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アコムの延滞者には本当に取り立てが来る? 返済できないときの対処法も解説

アコムの延滞者には本当に取り立てが来る? 返済できないときの対処法も解説

急な出費や生活費の不足により、アコムの返済期日に間に合わない事態は誰にでも起こりうることです。もし延滞してしまった場合に、ドラマで見るような怖い取り立てが行われたり、自宅まで押しかけられたりするのではないかと不安を感じてしまいますよね。
本記事では、アコムで返済を延滞したときに起こることや、延滞時の対処法、延滞を未然に防ぐ対策を紹介します。アコムを安心・安全に利用するために大切な知識なので、最後まで読んで利用前の心構えとして活用してください。

CFP認定者・1級FP技能士/Paradise Wave代表

監修者飯田道子外部サイト

金融機関勤務を経てFP資格を取得。現在は独立系FPとして各種相談業務・セミナー講師・執筆活動を行っている。さらに、海外生活ジャーナリストとして移住支援も行っており、得意ジャンルは金融にとどまらず多岐に渡る。

元銀行員/mybest 金融サービス情報コンテンツ担当

制作者大島凱斗

元銀行員として、法人顧客の経営支援・融資商品の提案、個人顧客の資産運用相談業務を担当。現在は日本最大級の商品比較サービスmybestにて金融・サービス商材の情報提供コンテンツを統括している。

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アコムの延滞で自宅に取り立てが来る可能性は低い

アコムの延滞で自宅に取り立てが来る可能性は低い

出典元:Getty Images

アコムで延滞しても、自宅へ取り立てが来る可能性は低いと考えられます。アコムが従わなければいけない賃金業法の21条1項で、正当な理由なく自宅や職場へ訪問して取り立てを行うことを禁止しているためです。

午後9時から午前8時の取り立ては法律で禁止されているため、早朝や夜間に自宅へ訪問したり電話をかけたりして催促されることはありません。脅迫まがいの取り立ても禁止されているので、ドラマや漫画で見るような怖い思いをすることはないでしょう。

ただし、取り立てが来ないからといって延滞してよいわけではありません。仮に返済が遅れてしまった場合でも、なるべく早急に対処することが重要です。

アコムからの催促の電話や催促状などを無視し続けると、債務者の現状を確認するため例外的に自宅へ訪問するケースもあります。自宅への訪問を避けたいのであれば、アコムからの連絡にはしっかり対応することが大切です。

※参考:e-Gov法令検索「貸金業法」(外部サイト)

アコムの返済が遅れた場合に起こることとは? 

続いて、アコムの返済が遅れた場合に起こることを紹介します。金銭的な負担が大きいので注意しましょう。

支払日翌日〜遅延損害金が発生する

支払日翌日〜遅延損害金が発生する

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アコムで返済が遅れると、年率20.0%の遅延損害金が日ごとに発生する点に注意しましょう。アコムの遅延損害金の計算方法は、下記のとおりです。

  • 遅延損害金 = 残高 × 遅延損害金年率(20%) ÷ 365日(うるう年は366日) × 期限の利益の喪失日翌日からの経過日数

期限の利益の喪失とは、期限が到来するまで返済をしなくてもよいという借り手側の権利を失うことを指します。アコムの会員規約では、20日以上の延滞があった場合に期限の利益を喪失すると定められているのが特徴です。

借入残高10万円、期限の利益の喪失日翌日から5日経過したと仮定してシミュレーションしてみましょう。計算式に当てはめると「10万円×20.0%÷365日×5日=273円」で、遅延損害金は273円です。

5日程度の延滞だと少ない金額に思えるかもしれませんが、残高や経過日数に比例して遅延損害金も増えるため、油断せず早急に返済することを心がけましょう。

※参考:アコム「AC会員規約」(外部サイト)

最短支払日翌日〜アコムでの新規借入れが不可能になる

最短支払日翌日〜アコムでの新規借入れが不可能になる

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返済を延滞すると、最短で支払日の翌日からアコムでの新規借入れができなくなる可能性があります。新規借入れがストップされるタイミングは会社により異なりますが、基本的に延滞中は新規借入れができないと考えておいたほうがよいでしょう。

決められた返済を行い、アコム側で確認が取れれば借入れできる状態に戻りますが、利用再開までには数日かかるケースもあります。新規借入れを停止されると困る人は、期日に遅れないよう確実に返済を行いましょう。

延滞数日〜メールや電話、ハガキでの督促を受ける

最短支払日翌日〜アコムでの新規借入れが不可能になる

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延滞が数日続くと、アコムの担当者からメールや電話、ハガキで督促を受ける場合があります。電話は、申込時に申告した電話番号にかかってくるのが一般的です。電話を無視していると、自宅の固定電話や勤務先に連絡が入る可能性もあるため注意してください。

督促状は基本的に「ACサービスセンター」の名義で届くため、すぐに借入れが周囲に知られるとは限らないでしょう。しかし延滞が長引くと、督促状が複数届いたり差出人名義が消費者金融とわかるものに変わったりする可能性もあるため、無視は厳禁です。

延滞2カ月程度〜信用情報機関に事故情報が登録される(いわゆるブラックリスト入り)

延滞2カ月程度〜信用情報機関に事故情報が登録される(いわゆるブラックリスト入り)

出典元:Getty Images

金融機関によっても異なりますが、延滞から2カ月ほどが経過すると延滞した事実が信用情報機関に登録されます。一度登録されると、記録は契約期間中および契約終了後5年ほど残るので注意が必要です。

延滞の記録が信用情報に掲載されていると、いわゆるブラックな状態として扱われ、クレジットカードやローンの審査、賃貸の入居審査など信用力が問われる際に悪影響を及ぼす可能性があります。

延滞が何日続くと信用情報に登録されるかは明記されていませんが、遅延損害金のことも含めて考えると、できるだけ早く返済したほうが賢明です。

延滞2・3カ月程度〜残債の一括返済を請求される。裁判・差し押さえの可能性も

延滞2・3カ月程度〜残債の一括返済を請求される。裁判・差し押さえの可能性も

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延滞をして2・3カ月程度が経過すると、アコム側から借入残高の一括返済や、契約の強制解約を命じられる場合がある点にも注意しましょう。

アコムの会員規約12条には、20日以上の延滞があった場合は残りの債務を一括請求することが定められているので、速やかに対処することが大切です。

もし一括返済が難しい場合は、事前にアコム総合カードローンデスクへ相談してみましょう。返済日の変更や、分割払いにしてくれるなど、返済についての相談に応じてくれる可能性があります。電話番号は0120-629-215、受付時間は平日9:00〜18:00です。

アコムからの連絡を無視し続けたり、規約違反を繰り返したりしていると、会員資格の剥奪や強制解約を命じられるケースもあります。最悪の場合、法律に基づき給料や財産の差し押さえが強制執行され、家族や職場に迷惑がかかる可能性もあるので注意しましょう。

※参考:アコム「AC会員規約」(外部サイト)

アコムの支払いが遅れる・返済できないときの対処法

次に、アコムで支払いが遅れそうなとき、もしくは返済に間に合わないときの対処法について紹介します。

返済日の変更を相談する

返済日の変更を相談する

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期日までに返済ができそうにない場合には、なるべく早めに電話やマイページから支払日を変更しましょう。アコム総合カードローンデスクでは、事情を説明することで返済日調整の相談に対応してくれる場合があります。電話番号は0120-629-215、受付時間は平日9:00〜18:00です。

すでに返済期日を過ぎている場合には、マイページの「お知らせ」にある「次回のお支払期日に関するお知らせです。」から、支払約束日の登録ができます。延滞してもすぐに支払約束日を登録しておけば、催促の電話を避けられる可能性も。

ただし、すでに期日を過ぎている場合は、約束日を登録しても遅延損害金の発生は避けられないので注意しましょう。

支払い金額を変更する

返済日にお金を用意できないときは、支払い金額の変更を試してみましょう。

最低弁済額(最少返済額)への切り替えを検討する

最低弁済額(最少返済額)への切り替えを検討する

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毎月最低弁済額以上の返済を行っている人は、最低弁済額への切り替えを検討しましょう。最低弁済額とは、毎月返済しなければならない最低限の返済額のことです。

アコムの最低弁済額は「最後に借入れしたときの借入残高(借入金額)×一定割合」の計算式で求められます。一定割合は利用者ごとに定められた利用限度額により異なり、例えば利用限度額が50万円以下なら借入金額の3.0%です。この場合に10万円を借入れるとすると、最低弁済額は3,000円に設定されます。

現時点で最低弁済額より多くの返済を行っている場合は、最低弁済額に切り替えることで返済額を減らせる可能性があるので確認してみましょう。

利息だけの支払いが可能なことも

利息だけの支払いが可能なことも

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アコムの総合カードローンデスク(0120-629-215/平日 9:00~18:00)に相談すれば、一時的な返済金額の減額に応じてもらえることがあります。利息以上の返済額までなら減額できる可能性があるため、まずは担当スタッフに問い合わせましょう。

ただし利息だけの支払いを行った場合、元金はまったく減らないため、返済回数や返済総額が増えてしまいます。返済額の減額は便利な制度ですが、やむを得ない事情があるとき以外はできるだけ利用しないよう注意してください。

金利の低いカードローンに借換える

金利の低いカードローンに借換える

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アコムの金利が高くて返済負担が重いと感じる場合は、金利の低いカードローンに借換えるのもひとつの手です。アコムの金利は年3.0%~18.0%で、消費者金融としては標準的といえます。より金利が低いカードローンへの借換えを希望する場合は、銀行カードローンや信販系カードローンが候補になるでしょう。

例えば、銀行カードローンである三井住友銀行カードローンの最高金利は年14.5%、信販系カードローンであるJCBカードローンFAITHの最高金利は年12.5%です。審査に通過して借換えをすれば適用金利が大幅に下がる可能性があるので、アコムの金利負担が重いと感じる場合は検討してみてください。

一括請求や訴状・支払督促が届いたときは無視せず対応する

一括請求や訴状・支払督促が届いたときは無視せず対応する

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アコムの返済を延滞して一括請求や訴状・支払督促が届いたときは、無視をせず何らかの対応を行いましょう

一括請求に応じられる資金がある場合は、すぐに一括返済を行ってください。資金がないときでも、アコムに連絡して返済意志があることと今後の返済計画を伝えれば、分割交渉に応じてもらえる可能性があります。

返済能力がないからといって訴状や督促を無視していると、裁判や財産の差押さえにつながるリスクがあるため要注意です。

おまとめローンで借金を一本化するのも選択肢のひとつ

おまとめローンで借金を一本化するのも選択肢のひとつ

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アコム以外の他社からも借入れがある場合は、おまとめローンを検討してみてください。

おまとめローンとは、複数社からの借入れをひとつにまとめ、返済の負担を減らすための商品。おまとめローンでまとまった金額を借り、その資金で他社の借入れをすべて返済します。おまとめローンで借入先を一本化すると、返済日の管理が楽になるほか、場合によっては金利を下げられる可能性も。

おまとめローンで借りる金額が100万円以上になると、法律により金利が自動的に15%に下がります。他社でそれぞれ18%程度の金利で借入れていた場合は、支払う利息を抑えられるのが特徴です。アコムでも、「借換え専用ローン」の名称でおまとめローンが提供されています。

一方、おまとめローンに借換えた場合でも、返済が長期化すると支払う利息の総額が増える点には注意が必要です。返済計画によっては借換え前より総返済額が増える可能性もあるため、早めの返済を心がけましょう。

どうしても返済が難しい場合は債務整理を検討しよう

どうしても返済が難しい場合は債務整理を検討しよう

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どうしても返済できる見込みがない状態に陥った場合には、債務整理も視野に入れなければなりません。債務整理には、任意整理や個人再生、自己破産、特定調停の4種類があります。

任意整理とは、裁判所などを通さず債権者と遅延損害金の減額や返済期限の再設定、将来的な利息のカットを交渉するものです。ただし、債権者が応じてくれない場合もあるので注意しましょう。

個人再生とは、民事再生法の規定に従って返済が難しいことを裁判所に申し立て、借金を1/5〜1/10程度まで減額してもらえる制度のことです。ただし、将来継続的かつ安定的な収入が見込めないなどの理由により、再生計画が認められないケースもあります。

自己破産とは、裁判所の許可を得て一部を除いたすべての借金の支払い義務を免除してもらえる方法です。法的な効力によって借金をゼロにできる反面、家具や車、住宅など一定の価値があるものは没収される点がデメリットといえます。

特定調停とは、裁判所の仲介によって債権者と協議し、返済計画を立て直すことで借金を減額してもらう方法です。弁護士などを通さず自分で申し立てから手続きを進められますが、債権者との合意がなければ減額は成立しないので注意しましょう。

返済に遅れないためにやっておくべき事前の対策

返済遅延が心配な人は、毎月確実に返済をするための対策を取り入れましょう。ここでは、返済遅延を防ぐためにできる事前対策の例を紹介します。

返済期日を事前に知らせるeメールサービス

返済期日を事前に知らせるeメールサービス

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アコムのeメールサービスに登録しておけば、返済期日の3日前と当日にお知らせが届くため、返済期日を忘れてしまうリスクが減らせます。返済期日経過後にもお知らせが届く仕組みなので、万が一返済に遅れてもすぐに対処できる可能性が高いのが魅力。

返済を35日サイクルに設定していて返済日を把握しづらい人や、複数社からの借入れによって返済日の管理が難しい人には便利なサービスです。eメールサービスはマイページのメニューにある「メールアドレスの登録」から簡単に登録できます。

返済方法は自動で引き落とされる口座振替が安心

返済方法は自動で引き落とされる口座振替が安心

出典元:Getty Images

返済方法は座振替に設定しておくと安心です。口座振替にすると毎月6日に返済額が自動で引き落とされるため、口座に資金があれば返済に遅れる心配がないでしょう。

口座振替を希望する人はアコムのマイページにログインし、​​「口座振替(自動引き落とし)のお申し込み」ボタンから案内に従って手続きしてください。当月20日までに手続きをすれば、最短で翌月6日から口座振替が行われます

利用が心配な人はアコム契約者のクチコミも参考に

アコムのカードローンを契約するか迷っているなら、実際の利用者の声を参考にして決めるのも有効な手段です。

以下のページでは、アコムの利用者のクチコミを評価とあわせて紹介しています。契約前に一度チェックしてみてください。

アコムのクチコミをチェックする

カードローンを比較検討するならランキングを参考に

以下のページでは、各金融機関のカードローンをランキング形式で紹介しています。特徴ごとに絞り込む機能もあるので、借入先を比較検討するなら一度チェックしてみてください。

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提供元:mybest

※本記事に掲載されている情報は2022年12月14日時点のものです。お申込みの際は各社公式サイトに記載の最新の情報を必ずご確認ください。
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