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投稿コメント一覧 (5007コメント)

  •  本日の欧州時間は、大きなトレンドを作ることは難しいか。ここ最近の為替市場は米金利動向とその動きに連れた株式市場が引っ張っている。本日は欧州午前にユーロ圏の1月失業率や同月小売売上高などの経済指標は発表されるが、よほど市場予測との乖離がない限り市場が動意づくのはNY入り後になるだろう。特に本日は欧州引け後に、ウォールストリート・ジャーナル主催のイベントの前にパウエルFRB議長の公開インタビューが予定されていることで、動きにくいだろう。また、明日に米雇用統計の発表もあることで、市場が過大なリスクを持つのが難しくなることも、欧州時間での動きを狭めることになりそうだ。
     なお、日本時間の早朝にメルケル独首相がロックダウンの段階的緩和を設定することを発表している。欧州勢がこの発表を好材料と見込むのか、織り込み済みとするのか、欧州入り後の値動きには念のため警戒したい。また、ここ最近はロンドンフィックスにかけて値動きが激しくなっている。ロンドンフィックスは月末が一番大きなフローが多く、その月末玉の残りなどが月初に出ることもあるが、通常は徐々にその量は減少する傾向があることで、本日はフィックスでの大きな動きを期待するのは難しいかもしれない。


    ・想定レンジ上限
     ユーロドルは、昨日も抜けることができなかった日足一目均衡表・転換線の1.2118ドル。ポンドドルも日足一目・転換線のある1.4048ドル。

    ・想定レンジ下限
     ユーロドルは、3月2日安値1.1992ドル。ポンドドルは日足一目・基準線1.3902ドル。

  •  日本は輸出企業が多いことで、「円高よりも円安が望ましい」という考えを持っている人が多くいます。しかし、ここ最近の円安は日本の国力の弱さによる円安、という面が多いのではないかと感じます。

     一昨日、バイデン米大統領が5月末までに米国の全成人にワクチンを供給できると発表したことで、ワクチン普及加速による経済活動の早期正常化期待が高まり、米株が一時上昇する場面がありました。現在世の中で言われているのは、当たり前のことですがワクチンの普及が今後の経済の回復に大きな影響を与えるというものです。

     ワクチン確保には勝ち負けが出ているのが現状です。負け組は日本以外には韓国や豪州、ニュージーランド(NZ)などがあげられます。オセアニア両国の首脳はワクチンの確保が遅いことに激怒していますが、両国ともに厳しい国境管理や隔離政策で、驚くほどウイルスの進行を抑えています。NZなどでは昨年末から国内航空の空席がなくなるなど、経済はすでにかなり回復しています。
     その一方で日本は、首都圏を中心に緊急事態宣言の延長が検討されています。日本ではワクチンの接種が始まったのが2月17日で、厚労省の発表によると昨日3月3日の段階でワクチン接種件数は3万7303件(すべて1回のみの接種)となっています。
     この17日は上述していませんが、ワクチン確保負け組の一つである南アも初めて接種を始めた日です。その南アですが、昨日3日までの接種件数がすでに6万7000件を超えています。南アの人口は日本の半分以下ということを考えると、日本は接種開始が遅いだけでなく、その後の件数や接種率がいかに低いかも理解できると思います。

     ここ最近の円安で国内(特に輸出)企業に追い風となると喜んでいる人もいるかもしれませんが、この円安は日本が今後の経済回復でも負け組を意味している円安と考えるべきではないでしょうか?
     米金利が上昇するときに、欧州通貨やオセアニア通貨に対してのドル買いよりも、対円でのドル買いが顕著なのは、日本がパンデミック前も後も低金利から抜け出せない低成長国家と市場が認識しているからだと言えます。円安を歓迎するよりも、もっと日本人はワクチンの確保の遅さ、経済回復の道筋がたたないことへ怒りを表明するべきなのではないかと思います。

  • 【中国】車載半導体の不足「徐々に解消」、業界団体

    中国自動車産業の業界団体である全国乗用車市場信息聯席会(CPCA)の崔東樹秘書長は2日、世界中で不足が続いている車載用半導体について「供給停滞のリスクは徐々に解消される」との見方を示した。政府や国内の半導体生産企業が対策に動いていることから、自動車販売への影響はそれほど大きくないとした。

     崔氏が個人の会員制交流サイト(SNS)アカウントで車載用半導体不足を巡る状況を説明した。崔氏によると、自動車や部品の生産停止は主に、車を制御するマイクロコントローラー(MCU)の不足が影響しているという。

     崔氏は、車載用半導体の不足は「ここ数年来で最も深刻な危機だ」と指摘。一方で、工業情報省(工情省)が自動車メーカーと半導体企業の仲介に乗り出したことや、国内企業による半導体生産が徐々に拡大していくのに伴い、影響は徐々に収まるとした。

     自動車販売への影響については、「自動車の小売価格は比較的安定しており、明らかな値上げの傾向は見られないことから、全体的な圧力は大きくない」との見解を示した。

  •  3日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。12時時点では106.84円とニューヨーク市場の終値(106.69円)と比べて15銭程度のドル高水準だった。一時マイナス圏へ沈んだ日経平均株価がプラスへ戻して前場を引けたことや、小安く寄り付いた上海株が小幅高へ転じたことに、やや円売りで反応した。106.86円までじり高となった。

     ユーロ円も小幅高。12時時点では129.10円とニューヨーク市場の終値(129.01円)と比べ9銭程度のユーロ高水準だった。ドル円と同様にやや円安で、129.18円までレンジ上限を広げた。

     ユーロドルは小安い。12時時点では1.2083ドルとニューヨーク市場の終値(1.2091ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円はじり高も、円相場の動きが後押しだったためユーロドルは追随できなかった。1.2093ドルへわずかに上値を広げたものの、その後は限られたレンジで重く推移した。

     豪ドル米ドルは、良好な豪GDPを受けて一時0.7838米ドルと昨日高値に面合わせした後は、0.7840-70米ドルへ断続的に観測される売りを前に伸び悩んだ。0.7822米ドル付近へ押し戻された。

    本日これまでの参考レンジ
    ドル円:106.68円 - 106.86円
    ユーロドル:1.2083ドル - 1.2093ドル
    ユーロ円:128.93円 - 129.18円

  • 日経平均は反発 神戸鋼など鉄鋼株が大幅高

     3日前場の日経平均は反発。前引けは51円高の29459円。米国株安を受けても上昇して始まり、開始早々には上げ幅を3桁に拡大。しかし、29500円より上は重く、ほどなく失速した。下げに転じたところでは踏みとどまり、その後は前日終値近辺での一進一退が続いたが、前引けにかけては買いが入り、プラスで前場の取引を終えた。

     東証1部の売買代金は概算で1兆1500億円。業種別では鉄鋼や非鉄金属、海運などが上昇している一方、電気機器やその他金融、その他製品などが下落している。神戸鋼や日本製鉄など鉄鋼株が軒並み大幅高。半面、日本電産やレーザーテックなどハイテク株の多くが売りに押されている。


    日経平均 
     29459.71 +51.54
    先物 
     29470 -20
    TOPIX 
     1897.64 +2.79

  •  豪ドル米ドルは伸び悩み。良好な豪GDPを受けて一時は0.7838米ドルと昨日高値に面合わせしたものの、0.7840-70米ドルには断続的に売りが観測されていることもあり、一巡後は0.7825米ドル近辺まで押し戻された。

  •  2日の米債券市場で債券価格は反発し、利回りは低下した。ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)理事が「利回り上昇が継続し、経済活動を阻害し始めれば懸念する」と講演で発言したことで、債券市場ではツイストオペを連想し買いが強まった。10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(1bp=0.01%)低下の1.39%で引けた。ドル円のスワップスプレッドは前日比で縮小した。時間外の10年債利回りは1.40%台で推移。

    O/N 0.12/0.05
    T/N 0.13/0.01
    S/W 0.62/0.50

    1M 3.85/ 3.53
    2M 7.24/ 6.91
    3M 10.64/ 10.20
    6M 21.43/20.74

    *インターバンク市場からのヒアリングによる

  • 1日の米債券市場で債券価格は反落し、利回りは上昇した。米追加経済対策や新型コロナウイルスのワクチン普及への期待を受けて売りが強まった。バーキン米リッチモンド連銀総裁が「イールドカーブの状況は見通しに対する自然な反応」「インフレ期待が上昇している兆候はない」と発言したことも材料視され、10年債利回りは一時1.45%まで上昇した。もっとも、引けにかけては買い戻しが入り、結局10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(1bp=0.01%)上昇の1.42%で引けた。ドル円のスワップスプレッドの前日比で縮小した。時間外の10年債利回りは1.42%台で推移。

    O/N 0.21/0.03
    T/N 0.11/0.07
    S/W 0.70/0.56

    1M 4.20/ 3.92
    2M 7.79/ 7.46
    3M 10.92/ 10.52
    6M 22.73/21.87

    *インターバンク市場からのヒアリングによる

  • 「フィボナッチ・ゾーン」から見た本日のテクニカルポイント=ユーロ/ドルは以下の通り

    ・バランスポイント
    1.2059ドル

    ・レジスタンスゾーン
    1.2110-22ドル
    ・ネクストレジスタンス
    1.2161ドル

    ・サポートゾーン
    1.1996-08ドル
    ・ネクストサポート
    1.1957ドル

  • 「フィボナッチ・ゾーン」から見た本日のテクニカルポイント=豪ドル/ドルは以下の通り

    ・バランスポイント
    0.7797ドル

    ・レジスタンスゾーン
    0.7847-59ドル
    ・ネクストレジスタンス
    0.7898ドル

    ・サポートゾーン
    0.7734-46ドル
    ・ネクストサポート
    0.7696ドル

  •  2日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは堅調。2時時点では1.2078ドルと24時時点(1.2042ドル)と比べて0.0036ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の上昇が一服し底堅く推移していたところに、ロンドンフィキシング(日本時間1時)に絡むとみられる欧州通貨買い・ドル売りが持ち込まれた。東京朝につけた1.2051ドルを上回ると上げ足を速め、フィキシング後も強含んだまま1.2081ドルまで日通し高値を更新した。
     なお一部通信社が、欧州連合(EU)は、新型コロナウイルス対策のため加盟国に認めている「財政規律の一時停止」を2022年も継続する可能性が高いと報じている。
     
     ユーロ円は強含み。2時時点では128.93円と24時時点(128.53円)と比べて40銭程度のユーロ高水準。24時過ぎに下押しした128.48円を底にユーロドルにつられる形で買い戻しが優勢に。2時前には128.95円まで上値を伸ばした。
     一方、弱含むブラジル株を眺めながらブラジルレアル円への売り圧力が強まり、約4カ月ぶりの安値となる18.64円まで下落した。また、昨日は反発したトルコリラ円だが、本日は売り優勢のまま14.38円まで下値を広げている。

     ドル円は上値が重い。2時時点では106.74円と24時時点(106.74円)とほぼ同水準だった。堅調なユーロドルの影響を受けて、1時頃に106.68円までじり安となった。その後、上値を伸ばしたユーロ円に支えられたが106.70円台で戻りは限定された。

    本日これまでの参考レンジ
    ドル円:106.68円 - 106.96円
    ユーロドル:1.1992ドル - 1.2081ドル
    ユーロ円:128.19円 - 128.95円

  • 欧州各国の10年債利回りは上昇しての推移。米国債利回りの上昇などを眺めて底堅い動きが展開されている。

    現状の水準は以下の通り。

    英10年債:0.760(0.001)
    独10年債:-0.318(0.016)
    仏10年債:-0.074(0.023)
    伊10年債:0.704(0.046)

  • 各国債券利回り一覧       
    2021/3/2  7時36分現在

             10年債                       2年債   
    米国     1.417% (前日比+0.012%)     0.119% (前日比-0.008%)  
    英国     0.759% (前日比-0.061%)     0.099% (前日比-0.029%)  
    ドイツ     -0.334% (前日比-0.074%)     -0.687% (前日比-0.024%)  
    ポルトガル 0.223% (前日比-0.094%)     -0.566% (前日比-0.041%)  
    イタリア    0.658% (前日比-0.103%)     -0.339% (前日比-0.078%)  
    ギリシャ   1.006% (前日比-0.105%)       -   
    スペイン    0.324% (前日比-0.099%)     -0.456% (前日比-0.046%)  
           
     ※ギリシャ2年債はデータ取得不可のため掲載せず

  • 米国債利回りはまちまちでの推移。全体的には底堅い動きだが、10年債利回りに調整の動きが意識されている。

    現状の水準は以下の通り。

    米2年債利回り:0.1211(0.002)
    米10年債利回り:1.4051(-0.0119)
    米30年債利回り:2.2085(0.0179)

  • ユーロ/ドルは日中高値を更新しての動き。ドルに対する調整売りの流れが維持され、上値を拡大している。

    30分足ボリンジャーバンドでは2σを意識しての動き。RSI短期線は上昇基調。ストキャスティクスはゴールデンクロスからの上昇。

    1:46現在、ユーロ/ドルは1.2071-76ドル。

  • NY市場午前は米株が下落しての推移。朝方はダウがプラス圏での推移となるなど米経済の先行きに対する期待感から買いの流れが強まったが、史上最高値圏での推移となっていることから利食い売り圧力も根強く、目先はマイナス圏での推移となっている。現状ダウは83.62ドル安の31451.89ドル前後を推移。

    商品市場は原油が小幅に上昇しての推移。米株は軟調地合いだが、買い戻しの動きが意識されて底堅い動きが展開されている。現状原油は0.32ドル高の60.96ドル前後を推移。一方、金の中心限月は上昇しての推移。ドルに対する売り圧力が強まっており、プラス圏に浮上する展開となっている。現状金の中心限月は4.5ドル高の1727.5ドル前後を推移。また、米国債利回りはまちまち。10年債利回りがマイナス圏に転じており、債券に対する買い戻しの動きが意識されているが、全体的には利回りは底堅い動きが展開されている。現状米10年債利回りは0.0034%低下した1.4136%前後を推移。

    為替相場はドルインデックスが下落しての推移。NY時間帯に入り、ドルに対する売りの流れが強まる展開となっている。インデックスは91を割り込んで下げ幅を拡大している。一方、円はまちまち。ドルインデックスの下落を眺めてドル/円は上値の重い展開となっているが、クロス円は全体的には堅調地合いであり、円に対する売りが意識されている。ただ、株安などを受けて上値の重い展開となっている。現状ドル/円は106.75円前後、ユーロ/円は128.90円前後、ポンド/円は149.00円前後、豪ドル/円は83.40円前後を推移。また、ユーロ/ドルは1.2075ドル前後を動いている。

  • ドルインデックスは下落しての推移。欧州時間帯はしっかりとした動きとなったが、NY時間帯に入りドルに対する売りの流れが強まり、インデックスは91を割り込んでの推移となっている。

    現状の水準は以下の通り。

    ドルインデックス:90.928(-0.111)

  •  日経平均は反落。取引開始後に3万円に接近したが、急失速し前場のうちにマイナス圏に転じた。後場は下げ幅を広げ、29400円台で引けた。一時5日移動平均線(29575円 3/2)を上回ったが、終値ベースでは5日線を奪回できなかった。ただし25日移動平均線(29247円 同)上を維持し、買い優勢の地合いを示唆している。

     一目均衡表をみると、日足の基準線(29172円 同)は横ばいとなったが、転換線(29763円 同)は下向きに転じた。一方、強い買い圧力を示唆する三役好転の状況が続いている。
     
     25日線が下値サポートしている限り買いスタンス継続で良いとみるが、長い上ヒゲを形成したことで上値の重さが意識されそうだ。値動きの荒い展開が続くなか、29000円台を着実に固めたいところである。ただ上値を試すには早々に5日線上を復帰できるか注目したい。

  • エネルギー市場は上昇しての推移。米株の軟調を受けて上値は重いが、買い戻しの動きが意識されてプラス圏での推移となっている。

    現状の水準は以下の通り。

    NY原油:60.80(0.16)
    NY改質ガソリン:195.33(1.04)
    NYヒーティングオイル:183.23(1.31)
    NY天然ガス:2.836(0.059)

  • 米国株式市場は小幅まちまちでの推移。米経済の先行きに対する期待感が意識される一方、史上最高値圏での推移となっていることで利食い売りに抑えられる展開となっており、目先はやや上値の重さがい意識されている。

    現状の水準は以下の通り。

    NYダウ工業株30種:31553.33(17.82)
    NASDAQ総合指数:13523.23(-65.60)
    S&P500指数:3897.96(-3.86)

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