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投稿コメント一覧 (848コメント)

  • >>No. 85

    公証人を必要とする契約について、ビデオ(Liveoakの機能)を使用して、距離に関係なく、文書電子証明がなされ、公証人の本来の機能は損なわれず、しかも米国内行政の全面サポートを得て、夏の終わり頃から推進する。日本の公証人役場を利用したことがありますが、これは、かなりインパクトはありますね。

    当社IR
    DocuSignは、Liveoakのテクノロジーと専門知識を活用して、リモートオンライン公証(RON)に焦点を当てたアグリーメントクラウド™の新製品であるDocuSign Notaryの立ち上げを加速する予定。

    DocuSign Notaryは、今年の夏の終わりに早期アクセスが可能になる予定で、ビデオによる公証された取引を可能にする。公証人はさまざまな場所におり、これは、米国の州議会や行政命令によってますますサポートされる。DocuSign Notaryはまた、会社の既存のeNotary(公証人)オファリングを強化する。これにより、公証人は文書の電子署名に対する直接の証人として行動できる。

  • Parian様

    おかげさまで、苦手だった特許について、どういう視点で見れば良いのかが、ポイントだけですが掴むことが出来ました。

    少なくとも、SB623の価値=現時点ではサンバイオ企業価値
    について、根幹部分については、揺るぎがないこと、それと時間の経過とともに、株価の動きは兎も角、企業価値については、毀損されることなく、むしろ着実に向上していることの証左にもなるのかな、と感じました。

    第一次サンバイオショックの時は、10年先の夢と理想を思い切り先食いした株価形成。所謂オーバーシュート。第二次サンバイオショックの時は、目先の夢と理想期待が、揺らいだことによるショック。
    そして、現在は、宴のあとで、企業価値以下に大きく株価が突き抜けている状態。
    そのギャップが、結構大きくなっているけれども、そうは思わない投資家が結構多い状態。

    業種は全く異なりますが、以前のテスラは、パナソニックの撤退など、散々でした。それがトヨタを上回る時価総額。アマゾンは、以前幾ら期待されていても、赤字続きで事業継続性すらも疑問符の付いた時期がありましたね。
    比較するのは、不適切ですが、期待は何度か裏切られ、そしてそれにもかかわらず、着実に企業価値を高めてゆけるか、行けないか、サンバイオはどちらなのか?これを投資家として自己責任でどう判断するか?
    このあたりを、一人一人考えてゆくことにつきるのでしょうね。
    答えが出るのに、それなりに時間も必要なようではあります。

  • >>No. 14728

    Parian様

    実に難しい内容ですが、ポイントは何となく理解できたとは思います。有難うございました。

    特許情報プラットフォームで、経過情報、特許願、明細書、請求の範囲などを初めてざっと見ました。
    正直製造方法について、ここまで詳細に記載されていることにびっくりしました。
    後、前臨床段階のパイプラインについて、有望である根拠もあり、参考になりました。

    感想ですが、これだけ細かい内容だと、特許としては実に緻密なものになるのでしょうね。このレベルで、生産管理体制、R-SATシステム、定位脳手術について、きめ細かに特許をおさえると、壮大な特許ポートフォリオを構築できるのかもしれませんね。
    決算説明会資料20ページの、再生医療プラットフォーム構想は、単なるアドバルーンではないということでしょう。

    サンバイオ投資家は、退屈の極にある状態ですが、水面下では色々動いているということでしょう。

    市場は、コロナワクチンで沸騰していますが、株価特効薬になっても、治療特効薬になる確率は、一般的に一番良くて50%です。所詮見るだけのものと感じております。
    サンバイオの場合、未曽有の緩和策を背景に、二度にわたって頓挫した、「夢と希望(妄想?)に満ちた理想買い」から、「夢と希望にみちた、理想買いと現実買いが交錯する相場」に移行する時期は、もしあるとすれば、きっかけはTBI国内承認申請でしょう。必ず来るとは、言えませんが、そういう可能性はゼロ%では決してないでしょう。それを楽しみに、これから来るであろう猛暑を乗り切りたいと思います。

  • >>No. 14711

    まるこ様

    非常にシンプルに考えております。

    脳梗塞治療薬を、静脈ではなく、動脈的に投与すれば、効果が期待できるのではないか、という臨床試験をしたが、やはり血液脳関門の壁(血液脳関門からはいくら薬を入れようとしても目的の0・1%ほどしか到達できない)に阻まれて、有効性を示せなかった。

    やはり、サンバイオSB623の直接投与方式でないと、薬が仮にいくら効果があっても、実力発揮は覚束ないということでしょう。

    よって、この事例でサンバイオの脳梗塞治療薬開発の将来性を悲観する必要は、少なくともないでしょう。

  • >>No. 14700

    まるこ様

    そうです。

    ヒトでの最初のMuse 細胞製品(CL2020)の治験である急性心筋梗塞患者を対象とした探索的臨床試験で、安全性及び一部有効性が認められたという段階です。治験対象者は3名です。

    勿論、CL2020のポテンシャリティーは大いに評価すべきとは思いますが、慢性ではない脳梗塞の探索的臨床試験で3名だけ、この実績だけで、SB623、TBI治療薬の競合品とするのは、株式会社生命科学インスティテュートもびっくりではないでしょうか?大甘ですね。

  • >>No. 14697

    まるこ様

    有難うございます。気が付きませんでした。
    この表現だと、とても気分的に明るくなりますね。

    蛇足ですが、G47Δ/DS-1647とSB623には、もう一つ共通点があります。
    投与方法が、定位脳手術なのです。

    G47Δは、脳腫瘍で最も悪性の膠芽腫治療薬です。生存率は1年52%、5年8%という怖い病気です。患者関係者から一刻も早く上市をという請願書まで出ています。

    是非、両方共承認申請、そして承認してもらいたいものです。

    ついでに、もう一つ蛇足です。オーファン指定の付属資料で、競合品目が二つ記載されていました。
    1)ヘリオス 脳梗塞急性期対象 HLCM051
    2)生命科学インステチュート CL2020 ミューズ細胞
    選定理由は、SB623も脳梗塞に対する開発も行っており、作用機序を考慮した場合、二つとも外傷性脳損傷を対象とする開発も考えられること。
    個人的感想ですが、これはかなり無理な選定です。本来、競合品目にすべきではないとは思います。

  • >>No. 14685

    まるこ様

    外傷性脳損傷の後遺症を伴う日本の患者数は厚労省患者調査では2,100人と推定されています。調査日当日に医療機関を受療した患者の実数から病院を受診する患者数を指定。かなりラフな推定にはなります。1年間での患者数からではないです。それと、サンバイオが示唆しているように、在宅のみで過ごされている患者は反映されていません。新規発生患者推定と見るべきでしょう。

    そもそも日本の外傷性脳損傷患者数は、正確には把握されていません。
    2007年のWHO報告では、世界の外傷性脳損傷の発症率は150~300人/10万人とされています。但し、各国で発症率の差があることも確認されています。日本が発症率の低い国であることは間違いないはずです。

    外傷性脳損傷患者の多くが軽度外傷性脳損傷であることも事実でしょう。そこから、どの程度の確率で慢性期外傷性脳損傷患者になるのか?これも推定値を使うしかないようです。慎重に見れば10%程度という試算もあります。

    厚労省試算を逆算すると、
    日本人口1・265億人×x人/10万人×10%=2,100人
     X=16・6人(外傷性脳損傷患者数で軽度も含む)
    WHO外傷性脳損傷発症率の下限150人/10万人の10分の一弱に過ぎません。
    まあ、かなり保守的な推定値と言えましょう。(正直低すぎますね)

    仮に、2,100人を前提としても、発症後2~5年経過の在宅患者数は、2,100人×4=8,400人はいることになります。

    これを、少なすぎると見る方も当然いるでしょう。
    でも、オーファン指定なので、巨大市場前提の薬価よりは、高めに設定されるでしょうし、グローバル展開の踏み台と考えれば、あまり悲観しなくても良いかとは思います。

    いずれにしても、申請しないことには始まりません。

  • 今後ですが、サンバイオ投資家として、第一三共のがん治療ウィルスG47⊿の承認申請動向も注目です。

    以下のように、サンバイオのTBIは、少し遅れていますが、実によく似た動きです。

    第一三共の申請から数カ月遅れて承認申請、時期的には11月下旬~12月上旬と予測します。
    そこまでとても辛抱できない方には、面白くない予想にはなります。

    第一三共G47⊿
    2016年2月10日先駆け指定
    2017年7月11日オーファン指定
    2019年4月8日時点 5月申請年内承認予定
    2019年10月31日承認遅れ、時期明示せず
    2020年決算説明会 今年上期申請予定
    製造委託先 デンカ生研

    サンバイオSB623
    2020年1月期中申請予定
    2019年4月8日先駆け指定
    2019年12月13日 2021年1月期申請延期
    2020年6月24日オーファン指定
    製造委託先 日立化成

  • >>No. 14674

    uso8000様

    ハートシート」(テルモ株式会社製)は、第II相臨床試験で7人の患者について安全性と有効性が示唆されたところで、薬事当局が製造販売の「条件付き承認」。

    それに対して、サンバイオは、TBIのP2試験で、61名を対象、主要評価項目を達成。

    更に、ナビゲーションシステムのシミュレーションデータを用いたSB623の投与部位の解析を実施中。期間2/14~10/31。実施機関は北大、横浜市大、大阪大、岡山大。

    研究対象者:2017年8月1日~2019年2月28日の間に岡山大学病院および共同研究機関でTBI-01試験に参加されSB623を投与された10名

    被験者ごとに脳の損傷部位が異なるため、SB623の投与部位によってSB623投与後の改善効果にどのような違いが生じるか明らかになっていない。今回の研究でSB623移植部位と有効性の関連性を評価することは、将来の外傷性脳損傷疾患の治療法の確立に有益となる可能性がある。

    推測であるが、このデータも活用して承認申請は考えられる。併せ、SB623投与方法についての、定位脳手術関連の特許を申請するのではないか、と推測する。

    仮に、条件及び期限付承認になったとして、少なくとも4大学病院については、調査契約締結はそれほど難しくはないと、個人的には思う。

    加えて、仮にこの4病院のみで、各責任者の4医師のみが担当としても、手術時間は1~2時間で、既に慢性期なので緊急性を要せず、手術のスケジュールも組みやすい。
    1医師週1回、月4回ペースとしても、4名×月4回×12か月=192例手術可能。
    どんな条件になるか分からないが、このくらいの実績があれば、充分であろう。
    個人的には、本承認を期待しているが・・・。

  • >>No. 14602

    まるこ様

    サンバイオのTBI開発ですが、確かに退屈なほどに時間を要しています。しかし、着実にステップは踏んでいます。長い目で見れば、これが本来の王道ではないでしょうか?
    仮に条件及び期限付き承認であっても、それが得られれば、SB623の他の適応疾患の開発はかなり有利になります。MSC1,2も製造面では、その応用と見られています。だから、TBIに集中していると理解しています。

    以下は、もしアンジェスのホルダーの方であれば、とても不愉快でしょうから無視してください。

    例えば、話題のアンジェスですが、かなり無理な開発だと感じています。動物実験だけで、安全性確認が本当に十分なのでしょうか?先々のP2,P3への明確な展望もない、こういう急ぎ過ぎる臨床試験は危険だと個人的には思います。
    医療従事者を実験台にすることについて、本当に良いのでしょうか?重篤な副作用【ADE問題「逆に重症化」現象】が出た場合、責任体制はどうなるのでしょうか?マネーゲームとしては面白いのでしょうが・・・。

    「大阪大学の森下竜一教授は、アンジェスと開発中の新型コロナワクチンは、今月30日から第1相臨床試験が始まる予定。大阪市立大学医学部附属病院の医療従事者を対象に、感染歴がない20~30例程度を組み入れる。大阪府は10月にも数百例規模の大規模試験へ移行し、来春の実用化を目指す意向だ。
     森下教授は、感染者が減少している日本だけで大規模試験を行うのは難しいとみている。一方で海外で実施できる資金力や組織体制もないとも指摘。」

  • >>No. 14589

    まるこ様

    大変参考になりました。
    主観的満足度は、非常に重要だと思います。

    Stroke誌に論文発表もある、ピッツバーク大学神経科Lawrence R Wechsler氏の、下記談話は、それに該当すると思われます。
    「測定していない項目において、ポジティブな変化を報告した患者が数多くいたのです。それらの患者さんのコメントは、記憶が良くなった、精神機能が改善された、活力が湧いた、考えが明確になった、というものでした。運動機能については、スケールに現れた変化のみならず、評価指標には表れない小さな変化も患者さんから報告されています。手が上手く使えた、バランスをとって歩けた、といったものです。」

    このテーマは、以下の資料が参考になりました。

    治験における Patient Reported Outcomes
    ~臨床開発担当者のための PRO 利用の手引き~

    医薬品の開発においては,臨床試験によってその有効性,安全性を検証することが必要である.近年では被験者自身により直接新薬の有効性・安全性さらには有用性を評価するという考え方で,PRO が重要視されている。

    PRO は QOL(Quality of Life:生活の質)や自覚症状(痛み,口渇,倦怠感,頭痛,うつ状態,不安感,睡眠障害等),機能状態(身体機能(歩行等),社会機能,認知機能,生活の制限等),全般的な健康状態や幸福度,治療に対する満足度,治療遵守などを測定することができる。

    2007 年から 2013 年にかけて ClinicalTrials・gov に登録された試験について調査した結果では,製薬企業が実施した臨床試験 30,012 試験(検証試験以外も含む)のうち,1887試験(6・3%)で主要評価項目に PRO が設定されていた.

    日本における主要評価項目に PRO が用いられていた品目の薬効分類別一覧
    中枢神経系用薬、消化器官用薬、泌尿生殖器官及び肛門用薬、抗ウイルス剤、眼科用剤他

    サンバイオは、特にstrokeについて、このPRO 積極利用も視野に入れて、プロトコルを組んでみる価値はありそうですね。

  • 少し古い資料ですが、これによると、先駆けとオーファン指定両方を狙うのは、一応ありうるようです。その総合的メリットは、個人的には正直分かりません。

    因みに、第一三共のがん治療用ウイルスG47Δ(DS-1647)は、両方指定を獲得していました。先駆けを先に指定を受けています。1年半後にオーファンです。おまけに製造管理部門で毛躓き、申請は今期上期中予定で、サンバイオとよく似ています。

    オーファン指定については、結構ハードルは高いようです。開発後期段階に入らないと申請は困難なのが実情のようです。結果助成金メリットはあまり期待できないようです。

    【日本の希少疾病用医薬品の指定要件の現状に関する研究-製薬企業に対するアンケート調査にもとづく検討-(2017年3月)】

    1)先駆け指定申請を優先した品目があり、オーファン指定と同時に申請するのは負荷が大きかった。41頁

    2)先駆けとオーファンの両方の要件を満たす品目の場合、これらを同時に申請でき、先駆け指定されなかった場合にオーファンでも審査がなされるという制度があると良い。その際、申請の負担軽減のため、先駆けとオーファンの指定申請資料について、重複する情報を同一の様式にまとめて申請。41頁

    3)支援措置の中で、「助成金の交付」について、指定を受けた製薬企業で活用はされていたものの、メリットと感じている製薬企業は限られていた。当該結果から、手続きの煩雑さ等を指摘する企業があった。

    4)開発の可能性に関して、現状としては、国内外において、少なくとも指定対象の患者における有効性を示唆させるデータがないと、指定を受けることが困難である可能性が示唆された。指定を受けてから承認申請がなされるまでの期間について、指定を受けた品目の 55%が 1 年以内であり、支援措置の一部が有効活用できていない可能性が示唆された。
    指定基準における「医療上の必要性」及び「開発の可能性」により、臨床開発早期における指定を困難にしていると実感している企業も多く見られた。46頁

  • >>No. 14571

    Parian様

    今回の、希少疾病用再生医療製品指定にあたり、委員からのコメントについては、承認申請するにあたり重要なポイントが示唆されたと看做されよう。

    承認する際の適応を「受賞後12カ月以上経過した外傷性脳損傷で一定以上の運動障害のある者」のように限定する必要があると思われる。
    ⇒サインバイオは、「予定される効能または効果」これをTBIのP2bプロトコルよりは広範なもので提出したのであろう。初めから制限するよりは、少し広範囲に出すのは戦略上充分考えられる。最終は、P2bプロトコルの組入れ基準に即した適応にすれば良いはず。

    TBIのP2b試験結果のみで申請できるのか?慢性期脳梗塞P1/2a,P2b試験の結果はどのようであったか?
    ⇒これは、TBIに一定効果があるのなら、当然strokeも同じ効果が出て然るべきではないか?ということであろう。Strokeの治験結果も提出済み。次回申請時に、何故strokeのP2bが失敗したのか、この理由を明示する必要が示唆されたと理解する。

    免疫反応、notch-1を一過性に発現することの有効性
    ⇒問題なし。

    FMMSスコア8・3上昇の臨床的意義
    ⇒考察を進めているところであり、PMDAとも今後議論予定とされている。これはFMMS評価項目で1ポイント改善でも、患者にとってどれほど重要な意味を持つか、小さな機能の変化でも、その人にプラスの意味で大きな影響を与えることができる。こういうことを、具体的に、分かりやすく当局に説明してゆくことの重要性が示唆されたと言える。

    副次的評価項目において優位な差が出なかった点、日本人での偽手術群に比してのFMMSスコアの改善が小さい点は、より大規模データについて検証すべきと思われる。
    ⇒この2項目については、開示されていない。よって、原則論としてはコメントできない。サンバイオから、説得力ある説明がなければ、条件付き早期承認で着地すると思われる。
    但し、対象者について、数ポイントでも、改善し、そのことが患者のQOL「生活の質」がどれだけ改善できたかの実感、ここを丁寧に説明すれば、本承認は不可能ではないとは思う。仮に条件付き早期承認でも、本承認と同じペースでの治療件数確保は可能とは思う。経口、注射による投与とは別物で結構制約がある。

  • 三菱UFJモルガンスタンレー証券が、19日付で目標株価を上方修正しました。
    14,000円⇒18,500円です。

    今期は、ロッシュ向けアクテムラ輸出の上方修正と、コロナによるヘムライブラ売り上げの下方修正が相殺され、EPSはほとんど変えていません。EPSは391円です。

    但し、中長期的成長確度は、ヘムライブラの売り上げ拡大と開発品の開発進展(スイッチ抗体STA551、satralizumab,Tiragolumab等)は高まっているという分析。それで、EPSは、21/12期433円、22/12期479円に上方修正されています。

  • 日経クロステックで、知財価値を推定、ランキングが作成されています。

    特許を含む知財の価値は、オフバランスで、真の企業価値を反映していない。その知財価値を試算するという試みです。

    第5位が、第一三共で、知財価値は3兆9千億円とされています。キーエンスの6兆6千億円、中外製薬の5兆4千億円には及びませんが、興味深い試算です。
    要するに、資産計上されていない、市場評価されていない資産が、第一三共はこれだけあるということです。

    大昔、含み資産を投資尺度に土地持ち企業の株価が暴騰しましたが、含み知財価値資産を投資尺度にしても、おかしくはないですね。
    そもそも第一三共の株価が、減益予想、PER理論では説明のつかない水準にあるのは、こういう考え方も一部反映されているのかもしれません。

    東証一部の平均的な株価純資産倍率PBR=1・237倍

    東証一部上場企業の直近決算の平均自己資本利益率ROE=6・2%

    第一三共のROE=10・10%

    第一三共の将来利益の現在価値を表すPBR
    =1・237倍×10・10%/6・2%=2・015倍と推定

    第一三共の2020年3月期末時点の純資産=1兆3058億円

    第一三共の将来利益の現在価値=1・3058兆円×2・015倍=2・631兆円

    2020年6月9日時点の時価総額=6・534兆円

    知財価値=6・534兆円―2・631兆円=3兆9千億円

  • サンバイオのパイプラインで、研究、非臨床、PHASE1が無い状態で、
    【慢性期脳出血の臨床試験はPHASE2またはPHASE3からの開始を見込んでいます。】

    この意味が、ピンとこなかったのですが、換言すれば「いきなりPHASE3が可能か?」という疑問がありました。

    少し古くなりますが、再生医療相談室にこんな説明がありました。

    「一般論ですが、フェーズ3(第3相治験)という場合、フェーズ2で有効性、安全性、用法・用量に関する結果が出ていることが前提になり、この薬を多数の患者を対象として検証することになります。また、再生医療の場合、安全性が確認されていれば、有効性が推定される段階で早期の承認が得られます(条件付き早期承認制度)。規制当局(PMDA)では、ケースバイケースで再生医療等製品の検証を進める方針の様ですから、安全性や用法・用量に関する情報がすでに得られている場合は、必ずしもフェーズにこだわらない形での治験が行われる可能性もあると思われます。その様な治験をあえてフェーズに当てはめると、フェーズ3になる場合もあるかもしれません。
    ということで、現在では、ある薬剤をどの様に検証するかはPMDAとの相談によって決まりますので、その結果としていきなりフェーズ3ということもありえると思われます。」

    成る程と思いました。
    それと、日本でのstrokeは、パイプラインには全く掲載されていません。死んだも同然です。グローバル展開での臨床試験デザインが決定した段階で、その内容次第ですが、突然PHASE3で登場というサプライズも夢があって悪くないですね。

  • MUMSSのコメントです。

    今回の決算発表はニュートラルな印象。(個人的にも同感です。悪い情報も、良い情報も特段ないという感じがしました。

    新型コロナウィルス流行影響による開発遅れは現時点では特に生じていない模様。(これは極めて重要なポイントです。)

    短期では、希少疾病用再生医療品等製品にSB623が指定されるのか否かの可否の注目する。同指定を受けた場合、助成金やPMDAからの指導・助言が受けられる。SB623は先駆け審査指定制度の対象となっていることから、既に承認審査に向けてメリットを享受しているが、同指定の対象となった場合、短期的な株価上昇の材料になるだろう。(多分今月中に判明するとは思います。)

  • DOCUダン・スプリンガーCEOの「一番の競争相手は他の企業ではなく(アドビ・サインとハローサインでしょう)『紙』だろう。まだ潜在的な市場の4%しか開拓できていない。契約に対する企業のニーズをくみ取り、いかに紙から切り替えてもらうかを考えてゆく」という発言。競合企業は眼中にないと言わんばかりのニュアンス、他の業界でこんなセルフをはく経営者は先ずいないでしょう。

    データセンター処理能力増強と営業部門人員拡大という先行投資を遂行、営業損失は変わらず、嘗てのアマゾンを彷彿させるものがあります。

    ポスト・コロナでの潜在成長力の大きさを感じさせます。

  • 21/1期Q1決算
    在宅勤務増加により、業務デジタル化加速が追い風となり、市場予想を上回る業容拡大が続いているようです。

    売上高が前年同期比39%増の3億ドル、市場予想2・8億ドルを上回る。多くの既存客が同社電子署名サービスの利用範囲を拡大、契約金額増加が要因。

    Q1末顧客数は同33%増の66・1万件、内大中堅及び小規模企業顧客数は
    同49%増の8・9万件。

    非GAAP(継続事業ベース)の営業利益は同2・3倍、同ベースEPSは0・12ドル(同71%増)、市場予想の0・1ドルを上回る。

    Q2(5-7月)の会社予想売上高は、3・16~3・20億ドル(前年同期比34~36%増)、市場予想の3・03億ドルを上回る。

    21/1通期売上高は、従来会社予想を上方修正し、13・13~13・17億ドル(同35%増)、市場予想の12・88億ドルを上回る。

  • 「無限の可能性を秘めた、未来の繊維」と、NHKニュースを見ていたら、村田製作所村田会長兼社長が説明していました。
    当初企業規模からすると、収益的影響は些少ではありますが、長期的に見ると、結構面白そうです。
    下着、靴下、スポーツウェアなど、広範な用途の展開がありそうです。
    ユニクロあたりも、検討するのではないでしょうか?
    それにしても、こういう新商品を開発展開する、創造力は素晴らしいです。

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