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NYダウ【^DJI】の掲示板 2023/12/23〜2023/12/25

>>285


>バランスシートって^^)
>理解できない人ってどれだけ説明しても全く理解できないよねー(笑)
>
>日銀が1兆円紙幣を印刷したら
>バランスシートの資産が1兆円増えるので
>同時に負債も1兆円増えないといけない
>
>その際、負債に組み込まれる1兆円は「当座預金」に組み込まれ
>金融機関が当座預金からお金を引き出した時点で新規発行になるってだけの話なのにねーwww
>

ちょっと理解が誤っているようなので。
紙幣を発行することと、当座預金残高は直接は関係ありません。

日銀が発行する「日本銀行券」は、日銀から見て「資産」ではありません。バランスシート上は「負債」に計上されます。
日本銀行券は、その名の通り日本銀行という一種の銀行が発見する「証券」であり、本来の意味は日銀の借用証書です。
つまり、日本銀行券一万円券を日銀に持ってくれば、「本来の貨幣」一万円といつでも交換しますよ、という意味を持ちます。しかし、日銀の信用力により借用証書が事実上の貨幣として通用しているというものです。日本銀行券が日銀の裁量によりいくらでも発行できるのは、それが単に日銀の借用証書であるからです。

日銀の負債に計上されるものは大きく分けて2つあり、1つが日本銀行券、そしてもう一つが各金融機関が日銀に開設している当座預金の残高です。

当座預金残高も結局は、各金融機関から要求があればいつでも口座残高を日本円に変えて渡しますよ、という意味で、日銀の債務を意味します。

逆に日銀の資産に当たるものは、日本銀行券を新たに発行することで日銀が購入したもの、例えば国債などですね、そういったものが相当します。
日銀は、日本銀行券を新たに発行して手渡すか、あるいは金融機関の当座預金残高を増やす代わりに、その対価として金融機関から国債やその他証券などを購入し、これらを資産に計上します。

つまり、日本銀行券を新規発行する操作と、当座預金残高を増やす操作は、形が違うだけで同種の操作です。
日銀が債務超過になっても問題ないと言うのは、「借用証書が事実上の貨幣として通用する」という日銀の特殊性によるものです。ただし、通貨としての価値の希薄化は避けられないと思います。