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NYダウ【^DJI】の掲示板 2023/02/02

1日のニューヨーク株式相場は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見を受けて景気先行きを巡る投資家の懸念がやや和らぎ、小幅続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比6.92ドル高の3万4092.96ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は231.77ポイント高の1万1816.32で引けた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2億1708万株減の11億0800万株。
ダウ平均は寄り付きから中盤にかけてマイナス圏で推移した。FRBの金融政策会合の結果公表を午後に控えて様子見姿勢が広がったほか、昨年12月の雇用動態調査(JOLTS)で、非農業部門求人数が市場予想を上回る伸びを示し、賃金インフレ圧力の高止まりが意識された。
FRBはこの日まで2日間の日程で開いていた会合で、0.25%の利上げを決定。利上げ幅は前回会合の0.5%から縮小した。利上げ幅や声明文の内容は市場の想定内だったため、公表直後は株式市場の反応は限定的だった。
その後のパウエル議長の会見では、ダウ平均が一時500ドル超下げる場面もあったものの、まもなく上昇に転じた。パウエル氏は会見で「ディスインフレ(インフレ低下)の段階が始まった」と発言。日系証券関係者は「議長がディスインフレに複数回言及するなど、会見はタカ派的とは言えなかった」と指摘した。
FRBが高インフレ抑制のために大幅利上げを続ければ、景気が悪化するリスクも高まるため、インフレ緩和に関するパウエル議長の発言が株価の追い風になった。
個別銘柄(暫定値)では、エヌビディアが7.2%高、テスラが4.7%高、アマゾン・ドット・コムとマイクロソフトが2.0%高。一方、シェブロンが1.5%安、エクソンモービルが1.1%安、メルクが0.4%安、JPモルガン・チェースが0.3%安だった