ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

NYダウ【^DJI】の掲示板 2018/12/04〜2018/12/05

4日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、米中貿易戦争や米国経済の先行きへの不安が広がり、前日比799.36ドル安の2万5027.07ドルで取引を終えた。1日の下げ幅としては過去4番目の大きさだった。トランプ米大統領が、米中協議が不調となった場合の対中制裁強化を示唆したことで貿易摩擦の悪化懸念が再燃。米国の金利動向から、景気減速への懸念が高まったことも下押し要因となった。
ダウ平均の下げ幅は一時818ドルに達した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は283.08ポイント安の7158・43で終えた。
米中首脳会談で合意した新たな通商協議を巡り、トランプ米大統領が4日、ツイッターで「私はタリフマン(関税の男)だ」と対中追加関税を辞さない強硬姿勢を示したことで、米中協議の行方に懐疑的な見方が広がった。前日のニューヨーク株式市場で米中貿易戦争の「一時休戦」が好感されて株価が大幅に上昇した反動もあり、中国との取引が多い米建機大手キャタピラーや航空機大手ボーイングなどが値下がりした。
リスク回避のため株を売って国債を買う動きが強まり、国債価格が上昇(金利は低下)。長期金利の指標とされる米10年物国債利回りは2.9%前後と9月上旬以来の水準に低下し、2.8%前後の2年物国債利回りに接近した。長短金利の接近は景気減速の兆候とされるため、米経済の先行き警戒感が広がり幅広い銘柄が売り込まれた。