかったりするなど不安要素があると、審査に落ちる可能性は高くなります。

消費者金融では、30分から1時間前後で審査が完了するケースが多く十分に迅速といえますが、急を要する人は消費者金融に電話を入れるとよいでしょう。状況によっては、優先的に審査してもらえる可能性があります。

24時間365日申込可能

大半の消費者金融では、24時間365日借入れの申込みに対応しています。利便性の高さをセールスポイントにしている消費者金融が多く、いつでも手続きができるようWebからも申込みが可能であるためです。

Web申込みが可能な消費者金融であれば、わざわざ店頭や無人契約機に行って申込む必要はありません。手の空いている時間にスマホやパソコンから申込みできるので、就寝前・休憩時間・休日などでも手続きを行えるでしょう。

ただし、消費者金融でも、24時間すべての時間帯で審査に対応しているわけではありません。多くの消費者金融では、審査の実施をおよそ9時から21時までに設定しています。審査にかかる時間も考慮して、審査終了時間の3〜4時間前までには申込みを行うようにすると即日で融資を受けやすくなるでしょう。

なお、審査さえ通過すれば、24時間365日即時振込みに対応している消費者金融もあります。平日夜間や土日祝日も含めて、最短10秒程度で金融機関口座宛てに振込融資が行われるので、より便利に利用できるでしょう。

保証人が不要

消費者金融で借入れをする場合は、保証人は必ずしも必要ではありません。保証人の代わりに、利用者の信用情報や返済能力を慎重に審査したうえで、貸付けを行なっているためです。

保証人とは、借入れをした本人が契約通りに返済できなくなったときに、代わりに返済義務を負う人のこと。保証人を立てることで、貸し手となる金融機関は、融資したお金を回収できず貸し倒れとなるリスクの防止が可能です。保証人を立てる際は、保証人の返済能力も審査されます。

保証人が不要であれば、家族や知人に知られず融資を受けられるでしょう。保証人の返済能力を調査する必要がないため、融資までのスピードが早いのもメリットです。なかには、家族や親族などであっても、保証人の依頼を断られてしまい融資を受けられない人もいますが、消費者金融は利用者本人に返済能力があれば借入れできる可能性があるため、保証人を探す手間も省けます。

ただし、個々の状況によっては、消費者金融から保証人をつけるよう案内されるケースもあるので注意しましょう。多額の融資を申込んだり、過去に債務整理や自己破産をしていたりすると、審査基準を満たしていないとみなされる傾向にあります。基準を満たしていないと、保証人を立てて不足条件をカバーするよう求められる場合があるので、身近な人に相談してみてください。

少額からの借入が可能

消費者金融は、少額からの借入れにも積極的に対応しています。消費者金融では1,000円単位で借入れできるケースが多いため、必要最低限の金額から借入れができ、用途に応じて便利に活用できるでしょう。

少額融資で借入額が少ない分、利息を抑えられて返済の負担が少なく済みます。必要以上にお金を借りなくて済むので、完済までの期間も長引かずに済むでしょう。

たとえば、貸付利率が年率18.0%で、10万円借入れをして3回払いで返済した場合は、総返済額は102,975円です。対して30,000円借入れをして3回払いで返済すると総返済額は30,869円なので、利息だけで2,000円の差が生じます。金額が大きくなるほど利息は高くなり返済期間も長くなるため、あらかじめ必要最低限の借入れのみにしておけば利息を最小限に抑えることが可能です。

飲み会や冠婚葬祭の参列などで急に少額の出費が発生したときや、給料日までに数千円から数万円程度の生活費を借りたいときにも対応しやすいでしょう。

ただし、借入額が少額だからといって、審査がなくなったり甘くなったりするわけではありません。審査を行わずに融資するのは、貸金業法で禁止されています。

即日融資のメリットは?

即日融資は、突然の出費や緊急時でも便利に活用できる点が魅力です。ここでは、即日融資を利用するメリットについて具体的に解説します。

冠婚葬祭など急な出費に対応できる

即日融資のメリットは、冠婚葬祭など予定外の出費でも対応できる点です。申込んだ当日にすぐ借入れができるため、まとまったお金が急遽必要になったときに便利に活用できます。

たとえば、身内や知人が結婚する場合は、ご祝儀を用意する必要があるでしょう。結婚する人との関係性や自分の年齢によっても金額は異なるものの、ご祝儀は3万円から10万円程度を包むのが一般的とされています。

また、身内や知人に不幸があった場合は、葬儀の香典費用が必要です。香典費用も、故人との間柄や自分の年齢によって異なりますが、3,000円から1万円程度の出費が発生します。さらに、葬祭費用を負担するとなると、約50〜200万円程度の費用が発生するでしょう。

普段から冠婚葬祭費を計画的に貯蓄している人もいるものの、予期せぬタイミングで予定が入ったり、立て続けに発生したりする可能性も少なくありません。少額の出費とはいえ、短期間に続けてライフイベントが発生すると出費がかさむため、即日融資を受けられる手段をいくつか用意しておくと安心です。

ただし、申込み後はじめての借入れは、限度額を低く設定している金融機関が多い傾向にあります。多額の融資を受ける必要があるなら、計画的に借入れの計画を立てましょう。

事故や病気などの緊急時に活用できる

即日融資は、事故や病気などの緊急時の出費にも活用できます。

事故や病気の際に発生する修理費や医療費は通常保険でまかなえることが多いものの、保険金の給付までに時間がかかる場合もあるでしょう。状況によっては、労災保険や高額療養費制度なども活用できますが、保険と同じく適用までには数カ月程度要するため、一時的に利用者本人が全額を立て替える必要があります。

事故や病気の発覚時に手元にまとまったお金がなくても、即日融資を利用すれば必要な費用をすぐに用意できるでしょう。

一般的に、保険金の給付にかかる日数は、支払いの要件を確認できる診断書など必要な書類がすべて揃った日を起算して、生命保険であれば1週間前後、自動車保険なら1カ月程度とされています。書類の不足や医療機関などへ確認事項があった場合は、さらに日数がかかるでしょう。通勤中や勤務中に発生した災害に対して適用される労災保険の支給も、1カ月から数カ月程度かかるのが一般的です。

高額療養費制度の適用には、3カ月以上を要します。医療機関から提出される診療報酬明細書の確認が必要なため、すぐに適用してもらうのは難しいのが通常です。そもそも高額療養費制度とは、高額な医療費を支払ったときに払い戻しを受けられる制度であるため、一旦は自己負担する必要が生じます。

不慮の事故や病気では一時的に高額な出費が発生するため、即日融資で対応し、保険金が給付されたら金融機関へ返済するようにすれば、余裕をもって対処できるでしょう。支出は修理費や医療費だけではなく、当面の生活費などもかかるため、即日融資を利用すれば突発的な資金不足にも対応できます。

即日融資のデメリットは?

即日融資は便利であるものの、金利が高く設定されており、気軽に借りてしまう傾向がある点に注意しましょう。ここでは、即日融資のデメリットについて解説します。

金利が高い

銀行が提供する住宅ローンや教育ローンなどと比較して、即日融資は金利が高く設定されている傾向にあるのがデメリットです。金利が高い理由は、融資資金を調達するのにコストがかかる点と、貸し倒れリスク防止のためであると推測できるでしょう。

銀行であれば、個人や企業から預金としてお金を預かっており、預金を資金に別の個人や企業に融資を行います。返済時に金利を得られるため、利益を確保することが可能です。

一方で消費者金融は、融資を行うための資金を銀行から借りているので、返済時に利息もあわせて返さなければいけません。銀行に資金と利息を返済しても利益を確保できるように、利用者の金利が高く設定されています。

また、多くの消費者金融は保証人不要かつ無担保で貸付けを行うため、貸し倒れリスクが高いのも金利が高く設定されている理由です。利用者が返済できなくなったときに、債務を肩代わりしてくれる人や商品がないため、万が一返済が滞っても営業に支障が出ないよう金利を高めに設定しています。

即日融資はすぐにお金を借りられて便利な反面、できるだけ少額を借入れて、短期で返済するのに適しているといえるでしょう。多額の借入れや返済が長期間にわたる場合は、支払利息が高額になるので注意が必要です。

申込み前には、各消費者金融の返済シミュレーションを利用して、計画的な返済プランを立てましょう。場合によっては、目的別ローンや銀行ローンを利用したほうがよい場合もあるため、本当に今すぐお金が必要なのか考えてみてください。

なお、消費者金融によっては無利息期間を設けている場合もあるので、チェックしてみましょう。無利息期間とは利息が発生しない期間を指し、返済金額をすべて元金の返済に充てられます。

無利息期間中になるべく多く返済しておけば、返済の負担を軽減できるでしょう。無利息期間は消費者金融の契約翌日から開始され、30〜60日程度に設定されているケースが多いため、見逃さないようにしましょう。

借り過ぎに注意が必要

即日融資を受けるときは、必要以上にお金を借りすぎないように注意しましょう。即日融資が可能な消費者金融やクレジットカードのキャッシングでは、限度額の範囲内で繰り返し借入れができるため、気軽に借りられると感じるかもしれません。一方で、お金を借りすぎると返済が困難になる可能性が高いので、注意が必要です。

借入額が年収の3分の1を超えている場合は、自力での返済が難しくなる可能性が高いといえます。本来であれば、総量規制に基づき年収の3分の1以上の貸付けは規制されていますが、銀行などは総量規制の対象外であるため、いつの間にか借入総額が膨れ上がっているケースもゼロではありません。(銀行も独自に総量規制に相当する規制を設けています。)

消費者金融の返済を滞納すると遅延損害金が発生し、さらに返済額が大きくなります。金融機関により異なるものの、年率20.0%の遅延損害金がかかる場合が多いでしょう。

一般的に返済が2カ月以上滞ると、信用情報機関に事故情報が登録されてしまい、約5年間は記録が残ってしまいます。今後ほかのローン審査に影響が出る可能性もあるため、住宅ローンや自動車ローンなどが必要になったときに融資を受けられなくなる可能性もあるでしょう。

即日融資は気軽に利用できるものの、本当に借入れする必要があるのかを一度考えてから申込むのが賢明です。場合によっては、副業や質屋の利用などでお金を得られる可能性があるため、借入れる前にほかの手段はないか検討してみてください。

すでに複数の金融機関から融資を受けており、総返済額が膨れ上がっているなら、おまとめローンの利用も視野に入れてみましょう。月々の返済負担額を軽減できたり、支払い総額を抑えられたりするので、適切な返済計画が立てられます。

即日融資を受けるコツは?

即日融資を受けるにはカードローン契約の流れを理解したり、在籍確認なしで契約できる金融機関を選んだりすることが大切です。以下で、即日融資を受けるために押さえておきたいコツを解説します。

カードローン契約の流れを理解する

即日融資を受けるには、カードローン契約がどのような流れで進んでいくかを理解しておきましょう。カードローンの契約申込みから融資が行われるまでのステップは金融機関によって異なり、即日融資が可能なスケジュールになっているところがあったり、時間がかかる手順を踏まなければならないケースが存在したりするからです。

例えばアイフルで融資が行われるまでの流れは、まずアイフルの公式サイトから申込みを行います。氏名・住所・希望限度額・勤務先情報・本人確認書類などを入力したりアップロードしたりしましょう。フォームの入力自体は、5分程度でできる作業です。

そのあと申込時に登録したメールアドレス宛に、最短18分で審査結果が送られます。審査を通過していれば契約完了で、当日中にアイフルの無人店舗や、スマホアプリを使ってセブン銀行ATM・ローソン銀行ATMで借入れができるでしょう。

提出が必要な本人確認書類は運転免許証・マイナンバーカードなどの顔写真付き身分証明証です。利用限度額が50万円を超える場合、またはアイフルの利用限度額と他社からの借入総額が100万円を超えるケースでは、源泉徴収票・確定申告書などの収入証明書の提出が求められます。

即日融資を受けられないスケジュールを設定している金融機関は、申込む際の手順が増える場合が少なくありません。例えば楽天銀行のカードローンを利用するには、公式サイトの申込みフォームを入力して審査が開始されるまではアイフルと同様ですが、勤務先への在籍確認が必要になります。

そのあと本人確認書類・収入証明書の提出が必要になることから、契約までの時間は楽天銀行のほうが長くなるといえるでしょう。審査時間は申込みの状況により異なるものの、数日かかる場合もあるため即日融資は難しいと考えられます。

ほかにも銀行系のカードローンは、審査の際に警察庁のデータベースへ照会をするため原則即日融資はできません。即日融資を受けたいなら、アイフル・プロミス・アコムなどの消費者金融系のカードローンの申込みを検討しましょう。

ちなみに即日融資が可能な金融機関は、おおよそ30分〜1時間で審査結果が出るケースが多く、滞りなく手続きが進めば即日融資を受けることが可能です。例えば上述したアイフルは18分・レイクは25分・アコムは20分(いずれも最短)と公式サイトで明言しています。

即日融資を希望している人は、申込み先の金融機関が即日融資を受けられる流れかどうかを確認してみてください。金融機関の公式サイトで即日融資可能と記載されているかどうかをチェックするだけでも、判断の目安になるといえます。

在籍確認なしで契約できる金融機関を選ぶ

即日融資を実現するには、在籍確認なしで契約できる金融機関を選ぶことも大切です。在籍確認とは、申込み者が申告した勤務先で働いているかをチェックする審査のこと。在籍確認があると金融機関側が勤務先に問い合わせる手間が発生するため、確認なしの場合に比べて時間がかかると理解しておきましょう。

在籍確認があるかどうかは、金融機関によって異なります。例えばアイフル・プロミス・レイクなどの金融機関では、原則在籍確認は行っていません。ただし、返済能力に不安を抱かれた場合は在籍確認が必要になるケースもあります。

在籍確認は一般的に審査が完了する直前に電話連絡で実施されますが、確認前には勤務先に連絡をしてもよいかどうかを尋ねられるため、申込み者の承諾なしに行われることはありません。また電話をかけてくる金融機関の担当者は、企業名ではなく個人名を名乗ります。申込みの件にも触れないので、キャッシングが会社にバレたくない人でもそれほど身構える必要はないでしょう。

ちなみに在籍確認がないといっても、審査がないわけではありません。いかなる借入れであっても金融機関は必ず審査を行います。貸金業法には「返済能力の調査」が規定されており、返済能力を調査せずに貸付を行うのは法律で禁止されているからです。在籍確認がないからといって、審査が緩くなるわけではない点は覚えておきましょう。

Web完結可能なカードローンを選ぶ

最短でカードローンを契約したい場合には、Web上で手続きが完了する金融機関を選びましょう。金融機関によっては無人(自動)契約機を使って申込み手続きができるケースもありますが、移動・待ち時間が生じるので即日融資を希望するならWebでの契約がおすすめです。

即日融資が可能な金融機関には、アイフル・プロミス・レイク・アコムなどがありますが、ほとんどの会社でWeb契約が可能です。例えばアコムのWeb契約は、公式サイトから申込み・必要書類を提出するだけで審査が開始されます。審査が通れば、すぐに公式サイトのマイページ・スマホアプリ・電話で借入れが可能です。

公式サイトだけでなく、スマホアプリからの申込みでも即日融資が可能な金融機関もあります。例えばプロミスのアプリローンは、専用のアプリをダウンロードして申込むことが可能です。氏名・年収・勤務先などの情報入力・書類提出などの契約に必要なフローはすべてアプリで完結できます。

アプリを利用した方法だとそのまま借入れることができるので、Webで契約してアプリをダウンロードするよりも手間がかからないといえるでしょう。アプリには借入残高・返済日などを簡単に確認できる機能もあり、利便性の高さもメリットです。

一方で、無人契約機でも申込み・審査・審査結果回答・契約・カード発行まで行えますが、カード発行以外は基本的にWeb契約と同じ流れ。移動の手間などを考慮するとWeb契約のほうがスムーズだといえるでしょう。

最近はアコムをはじめとして、多くの金融機関がカードなしでも銀行振込やコンビニで借入れが可能です。具体的な借り方などのカードレス機能の詳細は後述する「カードレスで借入れできる金融機関を選ぶ」を参考にしてみてください。

審査受付終了時間まで余裕をもって申し込む

即日融資を受けるためには、金融機関が設定している審査終了受付時間までに余裕をもって申込みをすることも大切です。金融機関は即日審査に対応できる時間が決まっているため、夜遅い時間帯・土日祝日などに申込みをすると即日融資が受けられないケースがあります。

例えばアイフルの審査対応時間は、曜日を問わず9〜21時。終了時間の21時までに申込みが完了していないと、翌営業日以降の審査に回されることがあります。時間内に申込みをしたとしても、必要書類や申告内容に不備が認められると確認に時間がかかり、審査結果が出るのが翌日以降になる場合もあるため、時間には余裕をもたせて申込みを完了させましょう。

申込みを済ませるのは審査受付終了時間の1時間前くらいが目安ですが、審査時間は金融機関によって異なります。審査に1時間ほどかかると公式サイトに明記されていたら、2時間くらい前には申込みをするとよいでしょう。

在籍確認が必要な場合は、就業後の夜間に申込むと当日中の在籍確認ができずに即日融資が受けられないケースがあります。在籍確認の有無は審査過程で確定するので、万が一を考えてできるだけ早めに申込むと万全です。

審査に通過して借入れができる状態になっても、金融機関の振込可能時間外だと即日融資ができないケースもあります。例えば、アイフルでは三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行など全国約1,200の金融機関で24時間365日の振込みが可能ですが、対応していない金融機関もあるため自分の口座の振込可能時間を確認しておくとよいでしょう。

また数十分で審査ができると明言している金融機関でも、申込者が多数いて混雑しているような状況だと、審査の順番が来ないまま翌日に回される可能性も考えられます。可能なかぎり申込みを早めれば、即日融資が受けられる確率は高まるといえるでしょう。

コールセンターに急いでいる旨を電話する

即日融資を希望している場合は、金融機関のコールセンターに急いで借入れしたい旨を電話すると優先的に審査を行ってもらえるケースがあります。審査は基本的に申込順ですが、コールセンターに相談すると順番を繰り上げてもらえる可能性があるからです。

例えばSMBCモビットでは、Web申込みを行ったあとにコールセンター(0120-03-5000:受付時間9〜21時)に電話をかけて急ぎの借入れである旨を伝えれば、審査が優先される可能性があります。

即日融資を希望していることを相談する際には、何時までに融資して欲しいと具体的に伝えるとよいでしょう。申込前に「即日融資を受けたいのですが、本日中に契約して借入れは可能でしょうか」と聞いてみると、即日融資の可否や当日中に借入れるための手順などを案内してくれる可能性も考えられます。

ただし、必ずしも優先的に対応してもらえるわけではない点は理解しておきましょう。上述した審査受付終了時間と同様に、時間に余裕をもって問い合わせてみることが重要です。受付終了までの時間が長ければ、優先的に審査されなくても即日融資が間に合うケースもあるでしょう。

借入希望金額をなるべく少額に設定する

即日融資を受けやすくするには、借入希望金額をなるべく少額に設定することも有効です。一般的に、カードローンは希望する金額が少ないほど審査に通る可能性が高まります。

借入希望金額はあくまで希望額ですが、必要以上に高くすると返済能力を不安視されて審査が厳しくなる場合も。仮に10万円を借入れたいのであれば、それ以上の希望額は設定しないほうが無難です。

借入希望金額が金融機関で設定されている金額を超えると収入証明書などが必要になり、用意に時間がかかって即日融資が受けられないケースもあります。例えばプロミスでは即日審査が可能ですが、借入希望金額が50万円を超えたり、借入希望額と他社の利用残高の合計が100万円を超えたり、申込む際の年齢が19歳以下だったりすると収入証明書類の提出が必須です。

収入証明書類は源泉徴収票・確定申告書・税額通知書・所得証明書(いずれも最新のもの)・給与明細書直近2カ月分に加えて賞与証明書直近1年分のうち1点の提出が求められます。紛失して再発行が必要だったり取り寄せる手続きをしなければいけなかったりと、すぐに用意できない場合もあるでしょう。

収入証明書類が必要なケースは、書類の要らない50万円以下の審査と比べて提出した書類を確認する時間が長くなり、即日融資が受けられる可能性が低くなることが懸念されます。

ちなみに、借入希望金額がいくら低くても総量規制に抵触すると借入れはできません。総量規制とは年収の3分の1を超える貸付が禁止されていることで、貸金業法で定められています。例えば年収300万円の人は、原則として100万円以上の借入れは不可能です。

仮に他社での借入残高がすでに100万円ある場合、借入希望金額が1万円でも総量規制に抵触するため、借入れはできない点を理解しておきましょう。総量規制については、後述する「収入額と総量規制を理解する」で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

夕方や連休前をなるべく避ける

夕方や連休前をなるべく避けて申込みをすることも、即日融資を受けやすくするコツです。上記のような申込みが混み合う時間帯を避ければ、スムーズに審査が行われる可能性が高まるでしょう。

一般的に夕方は仕事が終わるくらいの時間帯のため、カードローンの申込者が増加して審査の順番待ちが多くなりがちです。上述したように在籍確認の必要が生じた場合は、夕方以降だと金融機関側が勤め先と連絡が取れずに審査が滞ってしまうケースも考えられます。

連休前も同様で、とくにゴールデンウィーク・お盆休み・年末年始の大型連休は帰省・レジャー目的などの様々な出費が増えるため、カードローンの申込みが増える傾向です。ほかには契約ができても金融機関が連休中だと振込みに対応しておらず、借入れができない場合も考えられるでしょう。

カードローンの申込みは公式サイトやスマホアプリで完結できるケースが多いので、夕方以降の時間帯は避けて出勤前・昼休みなどの早めの時間に済ませておくことがおすすめです。連休前にまとまった出費が想定される場合は、審査が連休にかからないような週の序盤〜中盤に契約が完了できるスケジュールを組むとよいでしょう。

即日融資が可能な金融機関であっても、審査に対応しきれなければ当日中の借入れができない可能性も十分考えられます。混雑の可能性があるなら、2〜3日前には契約が完了するように進めておくと万全です。

カードレスで借入できる金融機関を選ぶ

即日融資を受けたい場合は、カードレスで借入れできる金融機関を選びましょう。カードレスとは、借入れ・返済に使う専用カードを使用せずにキャッシング機能を利用できるサービスのこと。カードの発行・発送を待つ時間がないため、契約完了後すぐに借入れができます。

例えばアイフルでは、銀行振込と提携ATMでカードレスサービスが利用可能です。銀行振込は、スマホアプリまたは専用ダイヤル(0120-109-437:平日9〜18時)から借入れができます。

提携ATMのセブン銀行・ローソン銀行でも、スマホアプリを利用した借入れが可能です。セブン銀行ならアプリにログインして「スマホATMで借りる」を選択します。セブン銀行ATMで「引出し・預入れ・クレジット取引など」「スマートフォン」と操作を進めていくとQRコードが画面に表示されたらアプリで読み取りましょう。表示された企業番号をATM取引画面で入力して暗証番号を入れ、取引金額を入力すれば完了です。

ローソン銀行の場合はアプリにログインして「融資」を選択し、ローソン銀行のATMで「スマートフォンでの取り引き」を選びましょう。以後の手順はセブン銀行と同様です。ただしATMの手数料がかかることと、スマホと連携して入出金ができるスマホATMでないと借入れができない点には注意が必要です。

一方で銀行振込での借入れは銀行口座の登録が必須で、本人確認書類・銀行口座がわかる通帳またはキャッシュカードの提出が必要なため、登録に手間取ると即日融資が間に合わないケースがあります。金融機関を選ぶ際は、上述したATMでスマホアプリを使って借入れができるところを選ぶと、即日融資が受けられる可能性が高くなるでしょう。

ちなみにカードレスサービスのメリットは即日融資がスムーズに行えるだけでなく、借入・返済の際にカードをいちいち持ち歩く手間がかからない点が挙げられます。カードを紛失して個人情報が流出するリスクも防ぐことが可能です。

自宅にカードが送付されないので、家族にカードローンの利用を知られる可能性が少なくなることも利点だといえるでしょう。カードを取り出さずに借入れができるため、周囲の人にローンカードを使っているかがわかりにくい点もメリットです。

飯田道子
CFP認定者・1級FP技能士/Paradise Wave代表

カードレス・Web完結は、忙しい人や消費者金融等の店頭に出向けない人にとってメリットのある借入方法といえます。ただ、自営業者やフリーランスなどで、書類の金額の説明を直接したい人やこれからの収入の見込や使い道などを相談したい人は、対面で申し込んだ方がスムーズでしょう。

即日融資の審査に失敗しない方法は?

即日融資の審査を通過するには、自身の借入条件を確認したり収入額と総量規制の関係を理解しておいたりすることが重要です。以下で、即日融資の審査を失敗しないために押さえておきたいポイントや注意点を解説します。

飯田道子
CFP認定者・1級FP技能士/Paradise Wave代表

急いで借入れを行いたい場合は、必要な書類を過不足なく揃え、記入漏れや記入ミスも無いようしっかり確認しておきましょう。不足や記入漏れがあると再度用意する手間がかかり、即日融資ができない恐れがありますよ。

年齢・収入・在籍期間など借入条件を確認する

即日融資の審査に失敗しないためには、自分の年齢・収入・勤め先の在籍期間などが金融機関が求める借入条件を満たしているか確認しましょう。これらの条件を属性といい、属性から安定した返済能力がないと判断されてしまうと審査に通過できません。

属性にはほかにも職業・雇用形態・家族構成・住居の状況などが挙げられます。属性のなかで一般的に重要視される傾向にあるのは、年収・勤務先・雇用形態・勤続年数です。

年収なら、高いほどスコアは高くなります。勤務先なら事業規模が大きい会社に勤めていたり、安定して何十年も経営している企業や公務員などの倒産・解雇の可能性が低い企業・職業だったりするほど、安定した支払い能力があるとみなされて有利に働く傾向です。

雇用形態は収入の変動が激しいフリーランス・個人事業主・非正規雇用よりも正規雇用(正社員)のほうが審査が通りやすくなるといえるでしょう。勤続年数は、長いほど定期的な収入が安定してあると判断される可能性が高まります。

年齢なら20歳未満の方は貸付対象になっていないケースが多く、高齢であるほど長期的に返済を続ける能力が低いと評価されるケースも。家族構成は同居人数(扶養家族)が多いとそれだけ生活費がかかると見られるので、審査は厳しくなりやすいといえるでしょう。住宅状況は持ち家の人は資産があると考えられることから、審査に有利になる可能性もあります。

ただし、借入条件(属性)が優秀でも、必ず審査に通るわけではない点に注意が必要です。審査では上記の属性に加えて、後述する総量規制や信用情報もあわせて総合的に判断されます。あくまでも審査項目のひとつにすぎないと把握しておきましょう。

例えば年収が1,000万円でも、他社からの借入金額が333万円以上あれば年収の3分の1を借入れしているため、総量規制により借入れはできません。過去にカードローン・月賦の遅延・滞納があるなど、信用情報が傷ついていると判断されて審査に通りにくくなるケースもあります。

金融機関は基本的に審査の基準や内容は公開していませんが、属性が審査の行方を左右するポイントなのは間違いありません。自分の属性を確認してみると、即日融資が可能かどうかをある程度把握することが可能です。

ちなみに、自分が借入れをできるかどうかの目安を把握するには各金融機関の公式サイトにある借入シミュレーションを利用してみるとよいでしょう。例えばアイフルでは、年齢・年収・他社借入総額をフォームに入力して「診断開始」をクリックするだけですぐに借入れできる可能性を知ることができます。

借入れできそうな場合はそのままスムーズに申込みや電話連絡にも進めるため、ぜひ参考にしてみてください。ただし、シミュレーションは借入れできるかどうかの目安になるだけで、審査の通過を約束してくれるわけではありません。シミュレーションで借入れできると表示されても、必ず審査に通るわけではない点には注意しましょう。

収入額と総量規制を理解する

自分の収入額(年収)と総量規制の関係を理解しておくことも、即日融資に失敗しないための重要なポイントです。上述したとおり、年収の3分の1以上の貸付は貸金業法により規定された総量規制で禁止されています。

例えば年収600万円の人は、原則200万円が借入上限になってそれ以上は借りることができません。現在1社から150万円の借入れがあって新たにカードローンを申込む場合、50万円以上は200万円を超えるため借入れは不可能です。総量規制は借入額の総額に適用される点を覚えておきましょう。

総量規制の対象はアイフルなどの消費者金融だけでなく、クレジットカード会社・信販会社も範囲内です。カードローンの借入れがあり、クレジットカードでキャッシングしている場合は金額が合算されます。年収600万円でカードローン50万円・クレジットカードキャッシング50万円の借入れがある人は、新規では100万円以上を借りることはできません。

一方で総量規制の適用範囲外になる借入れもあります。例えばクレジットカードのリボ払い・分割払い・ボーナス払いなどのショッピング利用分には、割賦販売法が適用されるため対象外です。年収600万円でカードローン50万円・リボ払い100万円の人は、150万円が借入上限になります。

不動産ローン・マイカーローン・高額医療費を支払うための借入れなども、総量規制の枠を超えて借入れが可能です。加えて、配偶者の収入も含めた年収の3分の1以下の借入れ・個人事業主の借入れ(事業ローン)・緊急の医療費の貸付も、返済能力に問題がない・緊急性が高いと判断されれば例外貸付として契約できるケースがあります。

複数の借入れを一本化する借換ローン・おまとめローンも総量規制の対象外です。いずれも複数の金融機関で借入れをしているよりも金利を下げられる可能性があり、顧客に一方的に有利になる借換えに該当するため貸金業法で認められています。

ちなみに総量規制はあくまで借入金の上限を設定しているものなので、いかなる場合でも年収の3分の1までの借入れができるわけではない点を理解しておきましょう。総量規制の範囲内に収まっていても、上述した属性などによって返済能力を問題視されると借入枠を少なく設定されたり、審査に通らなかったりするケースもあります。

必要書類を揃え、不備がないようにする

即日融資の契約を円滑に進めるためには、事前に必要書類を揃えて提出時に不備がないようにすることも大切です。必要書類を用意していなかったり不備があったりすると、金融機関の確認の手間が増えて即日融資に間に合わない可能性があります。

一般的に、カードローンの借入れに必要な書類は本人確認書類・収入証明書の2種類です。例えばアイフルでは、本人確認書類は運転免許証・パスポート・マイナンバーカード・各種保険証・国民年金手帳・住民票など現住所が記載されている書類を2点用意するか、これら1点に加えて公共料金の領収書・国税(地方税)の領収書・納税証明書のいずれか1点の提出を求められます。

上述したとおり借入金が50万円など一定の金額を超えたり、審査の過程で金融機関が必要だと判断したりしたりすると収入証明書の提出が必要です。収入証明書は、源泉徴収票・給与明細書・確定申告書・住民税決定通知書・所得証明書などを提出します。どのような必要書類が必要かを事前に公式サイトで確認して用意しておけば、審査もスムーズに進められるでしょう。

ちなみに必要書類を滞りなく揃えていても、提出時に不備があると再提出や審査落ちの可能性がある点にも注意が必要です。例えばスマホアプリで書類の画像を登録する場合に、画像がボケていたり全体が写っていなかったりすると、金融機関側が確認できないケースがあります。

直近2カ月分の給与明細書が必要なのに最新のものではない、月が連続していないなどの場合も金融機関に取り扱ってもらえないことがあるので注意しましょう。書類は指定されたものを、指定された形式で提出するのがポイントです。

個人の属性情報を虚偽の申告をしない

年収・勤続年数・他社借入件数などの属性情報は、必ず正直に申告しましょう。審査に通りやすくしようと考えて虚偽の申告をすると、発覚した時点で審査に落ちる可能性が高くなるためです。

申込みの際に申告した属性情報は、審査の際に提出書類や信用情報と照らし合わせて確認されます。信用情報とは、ローンの契約・借入れ・返済状況・月賦の支払い履歴などの取引記録です。CIC・JICCなどの国が指定した信用情報機関に登録されていて、金融機関は信用情報機関の情報を参照して審査の参考にします。

例えば申込時点で他社借入件数・借入残高を虚偽申告した場合は、信用情報を確認された時点で嘘であるとバレてしまい、審査に通る確率が減少してしまうでしょう。勤続年数を長く申告すると、以前に申込みをしたローンについて記載された情報と整合性が合わないなどの理由から嘘が発覚することも。

年収を偽るケースでは、収入証明書の提出を求められて確認されれば虚偽申告だとすぐに見抜かれます。「このくらいならバレないだろう」と自分で思っていても、高確率でバレてしまうと理解しておきましょう。

ちなみに記載ミス・勘違いで虚偽申告をしてしまっても、金融機関は悪意があるかどうかを判断することはできません。単純に嘘の申告と受け取られるため、申込みの際には記入した属性情報に間違いがないかを必ず確認しましょう。とくに他社借入件数・借入残高の確認は重要です。仮に嘘と断定されなくても、借入額を把握していないお金にルーズな人だと見なされて審査落ちする可能性が高くなるといえるでしょう。

仮に審査に虚偽の報告をして審査に通ったとしても、利用中に嘘が発覚すると強制解約になって借入金の一括返済を求められるケースもあります。虚偽申告は非常にリスクが高いので、絶対に嘘を記入してはいけません。

在籍確認が行われた場合、問題のない連絡先を記入する

在籍確認が行われた場合に問題ない連絡先を記入することも、即日融資に失敗しないために押さえておきたいポイントのひとつです。金融機関が在籍確認できないと審査が滞り、時間がかかれば即日融資が難しくなります。

勤務先の電話番号を申告する際には、申込んだ本人が働いている部署の直通番号を申告しましょう。勤務先の代表電話の番号を申告してしまうと、電話を受けた人が在籍しているのを知らずに在籍確認ができないケースが考えられます。代表電話は社員の個人情報保護の観点から個人的な要件を取り次がない場合もあるため、在籍確認はスムーズに進まない可能性もあるでしょう。

派遣社員の人がカードローンに申込んだ場合は、派遣先ではなく派遣元に対して在籍確認が行われるのが一般的です。派遣元でも上記と同様に、個人情報保護の観点から対応してもらえないケースも。派遣先で在籍確認ができそうにないなら、カードローン会社に相談してみましょう。

ちなみに在籍確認は、申込者本人が電話に出なくとも勤務先で働いているとわかれば完了します。例えば申込者が打ち合わせなどで外出していても、電話に出た人が「今◯◯は外出しておりません」などと答えてくれれば、在籍していることを証明可能です。

飯田道子
CFP認定者・1級FP技能士/Paradise Wave代表

在籍確認の電話を避けたいなら、所定の書類提出のみで在籍確認ができる消費者金融を選びましょう。職場への電話を回避することが可能です。ただし、ほとんどの会社では、場合によっては電話をする可能性があるとしています。電話を回避したいなら、申込書の記入ミスや提出書類漏れがないよう気をつけましょう。

同時に複数のカードローンを申し込まない

即日融資を受ける確率を上げるためには、同時に複数のカードローンに申込まないことも重要。同時に複数の金融機関に借入れを申込むと、お金に困っている人だと見なされて審査に落ちてしまう可能性が高まるからです。

上述した信用情報にはカードローンの申込履歴も登録されるため、審査のタイミングによっては金融機関が信用情報を照会した際にバレてしまうでしょう。複数の申込履歴があっても必ず審査に落ちるわけではありませんが、不安視されて警戒されるケースが考えられます。

ちなみに申込履歴は6カ月間保存されるので、複数申込みをするとその間は審査に不利に働く可能性のある状況が続く点にも注意しましょう。申込むのが1社だけだと審査に通らなかったらどうしようと不安になるかもしれませんが、即日融資を受けられる可能性を上げるためにも同時に複数のカードローンに申込むのは避けるのが無難です。

返済額をなるべく抑えるには?

カードローンでお金を借りる際、毎月の支払い負担を軽減するためにも、返済額はできるだけ抑えたいものです。ここでは、カードローンの返済額を最低限に抑えるためのポイントを詳しくみていきましょう。

最高金利が低い金融機関を選ぶ

返済額を抑えるには、最高金利が低い金融機関のカードローンを選ぶのがおすすめです。最高金利とは、お金を借りる際に適用される金利の上限を指します。

例えば、金利3.0〜18.0%と表記があるカードローンの場合、最高金利は18.0%です。貸付の際に、18.0%以上の金利が適用されることはありません。

カードローンでお金を借りる場合、借入金額に加えて、金利に応じて算出される利息が請求されます。利息とは、借入時に加算される手数料のようなものだと考えておきましょう。

カードローンの利用時にかかる利息額は、以下の計算式で求められます。

利息=借入金額×金利÷365日×借入日数

金利が高いほど、借入金額に加算される利息額が増えます。返済額を減らすには最高金利の低いカードローンを利用して、利息額を抑えることが重要です。

一般的に、カードローンの金利は利用限度額や審査状況により、利用者ごとに個別に設定されます。ただし、初回利用時は最高金利に近い金利が適用されるケースも珍しくありません。カードローンを利用する際は、最高金利が適用される可能性を想定したうえで、金利設定が低めの金融機関に申込みを行ってください。

時間は掛かるが銀行のカードローンを選ぶ

手続きに時間がかかるデメリットはありますが、銀行カードローンに申込むのもひとつの選択肢です。一部の即日融資可能な銀行を除き、一般的に銀行カードローンは消費者金融のように即日融資はできません。

一部を除く銀行カードローンが即日融資に対応できない主な理由は、審査時に警察庁データベースへの照会が義務づけられているためです。銀行カードローンでの即日融資自体が、法律で禁止されているわけではありません。しかし、申込者が反社会的勢力と関与していないかを警察庁データベースで確認するには一定の時間がかかるため、審査結果が出るのは最短でも当日以降となっているのが現状です。

ただし銀行カードローンは、消費者金融カードローンより金利が低めに設定される傾向があり、利息負担を抑えやすいメリットがあります。例えば、大手消費者金融のアイフルやアコムの金利は、どちらも3.0〜18.0%です。消費者金融のなかには、最高金利を20.0%に設定している会社もあります。

銀行カードローンの場合、例えばみずほ銀行カードローンの金利は2.0〜14.0%、三井住友銀行カードローンの金利は年1.5~14.5%です。契約時に最高金利が適用されたとしても、金利が18.0%の場合と14.0%の場合では、トータルの利息額に大きな差が出ます。即日融資にこだわりがない人は、金利が低めの銀行カードローンへの申込みを検討するとよいでしょう。

飯田道子
CFP認定者・1級FP技能士/Paradise Wave代表

銀行は消費者金融とは違い、警視庁のデータベースを確認しなければならないため、いずれの銀行のカードローンであっても即日融資はできません。

毎月の返済額を高く設定する

無理のない範囲で、毎月の返済額を高く設定する方法も有効です。同じ金額を同じ金利で借りた場合、毎月の返済額を高くして短期間で完済したほうが、トータルの利息額を減らせます。

毎月の返済額を変えた場合のトータルの利息額の変化は、銀行や消費者金融が提供するシミュレーションツールで確認しましょう。

例えば、アイフルのご返済シミュレーション(外部サイト)を使うと、50万円を金利18.0%で借りて2年間で完済した場合の、トータルの利息額は98,802円です。一方、50万円を金利18.0%で借りて1年半で完済した場合、トータルの利息額は73,960円に抑えられます。

毎月の返済額は、2年間で完済する場合は25,000円、1年半で完済する場合は32,000円です。毎月の返済額を7,000円上げて完済を半年早めることで、利息額を25,000円近く減らせます。

トータルの利息額を減らしたい人は、毎月の返済額を増やして、完済を早めることを意識してみてください。

無利息期間がある金融機関を選ぶ

無利息期間があるカードローンを選ぶこともポイントです。特に消費者金融カードローンの場合、一定の無利息期間を設けているケースが多くあります。

無利息期間中はお金を借りても利息が発生しないため、上手に活用すれば、トータルの利息額を軽減可能です。無利息期間内に完済すれば、利息0円でお金を借りることもできます。

無利息期間のあるカードローンを探すときは、適用条件や適用期間をよく確認しておきましょう。例えばアイフルやアコムは、初回利用時に最大30日間無利息で利用可能です。レイクでは、Web申込み限定で初回利用時のみ60日間無利息になります。

なお、無利息期間には契約後すぐに始まるものと、初回借入後に始まるものがあるので注意してください。契約日の翌日から適用される場合、契約後すぐに借入れをしなかったとしても、無利息期間が消費されてしまいます。一方、初回借入後に無利息期間が始まるカードローンなら、すぐにお金を借りる予定がない場合でも無利息期間が無駄になりません。

カードローン選びでは無利息期間の有無や長さ、適用条件も考慮に入れることで、トータルの返済額を減らせる可能性があります。

金利優遇がある金融機関を選ぶ

金利優遇を受けられる金融機関も候補に入れてみてください。カードローンのなかには、一定の条件を満たした場合に、通常より低い金利でお金を借りられるものがあります。

例えば、auじぶん銀行じぶんローンの通常金利は1.48~17.5%ですが、au IDを持っている人は誰でも0.1%、さらに借換えなら最大0.5%の金利優遇を受けられます。

特に、住宅ローンとの併用を条件に金利優遇を行っている銀行カードローンは複数あるため、現在住宅ローンを利用中の人は、まず同じ銀行のカードローンをチェックするとよいでしょう。

条件を満たして金利優遇を受ければ、通常よりぐっと低い金利で、利息額を抑えてお金を借りられる可能性があります。

繰り上げ返済を行う

返済額を減らすためには、積極的に繰り上げ返済を行いましょう。繰り上げ返済とは、家計に余裕がある月に、毎月決められた返済額以上のお金を支払う方法です。繰り上げ返済を行うことで、返済期間が予定より短縮され、トータルの利息額を減らせます。

例えば、毎月5,000円の返済を行っている場合でも、余裕がある月に5,000円繰り上げ返済すれば、1カ月で1万円の返済が可能です。繰り上げ返済した5,000円はすべて元本の返済に充てられるため、効率よく残高を減らせます。

毎月の返済額を変更する必要がなく、家計の状況に応じて臨機応変に返済を進められることもメリットです。ただし、余裕のある月に繰り上げ返済を行っても、翌月の返済が免除されるわけではないため注意しましょう。

返済時に手数料が掛からない返済方法を選ぶ

できるだけ手数料がかからない方法で返済することも大切です。金融機関にもよりますが、カードローンには複数の返済方法が用意されており、選ぶ方法によって手数料の有無や金額が異なります。

手数料をともなう方法で毎月返済を行った場合、手数料無料の方法を選んだ場合と比べて、1年で数千円単位のコストがかかることもあるため注意が必要です。

ここからは、カードローンの主な返済方法と、方法ごとのメリット・デメリットを詳しく解説します。ぜひ、返済方法を決める際の参考にしてください。

飯田道子
CFP認定者・1級FP技能士/Paradise Wave代表

期日までに確実に返済できる方法を選ぶことが大切。働き方やライフスタイルに合わせた返済方法を選択しましょう。口座振替+余裕資金があるときに、手数料無料のATM等からの繰上返済を行うことがおすすめです。また、口座振替は返済期日が決まっているため、自営業者やフリーランス等で収入が安定しない人は負担に感じることもあります。自ら期日を管理し、手数料無料のATM等から返済すると良いでしょう。

口座振替(自動引き落とし)のメリット・デメリット

口座振替(自動引き落とし)は、事前に指定した金融機関口座から、毎月の返済金額が自動で引き落とされる返済方法です。

口座振替には、毎月手動で入金する手間を省ける、入金忘れによる返済遅延を防止できるといったメリットがあります。返済手数料も無料のケースが多く、余計な手間やコストを省いて、無駄なく完済を目指せるでしょう。

一方、口座振替は、繰り上げ返済をする際に別途手続きが必要、残高不足の際に返済遅延が発生するといった点がデメリットです。返済方法に口座振替を指定している人も、繰り上げ返済をする場合はATMや振込みで入金を行う必要があります。

口座残高が不足していると、返済遅延と見なされて遅延損害金を請求されてしまうケースも。返済遅延を繰り返すと、カードローンやクレジットカードの利用を停止されるリスクもあります。返済方法に口座振替を選ぶ場合は、残高不足が起きないよう注意しましょう。不安な人は、給与振込口座を引き落とし口座に設定し、返済日を毎月の給料日後に指定することをおすすめします。

銀行振込のメリット・デメリット

銀行振込みは、金融機関が用意した返済専用口座に、利用者が手動で振込みを行う方法です。振込みは、金融機関窓口・ATM・会員専用ページなどから行えます。

銀行振込みは、口座残高の不足による返済遅延を予防できることや、Web上での操作が苦手な人でも手続しやすいことがメリットです。毎月必要な返済額を用意して入金する習慣をつければ、うっかりミスによる残高不足で、返済遅延を起こす心配がありません。

ただし、銀行振込みで返済する場合、基本的には振込手数料がかかります。返済先口座と振込元口座が同じ金融機関のものであれば手数料無料で済むことがありますが、多くのケースでは数百円程度の手数料が必要です。

振込日時と着金日時にタイムラグが発生する点にも注意しましょう。振込手数料を含まない金額のみを入金した場合や、返済期日ギリギリに振込みを行った場合、返済額の不足や返済遅延が起きる可能性があります。

なお、金融機関によっては銀行振込みでの返済に対応していないこともあるので、銀行振込みを希望する人は、事前に公式サイトなどで対応可否を確認しておきましょう。

提携ATM払いのメリット・デメリット

提携ATM払いは、利用中のカードローンが提携しているATMを利用して返済する方法です。返済期日までに対象ATMを訪れて、返済手続きを行います。

提携ATM払いのメリットは、ATM手数料が無料で済むケースが多いことです。身近に提携ATMがあれば、手数料を抑えてスムーズに返済を行えます。

ただし、近場に提携ATMがない人は、ATMに出向く手間がかかってしまう点はデメリットといえるでしょう。また、提携ATMでも、ATMの種類や利用する時間帯によっては、返済時に手数料がかかることがあります。手数料の金額は1万円以下の返済で110円、1万円超の返済で220円が目安です。

提携ATM払いを検討している人は、事前に提携ATMの種類や近場の設置場所、無料で使える時間帯などをチェックしておきましょう。

コンビニ払いのメリット・デメリット

コンビニ払いは、全国のコンビニに設置されたATMから返済する方法です。コンビニ払いには、身近な場所でATMを見つけやすく、システムメンテナンスなどの時間帯を除いて24時間返済を行えるというメリットがあります。

一方、利用するATMの種類によっては、返済時にATM手数料がかかるため注意しましょう。ATM手数料は、1万円以下の返済で110円、1万円超の返済で220円が目安です。

利用できるコンビニATMの種類や手数料の有無は、カードローンによって異なります。代表的なコンビニATMの種類は、以下のとおりです。

(主なコンビニATMと設置場所) ・セブン銀行ATM:セブン-イレブン・イトーヨーカードーなど ・ローソン銀行ATM:ローソンなど ・イオン銀行ATM:イオン・ミニストップなど ・E-net:一部のファミリーマート・デイリーヤマザキなど ・ゆうちょATM:一部のファミリーマート・デイリーヤマザキなど

コンビニATMで返済予定の場合は、事前にカードローンの公式サイトなどで、利用できるATMの種類や利用条件を確認しておきましょう。

借入消費者金融のATM払いのメリット・デメリット

消費者金融カードローンを利用している人は、消費者金融の自社ATMから返済する方法もあります。消費者金融の自社ATMで返済するメリットは、手数料が無料で済むケースが多いことです。ATMの種類によっても異なりますが、土日祝日も営業しているケースがあり、返済時の利便性は高いといえます。

一方、消費者金融の自社ATMは、銀行ATMやコンビニATMと比べて設置数が少ないことがデメリットです。例えば、2023年6月時点でアイフルATMの設置台数は全国に約150台程度にとどまるため、居住エリアによっては近場でATMを見つけられない可能性があります。

また、消費者金融のなかには、自社ATMを設置していない会社があることも覚えておきましょう。

ネットバンキング払いのメリット・デメリット

ネットバンキング払いは、金融機関が提供するインターネットバンキングを利用して返済する方法です。

ネットバンキング払いなら、ATMを訪れる手間がなく、原則として24時間365日好きなタイミングで返済を行えます。基本的には振込手数料が無料に設定されているため、返済にかかるコストを抑えられることもメリットです。

ただし、ネットバンキング払いで返済するには、事前に振込元の金融機関でインターネットバンキングの利用登録を済ませる必要があります。また、夜間や年末年始などは、システムメンテナンスでインターネットバンキングを利用できなくなるケースもあるので注意が必要です。ネットバンキング払いを利用する際は、事前にメンテナンススケジュールも確認しておくとよいでしょう。

カードローンやクレジットカード以外の方法で即日融資を受けるには?

ここからは、カードローンやクレジットカード以外で即日融資を受ける4つの方法を解説します。急ぎでお金を工面しなければならなくなったときの参考になるはずなので、ぜひチェックしてみてください。

飯田道子
CFP認定者・1級FP技能士/Paradise Wave代表

もしも手元に活用できる資金があるのなら、それらを元手に借入れをする方法もあります。ただし、保険の場合、返済できないと保険で得られた保障がなくなってしまう可能性がある点に注意しなければなりません。

ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付

ゆうちょ銀行の担保定額貯金または担保定期貯金を保有している人は、貯金担保自動貸付けを利用して即日融資を受けられる可能性があります。貯金担保自動貸付けは、ゆうちょ銀行の総合口座で管理している担保定額貯金や担保定期貯金を担保に、現金を融資してもらえる制度です。

貸付期間は2年で、2年以内に担保となる預金が満期を迎える場合は、その満期までの期間となります。借りられる金額は、預入金額の90%以内で、総合口座1口座につき300万円が上限です。

貯金担保自動貸付けを利用する方法は、ゆうちょ銀行のATMや窓口で総合口座のお金を引き出すだけ。通常預金の残高を超える金額が払い戻された場合、不足分が自動的に貸しつけられます。

返済時は、お金を預金口座に預け入れるだけでOKです。貸付期間内なら、返済回数や毎月の返済金額に制限はありません。

金利は、担保定額貯金を担保にする場合は返済時の約定金利+0.25%、担保定期貯金を担保にする場合は預入時の約定金利+0.5%です。適用される約定金利は、店舗に直接問い合わせてみてください。

ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付けなら、一般的なカードローンより低い金利で融資を受けられるうえ、最低返済額などの制限もないため、担保となる預金がある人は活用するとよいでしょう。

生命保険の契約者貸付制度

解約返戻金のある生命保険に加入していれば、契約者貸付制度を利用してお金を借りられる可能性があります。契約者貸付制度は、生命保険の解約時に支払われる解約返戻金を担保に、融資を受けられる制度です。

一般的な生命保険の保険料は、加入者の死亡時に支払われる保険金の財源となる死亡保険料、加入者の生存時に支払われる保険金の財源である生存保険料、保険会社への手数料である付加保険料から構成されています。そして、保険料に生存保険料が含まれる生命保険を解約した際に払い戻されるのが解約返戻金であり、その解約返戻金を担保として利用できるのが契約者貸付制度です。対象は主に終身保険や養老保険など貯蓄性のある保険なので、生命保険ならどれでも契約者貸付制度を利用できるわけではない点に注意しましょう。

契約者貸付制度で借りられるお金は、生命保険の種類によって異なりますが、解約返戻金の7~8割程度が一般的です。積み立てている保険料が多いほど、融資可能額も大きくなる傾向があります。

借入金額には利息がかかりますが、金利は2〜6%程度と、カードローンより低めに設定されているケースがほとんどです。適用金利の詳細は、契約中の保険会社の公式サイトなどで確認しましょう。

契約者貸付制度の利用手続きは、Web・提携ATM・郵送・店頭窓口などで行えます。手続き方法は保険会社により異なるため、事前に公式サイトなどをチェックしたうえで、スムーズに借入れができる方法を選んでみてください。返済は、Web・店頭窓口などで行えます。

なお、契約者貸付制度でお金を借りられるのは、保険の契約者のみです。例えば、妻が契約者で夫が被保険者、子どもが保険金の受取人になっていた場合、契約者貸付制度の利用手続きは妻のみが行えます。

契約者貸付制度で借りたお金を返済しないまま利子を含む借入残高が解約返戻金の額を超えると、保険料の払込みを継続していた場合でも、保険が失効するリスクがあるため注意してください。借入残高を残したまま被保険者が死亡した場合は、支払われる保険金から借入残高が差し引かれ、遺族に残る保険金が減ることもあります。

契約者貸付制度を利用すればスムーズにお金を借りられますが、生命保険本来の効力を損なわないためには、計画的に返済を進めることが重要です。

公的融資を利用する

カードローンやクレジットカードでお金を借りられない場合は、国や自治体がお金を貸してくれる公的融資制度の利用を検討してみてください。公的融資制度には、以下のようにさまざまな種類があります。

・生活福祉資金貸付制度:低所得世帯・高齢者世帯・障害者世帯向け ・求職者支援資金融資:ハローワークで職業訓練を受けている人向け ・母子父子寡婦福祉資金貸付金:ひとり親世帯・寡婦家庭向け ・教育一般貸付(国の教育ローン):子どもの教育資金を借りたい人向け ・奨学金制度:自分名義で教育資金を借りたい学生向け

なかでも生活に困っている人が利用できる可能性があるのは、生活福祉資金貸付制度です。生活福祉資金貸付制度は、都道府県社会福祉協議会を実施主体とする公的な貸付制度で、居住エリアの市区町村社会福祉協議会で申込めます。

貸付対象は、低所得者世帯・高齢者世帯・障害者世帯です。貸付限度額・金利・償還期限などの条件は、融資を依頼する資金の種類により異なります。

生活福祉資金貸付制度で借入れできる資金の種類は、主に以下のとおりです。

・総合支援資金:生活支援費・住宅入居費・一時生活再建費 ・福祉資金:福祉費 ・教育支援資金:教育支援費・就学支度費 ・不動産担保型生活資金:不動産担保型生活資金・要保護世帯向け不動産担保型生活資金

例えば生活支援費を借りる場合、貸付限度額は単身世帯で月15万円以内、2人以上世帯で月20万円以内。貸付期間は原則3か月、最長12カ月です。金利は、連帯保証人がいれば無利子、連帯保証人がいない場合は年率1.5%です。償還期限は、返済開始までの猶予期間である据置期間の経過後10年以内と定められています。そのほか貸付条件に関する詳細は、居住エリアの社会福祉協議会に問い合わせてみてください。

なお、貸付の決定には貸付条件のほかに償還可能性の有無も考慮されます。希望者全員が融資を受けられるわけではないことも理解しておきましょう。

公的融資制度にはさまざまな種類があるため、カードローンやクレジットカードで融資を受けられない場合は、ヤミ金などに手を出す前に制度内容や利用条件をチェックしてみましょう。条件に当てはまれば、カードローンよりも低い金利でお金を借りられる可能性があります。

質屋を利用する

すぐにでもお金の工面が必要な場合は、家にある物品を質屋に預けて、融資を受けるのもひとつの手です。質屋に物品を預けると、引き換えに査定金額の7〜8割程度のお金を借りられます。

質屋でお金を借りる場合、基本的に審査はありません。返済も義務ではありませんが、期日までに返済しないと預けた物品が売却されてしまい、取り戻せなくなる仕組みです。

また、借りたお金には利息がかかります。法律では質屋の金利上限を年109.5%に定めており、店舗によってはカードローンより高い利息が加算されるリスクがあるため注意しましょう。

まとまった金額の借入れをしたい場合は、スマホ・パソコン・ゲーム機・ブランドバッグ・ブランド時計・宝飾品などを持ち込むのがおすすめです。ノーブランド品や故障した機器など価値の少ない物品は、持ち込んでも希望する金額を借りられない可能性があります。

カードローンで注意すべきことは?

カードローンは、利用方法を誤ると、ヤミ金の被害に遭ったり多重債務状態に陥ったりと、大きなトラブルを引き起こすリスクがあります。最後に、カードローン利用時の注意点を詳しくみていきましょう。

飯田道子
CFP認定者・1級FP技能士/Paradise Wave代表

「低金利」「ブラック可」などの言葉に誘われないことが大切です。安心して即日融資を受けるために、必ず金融庁に登録してある金融機関から借入れを行いましょう。

ヤミ金・ソフト闇金は利用を避ける

どうしてもお金が必要な場合でも、ヤミ金の利用は絶対に避けましょう。ヤミ金とは、法律で規定された上限を超える金利で貸付を行ったり、無登録で貸金業を行ったりする違法業者のことです。

利息制限法によって、カードローンの利用者に適用できる金利の上限は決められています。(参照:日本貸金業協会

【借入金額に対する最高金利】 ・借入金額10万円未満:20.0% ・借入金額10万円以上100万円未満:18.0% ・借入金額100万円以上:15.0%

法外な金利が適用されると、返済額が雪だるま式に膨れ上がってしまいます。その結果、借金地獄に陥ったり、利用者だけでなく家族や職場にも悪質な取り立てをされたりと、さまざまなトラブルに遭う可能性も否定できません。

ヤミ金は、消費者金融より甘い審査で借入れができると謳っているケースが多いものの、誘いに乗るのはNGです。特に、電信柱・週刊誌で見かける広告やSNSのダイレクトメールなどに記載された番号には、連絡しないよう注意しましょう。SNSなどでお金に困っている人の情報を集めて、直接勧誘をしてくるケースも珍しくありません。

ヤミ金より対応が丁寧で派手な取り立てを行わない業者は、ソフト闇金と呼ばれることがあります。しかし、法外な金利を適用する違法業者という点ではヤミ金と変わらないため、利用しないようにしてください。

返済日から延滞しないようにする

カードローンで借入れを済ませたあとは、指定の返済日に遅れないようにしっかりと返済管理を行いましょう。毎月の返済を延滞すると、カードローンの利用を停止され、融資を受けられなくなることがあります。

また、遅れた日数分の遅延損害金が請求され、返済額が増えてしまう点にも注意が必要です。遅延損害金の額は、以下の計算式で求められます。

遅延損害金=延滞元金×遅延損害金利率÷365日(うるう年は366日)×延滞日数

例えば、延滞した金額が3万円、遅延損害金利率が20.0%で30日間延滞した場合、約500円の遅延損害金が請求される計算です。

さらに、カードローンの支払いを延滞すると、信用情報にも履歴が残ります。信用情報とは、各種ローンやクレジットカードの利用状況・取引事実を記録した個人情報のことです。返済を延滞すると信用情報に傷がついてしまう場合があります。

信用情報に傷がつくと、記録が消えるまでの5年程度はローンやクレジットカードの審査に落ちやすくなるため注意してください。住宅ローンやマイカーローンの審査にも影響が出る可能性があり、家族に借金がバレたり、ライフプランが狂ったりするリスクにもつながります。

カードローンの延滞にはさまざまなリスクが付随するため、返済期日はしっかりと守ることが大切です。

返済計画を立てて多重債務に陥らないようにする

お金を借りる際は、事前に返済計画を立てて、多重債務に陥らないよう注意してください。多重債務とは、2社以上から借入れを行い返済が困難になっている状態のことです。

あるカードローンでの借金を別の借金で返済する、利用限度額が不足した際に別のカードローンを新規契約するといったかたちで借金を繰り返していると、多重債務に陥るリスクが高くなります。

しかし、借金は無限に繰り返せるわけではありません。カードローンは借入件数が多いほど審査に通りづらくなるうえ、消費者金融では総量規制により、年収の3分の1を超える借入れは制限されています。

借金が膨らんでどこからも借入れができなくなった場合、違法な貸付を行うヤミ金に手を出し、トラブルに巻き込まれるリスクもあるので注意が必要です。

多重債務を防ぐためには、シミュレーションツールなどを活用して、事前に返済計画を立てく必要があります。多くの金融機関が無料のシミュレーションツールを提供しているので、一度試してみるとよいでしょう。

万が一多重債務に陥った場合は、消費者金融が提供するおまとめローン・借換ローンの利用も検討してみてください。おまとめローン・借換ローンは、複数の借入れを一本化するためのローン商品です。

複数社に分散した借入れを1社にまとめることで、適用金利や毎月の返済額を下げられるかもしれません。おまとめローン・借換ローンは総量規制の例外貸付に該当するので、年収の3分の1を超える借入れもまとめられる可能性があります。

自力での解決が不可能となった場合は、早めに弁護士などの専門家に相談し、債務整理を行うことも検討してみましょう。

完済したら解約を検討する

借入れを完済できたら、カードローンを解約することも選択肢に入れてみましょう。完済後も契約を続けていると、お金が必要になった際に安易に借入れを申し込んでしまったり、お金を借りられる安心感から無駄遣いをしたりするリスクが高まります。

解約後に借入れが必要になった場合でも、完済した実績があり、他社借入がない状態であれば、再申込みした際も審査通過に通過する可能性は高いでしょう。収入の範囲内でやりくりする習慣をつけるためにも、完済してしばらく借りる予定がない人は、積極的に解約を検討してみてください。

なお、解約の方法はカードローンにより異なりますが、Web・電話・郵送・店頭などで手続き可能です。解約を決めた際は、公式サイトの案内にしたがって手続きを行いましょう。

このページで解説をしている専門家

飯田道子
飯田道子
CFP認定者・1級FP技能士/Paradise Wave代表

金融機関勤務を経てFP資格を取得。現在は独立系FPとして各種相談業務・セミナー講師・執筆活動を行っている。さらに、海外生活ジャーナリストとして移住支援も行っており、得意ジャンルは金融にとどまらず多岐に渡る。


【主な著書】 『貯める!儲ける!お金が集まる94の方法』(ローカス) 『あなたのファンを増やす魔法の質問 テラー必携!!』(近代セールス社) 『介護経験FPが語る介護のマネー&アドバイスの本』(近代セールス社) 『宅建資格を取るまえに読む本』(総合資格)

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恩田雅之
恩田雅之
CFP認定者/オンダFP事務所代表

専修大経営学部卒業後、16年間パソコンやIT関連の企業にて営業職に携わる。その間に資産運用に興味を持ち、日本FP協会のAFP資格を取得。2004年3月に同協会のCFP資格を取得し、同年6月札幌にて「オンダFP事務所」を開業する。初心者向け資産運用に関するセミナーと投資信託など資産運用を中心とした記事の執筆及びクレジットカード・カードローン・暗号資産・住宅ローンなどの記事監修を中心に活動中。

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