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No.226
訂正です。 「今は産出量の多…
2017/08/27 22:15
>>No. 222
訂正です。
「今は産出量の多くを中国が占めており」の中国はコンゴの誤りでした。中国が多いのはコバルト地金の生産量でした。
従いまして、
「コバルトの産出地はほかにコンゴ、カナダなどがあり、」の「ほかに」は取ってくださると有り難く思います? -
No.926
BNCTは国策 ~1~ …
2017/10/07 19:57
BNCTは国策 ~1~
BNCTに欠かせないのがホウ素薬剤。これがなければこの医療が成り立たない。ホウ素薬剤を開発しているのがステラケミファとその子会社のステラファーマ。大阪府立大学が研究開発で参加している。現在臨床での治験が関西、福島で行われている。
ステラケミファのグループは国内唯一、濃縮ホウ素同位体濃縮技術を持ち、これをもとにSPMー011という薬剤を創った。治験中なのはこのSPMー011という薬。来年(2018年)には治験が終了し、薬事申請される段取り。申請にあたっては国などから助言などの特別なサービスが提供される(特別扱いされるということ)。さらに「先駆け承認審査制度」が適用される事案(国策だから指定)なので、薬事申請後、概ね半年以内の短期間で承認され、その後上市されるという筋書き。承認されれば世界初となる。
この筋書きのために、ステラファーマに産業革新機構が35億円を出資している。何ゆえにこれほどの額を国策ファンドが投資したかは、以下に書いたことから判断してほしい。さらにSPM-011の開発は国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の委託開発制度による支援を受けている。とにかくステラファーマが国策を遂行する会社として認められていると捉えていい。
BNCTによるがん医療の立ち上げのためには「質の良いホウ素薬剤の開発が必須」と以前から言われていて、それに答えてのステラケミファの新薬だが、ほかでもいくつかの国内の大学・研究機関でホウ素薬剤の研究開発が進められている。いずれ実を結んで新しい優れたホウ素薬剤のお目見えもあるだろう。ただしそれらにもステラケミファがかかわっている可能性はあるから、それらが市場でライバルになるとは限らない。ライバルの出現があるとしても、今、新薬として承認を受けるために具体的に動いていて治験中なのはステラファーマのものだけだから、仮に市場競争があるとしてもだいぶ先の話になる。そういうわけで、上市後は競争相手がいないので、製薬メーカーとしても販売者としても当面は国内外で独占的利益が得られるはず。(つづく) -
No.927
BNCTは国策 ~2~ …
2017/10/07 20:15
>>No. 926
BNCTは国策 ~2~
BNCTが薬事承認されて普及が始まった後の絵を描いてみよう。
本格的に普及し始めるのは2020年代初期か。いずれ普及が加速する時期がくる。大雑把に言ってBNCTの機械(住友重機械工業のBNCT30)が25億円前後かかるらしい。医療機器としては相当に高価なうえにかなり大型、重厚長大な重工業製品である。これを運用するには、ほかに最先端のCTとかPETなどの能力の高い検査機器も必要だろう。これらも高価で大型の医療機械。そしてこれらを収容する建物の新築が必要になる。トータルで初期投資が、低めに見て40億円とか50億円とかと予想できる。かなりの資金と土地が必要になるので自前で設置できる病院はごくわずかだろう。そこでBNCTの普及のためにいずれ国の支援策があるだろう。さらに自治体の支援は欠かせない。
結局のところ、当面は各県に1カ所程度のBNCT治療施設が造られると見る。それで国内に50ヶ所くらい。これにプラスして海外に100ヶ所程度、合わせて150くらいが当面見込める施設数つまり住友重工の販売目標か。
海外のほうが多いのは、世界に先駆けて開発に成功した独自の先進的医療なので海外でより多く売れるという目論見があるから。海外でたくさん販売して外貨を稼いでもらいたいという国の狙いがある。
ところで、BNCTの治療効果の評価、判断はまだ難しいとしても、すべてのがん治療法の中でBNCTには格段の優位性があると言われている。しかも治療を受ける患者の体への負担がBNCTはずっと少ないとされている。ということからは、BNCTの設置数のさらに大きな伸びを期待していいだろう。
近未来のこととはいえ確たる証拠は何もないので、参考になりそうな数値をあげてみよう。PETというのは高能力だが高価格な検査機器である。現在、全身のがんや循環障害の発見などに水戸黄門の印籠のような活躍が期待されて使われているらしい。ところが設置費用が高額(1基15億円以上)なうえに運用の費用も高額(1回の検査に10万円くらいかかる)なので、使用が控えられている。と言うよりそれほど普及していない。そういう医療機械だが、設置数を調べると国内547、米国1,645というデータがあった。この数値はとりあえずBNCT普及の参考になるのではないか。(さらにつづく) -
No.932
BNCTは国策 ~3~ …
2017/10/08 13:51
>>No. 927
BNCTは国策 ~3~
新しい医療需要を開く驚きのポテンシャル
BNCTの普及後、ホウ素薬剤にどれくらいの需要があるかだが、1施設あたり年間600件程度の治療が行われると見ればよさそうだ。
ホウ素薬剤は前述したようにステラファーマが独占的に提供することになる。
海外分は自社で製造販売をせずに原材料とパテントの輸出を中心に考えているようだ。これはアメリカの攻撃的なプロパテント政策を追いかけたい経産省の路線に沿っている。だから、経産省としてもステラファーマのホウ素薬剤がオプチーボ同様に成功してもらいたいので後押しするだろう。
この先、適応腫瘍部位の追加 <対象の患者数はとてつもなく多くなる> や治療手法の拡大 <外科的処置の併用が考えられている> が続くだろう。BNCTはまた、再発がんの治療法となることが期待されているが、再発がんに悩む人は多いのでBNCTの適応を期待して待っていることだろう。
適応部位の追加が求められているわけだが、そのためには腫瘍の部位ごとに治験が必要になる。道のりは長く見えるが、優れた薬ということがわかり、治験が各所で並行して始まり一気に進行する時期がくるだろう。治験がどんどん申請されて進むことを祈念しておこう。
検査薬への応用も進む。ステラケミファは並行して検査薬の開発が進行中と言っている。検査薬のほうは既存市場での競争があるが、需要の総数で言えばこちらのほうが何倍も大きい。検査薬の開発に成功したら市場への大きなインパクトがある。
ということでステラファーマには新市場のさらなる創出の期待が大きくなるばかりだ。医療は日進月歩と言われ、生き馬の眼を射抜くと言われるこのビジネス社会だから、研究機関にもステラケミファにも、開発の一層のスピードアップが求められている。
最後にとっておきの予言を一つ。近い将来、BNCTによるがん治療は医療インバウンドの目玉になる。これは新しい医療需要の創出を意味する。経済的効果は波及効果も加算できるので相当なものだろう。国の描く絵が示されるのを期待して待つことにしよう。いつの日か「自治体が観光地と組んでBNCT誘致合戦」なんていう幕間劇が見られるかもしれない。
結論
ステラケミファにとってBNCTが爆発的なポテンシャルを持っていることに、書いている本人が驚く。みなさんはどう思われましたか。 -
No.942
>BNCT需要。1施設600/…
2017/10/09 20:15
>>No. 937
>BNCT需要。1施設600/y はないでしょう???
「BNCT需要。1施設600/y はないでしょう??? ・・・はないでしょう」と、ここでは言っておきましょう。
最大値だと年1500件とかそれ以上という予測数値があるのを見ましたが、スタートアップからそれはないだろうと思います。とは言え、控えめすぎるかもしれませんが、年に600件くらいはこなさないと病院が投下資金を回収するのががむづかしくなると思います。もっとも病院の経営努力が大きく左右するところでもあるわけです。
積算ですが、言うまでもなくまだわからないことが多いので推測ですが、
1日に3件、週に5日で15件。年間の稼働率が80%として40週。それで600件になりました。 -
No.943
> 未来を象徴する技術の一つが…
2017/10/09 21:43
>>No. 938
> 未来を象徴する技術の一つがホウ素中性子補足療法(BNCT)。・・・問題は費用だ。1回の治療費用は300万円超になる見込み。
日経新聞の記事を読みましたが、確かに「BNCT・・・1回の治療費用は300万円超になる見込み。」と書いてありますね。
しかし「300万円超」は明らかに誤り。
一般に「150万円以上」と言われています。
300万円という数字をどこから持ってきたのかわかりませんが、
京大原子炉で行われた臨床研究の時にかかった費用(原子炉の運用費用がかぶればそのくらいにはなるでしょう)か、あるいは陽子線治療の費用が「300万円以上」と言われといるのでその数字を拝借しているのか。
いずれにしても間違えています。
意図的だとしたら、“ fake news ” ですね。
ミスリードですから、訂正記事がないとおかしいですね。 -
No.979
私があげた600件/yという数…
2017/10/12 00:00
>>No. 962
私があげた600件/yという数値は受け入れ見込み患者数ですが、例の今治験を進めている南東北BNCT研究センターの先生は「1日4件の対応が可能」と言っていますので、800件/yあるいはそれ以上もあるかと思います。門前に列をなすくらい患者がいればの話ですが。
実際のところは.受け入れ側の事情を考えても、専門スタッフを揃えるのにまず苦労があり、スタッフの訓練も大変だと思いますので、スタートアップからしばらくは受け入れ能力を割り引いて見ておかなければなければいけないでしょう。
一方で、患者が果たしてどのくらい来るかは、数を予測するのは困難ではないでしょうか。いま先行して治験が進んでいるのは頭頸部がんと悪性脳腫瘍だったでしょうか、これらはいずれ公的保険の適用になるでしょうが、その時がいつくるかわかりません。公的保険の適用になれば、近くに紹介できる連携BNCT施設があれば第1選択肢として患者に勧める医師は少なくないと思います。まあ最初は先進医療としてスタートする気がします。だとすると主要部分の治療費が高額の自費になりますので、主治医が選択肢として提示することは少ないように思います。オプションとしての提示はあるかも知れませんが。
したがって、始めのうちは自発的意思で来院する患者が中心になると思いますが、その数は結構多いと私は思います。初発の患者だけに限りません。待っているのは再発の患者さんのほうが多いように思います。潜在患者数は、調べてみればある程度わかるでしょう。
あとは、医療インバウンドの患者を外国から招く仕掛けをするとか、いろいろな経営努力も必要になるかも知れません。
その先の話は不確実なことが多いのでわかりません。ただ以下のような予測がありましたので参考に載せておきましょう。2012年頃に出した予測だと思いますので古いし、かなり大ざっぱで、あんまり当てにならない官製の未来予測なのでそのまま信じないほうが良いでしょう、というエクスキューズ付きですが。
「つくば国際戦略総合特区」の
「Project1 次世代がん治療(BNCT)の開発実用化」の内容紹介にあった記事です。
【H32年】直接的経済効果:約3,220億円
治療費:200万円×5万6千人 /年
施設整備費:30億円×70か所
中性子利用波及分野の市場規模:約2,000億円 -
No.632
> 無水フッ酸価格が急騰したの…
2017/11/20 18:20
>>No. 1640
> 無水フッ酸価格が急騰したのは9月後半だから2Q決算にはあまり影響してないはず
> 3Q決算はさらに悪化しそうな予感がします
2Qでは、売上高が19.9%アップに対し、営業利益がマイナス8.1%ということでしたから、影響はけっこうあったのではないでしょうか。原料の無水フッ酸価格の高騰の影響が少なかったとすると、ほかに減益の理由がなければおかしいですが、そういう情報は見当たりません。
どなたかが2Qで6億円くらいと見積もっていたと思いますが、日経では「10億円超の利益圧迫要因」と言っていたので、差し引き4億円超が残っていて3Qの利益マイナス要因になるかも知れないと一応見ることができると思います。これが織り込まれての、つまり悲観的な今の株価低迷ではないでしょうか。
3Q決算でそれよりましな数字が出れば、株価も回復すると見ますが。 -
No.812
オハラに期待する新規材料は豊富…
2017/11/25 04:38
オハラに期待する新規材料は豊富だが.時間の順に言うと、最初がナノセラム、次が車載レンズ。この2つが2018年から弾けそう。3番目と4番目が車載Li-ion二次電池の添加剤、民生機器用全固体二次電池。こちらは2019年になる頃から弾けそうだ。車載用全固体二次電池については思惑先行で、うまくいくとしても20年代のことでしょう。好材料には違わないですけれどもね。
前4者はいずれもオハラが得意とする分野の製品であり、開発はほぼ済んでいます。どれ一つをとってみても業界トップの技術力に裏付けされた競争力のある製品のようです。今は市場でのパフォーマンス待ちというところ。その舞台はいずれの製品にとっても巨大でうまくできればそれだけ実入りも大きい。
車載用全固体電池はまだでしょうが、あとの製品は2020年までには大きな収益源に育っているんじゃないでしょうか。
と言うわけで、いずれ長期上昇業績相場になると期待しているんです。 -
No.782
いまは、上に行く気がなく、下に…
2017/12/12 10:54
いまは、上に行く気がなく、下に行く気もない ーーーー 「きっかけ待ち」なら、今度動くのは3Qの発表時か。
ということで、3Qについて。
半導体の世界的好況がここの業績にも好影響。原料価格高騰を吸収して増益になれば問題ない。→ 株価も回復。
問題は原料高騰の影響を残す場合。評価・判断は微妙です。人によって異なるでしょうが株価には良くない。
見たいのはEV関連商材の業績の伸長があるかどうか。収益の拡大が本格化すれば、同時に同様の影響が他のEV関連銘柄の業績にもあるでしょうから、そこでまたEVまつりがありそうです。 -
No.3
今日は決算の発表。 きっといい…
2017/12/14 05:39
今日は決算の発表。
きっといい数字が見られるんでしょう。
併せて新たに始まる新3カ年計画を発表するはず。これが “黄金のオハラへ導く3カ年” であることを期待。
ついでに「やった!」があれば言うことない。 -
No.848
「トヨタが車載電池の開発生産に…
2017/12/19 11:13
「トヨタが車載電池の開発生産に1兆5000億円」の日経記事に反応していますね。
先日のパナソニックとの提携話があるのでーーー。
ステラケミファは実需期待.オハラは思惑期待で上がっています。
ステラケミファはパナソニックLiBの主要サプライヤーですからね。 -
No.427
来年には、全体をガラスでくるん…
2017/12/23 17:27
来年には、全体をガラスでくるんだ新しいスマフォが次々にデビューするらしい。デザイントレンドというだけでなく、①コンパクトでも広い画面を実現できる、②ワイヤレス充電に適する、③表面に疵がつきにくいなどの機能的なメリットを求めていくと帰結としてガラスが選択されるらしい。しかしガラスは、強い衝撃で割れたりひびが入ったりするから、どんなガラスでもいいわけでないのが難しいところ。
今年Appleが新発売した iPhone X と iPhone 8 は表側だけでなく背側もガラスで被われているが、使われているのは改良されたゴリラガラスらしい。
appleはこれでいいと判断して採用したのだろうが、発売後の評価で割れやすいという報告が結構あるらしい。
ゴリラガラスはappleも資本投入しているコーニング社の製品で、化学強化ガラスに分類されている。appleにとっては、ゴリラガラス採用は既定の手順だったと思われる。
拙は、プレミアムモデルのiPhone Xにナノセラムが採用されるかもと夢想したが、そうはならなかった。ナノセラムは2015年末ギリギリの発表だから、そこに割り込むのは時間的にも難しかったのだろう、と解釈して納得。
ナノセラムはガラスセラミックスと言われ、化学強化ガラス(ゴリラガラス)に比べてとくに硬度・透明性・加工の自由度などで優れ、耐衝撃特性ではより高級なサファイヤガラスをもしのぐとオハラ自身が言っている。まさるところの多い画期的新ガラス素材なのだ。
拙は、スペックでまさり造形しやすいナノセラムはスマホのガラス筐体に適するから近々採用のニュースがあるだろうと思っている。それはiPhoneかもしれないし、韓国や中国のブランドかもしれないが、どこであっても構わない。筐体のガラス化がスマフォのトレンドなら、最初がどこであろうと大きな需要が待っている。
一層の製品改良、コストの圧縮、供給体制の強化・効率アップに努めれば、最強のナノセラムで世界市場を制覇できる。ーーーと、大いに期待をしている。 -
No.300
どう思おうと貴方の勝手だが、オ…
2018/01/16 23:12
>>No. 4585
どう思おうと貴方の勝手だが、オハラは全固体電池開発のメインストリームにいると思いますよ。
オハラでの開発の始まりも早くて先駆け的会社と言えます。基本的特許のいくつかを持っているんじゃないかな。
近い将来の超ビッグなEV市場でどういう立ち位置になるかはまだ分からないが、いずれにしても業績拡大が期待できると思います。 -
No.301
> いずれにしても業績拡大が期…
2018/01/16 23:21
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No.241
ナノセラムについてだが、 …
2018/06/21 05:39
ナノセラムについてだが、
Appleは、最新のiPhoneXのガラス筐体について「前面と背面は、これまでスマートフォンに採用されたものの中で最も耐久性のあるガラスで作りました」と言っている。以前はたしか「スマートフォン史上最強のガラス」と言っていた。古い話だが、以前アップルがMacコンピュータのCPUをintelに変えたとき、最後のモトローラ製CPUを載せたPowerPC G5について「世界最速のパーソナルコンピュータ」というフレーズで宣伝していた。
「最も耐久性のある」「史上最強」「世界最速」・・何か似ている。
「これが最後、次は変わるよ」の暗喩かもしれない > > つまりApple語?。
ということからは、次の新iPhoneのガラスが全く新しくなる前触れ −−−とも解釈できる。
ナノセラムがど真ん中にいると見るのはひいき目とも言えない。
何にしろナノセラム、2015年末に発表されて、Appleがいま採用している化学強化ガラスに比べると、硬度・透明性・加工の自由度などなどで優れたところが多く、耐衝撃特性はサファイヤガラスをしのぐとオハラは言っている。
先日のIRによると、そのセラミックスガラス「ナノセラム」を、新しいスマホのガラス筐体として近々どこかが採用することになるらしい。採用にむけてもう水面下では動いている。機密保護の縛りが強いのでなかなか情報が出てこないのが今の状況、とも考えられる。
−−− 気を持たせるので、勝手に解釈しちゃうが、それは次のiPhoneかもしれない。違うとしても、どこかのグローバルブランドが採用する可能性はきわめて大きい。
100万単位のオーダーか。 大変なことになる。 -
No.414
>これから期を追う毎に業績が上…
2018/06/21 17:47
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No.539
ナノセラムについてだが、 ち…
2018/06/23 13:41
ナノセラムについてだが、
ちょっと手を入れて再度投稿します。すでに読まれた方にはたびたびのお目汚しでござるが御免つかまつる。
※
Appleは、最新のiPhoneXのガラス筐体について「前面と背面は、これまでスマートフォンに採用されたものの中で最も耐久性のあるガラスで作りました」と言っている。少し前はたしか「スマートフォン史上最強のガラス」と言っていた。
古い話だが、以前AppleがMacコンピュータのCPUをintelに変えたとき、最後のモトローラ製CPUを載せたPowerPC G5を「世界最速のパーソナルコンピュータ」というフレーズで宣伝していた。
「最も耐久性のある」「史上最強」「世界最速」・・何か似ている。
「これまでのはもう駄目だからこれで最後、次は変わるよ」の暗喩かもしれない > > つまりApple語?(もーっ 負け惜しみなんだから ーーーー )
ということは、iPhoneのガラスが全く新しくなる前触れ −−−とも解釈できる。
ナノセラムがそこのど真ん中にいると見るのはひいき目か、そうとも言えない。
何にしろナノセラム、2015年末に発表されて、AppleがいまiPhoneに採用している化学強化ガラスに比べると、硬度・透明性・加工の自由度などなどで優れたところが多く、耐衝撃特性は究極のカバーガラスとされるサファイヤガラスをしのぐとオハラは言っている。(ついでに言うがS. ジョブズはサファイアガラスを採用したかったが加工が難しくコストもかかりすぎるのであきらめたらしい)
オハラの先日のIRを見ると、そのセラミックスガラス「ナノセラム」が、近々どこかの新しいスマホのガラス筐体として採用されることになりそうだ。
気を持たせるIRだが、勝手に解釈しちゃうとそれは次の(間に合わないからさらにその次の)iPhoneかもしれない。違うとしてもどこかのグローバルブランドが採用する可能性は大きい。
控え目に見ても100万単位のオーダーだろう。 大変なことになる。 -
No.544
ちょっと早すぎる話と思わないわ…
2018/06/24 06:07
ちょっと早すぎる話と思わないわけではないが、株式投資は夢を買うとも言うので、まーいいか。以下、夢の話です。
※
ナノセラムがスマホの筐体に供給されると決まったとして、 オハラは部材として完成品の筐体を納入するんですよね。 そうしないとオハラの利幅が薄くなってしまう。
オハラ自体は高度な生産技術を持っているが、スマフォ部材のようなメガ生産の経験は多分ないんでしょう。 心配な部分。
国内で生産する必然性は全くない。だから海外での生産になるでしょう。台湾あたりが拠点になる気がします。 向こうの企業との提携があるかも。
どうであっても、継続的な安定供給のために、AI とメカトロニクスを駆使した先進的な生産設備を新設することに なるでしょう。 設備投資資金の確保は心配しなくて良さそうですし、 いろいろな問題があってもなんとかクリアするのじゃないでしょうか。
1日1万個作れば月に20万個、100万個作るのに5カ月かかりますが、ラインを3倍設備すれば300万個できる、安易な考えですが。
楽観的な私、この事業が立ち上がった姿が見えるような気がする。絵空事にならないでほしいものです。
稀少金属のコバルトは、リチウム…
2017/08/27 19:44
稀少金属のコバルトは、リチウムイオン電池の正極材の素材としてかなりの量が使われている。今は産出量の多くを中国が占めている。リチウムイオン電池の増産とともに価格がずいぶん上がってるらしい。供給量にも限界があるということで、将来的に不安視されているのは確かなようだ。
ただし、このことがリチウムイオン電池の将来性を閉ざす原因になるということにはならないだろうと思う。
この手の話がマスコミで報じられることはよくあるが話半分程度に思えばいいのではないだろうか。
コバルトの産出地はほかにコンゴ、カナダなどがあり、採算が合わないために今まではあまり出鉱していないらしいが、価格上昇しているので今後増産が予想できる。価格上昇という同じ理由でまったく新規に鉱山が開発される可能性もないことはない、ということもあるだろう。最も大きいのは技術開発である。正極材でのコバルトの使用量をとりあえず今の5分の1程度にはできる見通しがあるらしい。そうなれば当面の不安は解消する。将来的にはもっと少なくできるかもしれないし、代替材料に置き換わるかもしれない。そんな先のことまで心配してもしょうがないし、現状でもそんなに心配することもないだろう、と言うお話でした。