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日経平均株価【998407】の掲示板 2024/04/26

日経平均、米半導体の株高が追い風(先読み株式相場)2024年4月26日 8:03
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL2608S0W4A420C2000000/

26日の東京株式市場で日経平均株価は前日終値(3万7628円)より200円ほど高い3万7800円前後で始まり、反発しそうだ。前日の米半導体株高が支援材料となる。日銀の金融政策決定会合の結果発表があり、円相場と輸出関連株の動向に関心が集まる。

25日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比375ドル(0.97%)安の3万8085ドルで終えた。同日発表の2024年1〜3月期の米実質国内総生産(GDP)速報値が投資家のインフレ懸念を強める内容となり、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ先送り観測の強まりから消費関連銘柄などに売りが出た。半面、エヌビディアなどは買われ、日経平均との連動性が高いとされる半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は1.96%上昇した。きょうの東京市場でも東京エレクトロンなど値がさの半導体関連に買いが先行すれば、日経平均を押し上げそうだ。

取引終了後にマイクロソフトが発表した1〜3月期決算は売上高と1株利益が市場予想を上回った。米株式市場の時間外取引でマイクロソフトは通常取引終値から5%あまり上昇する場面があった。同じく1〜3月期決算を発表したグーグルの親会社、アルファベットも売上高と1株利益が市場予想以上だった。あわせて、四半期配当を始める方針も発表し、時間外取引では通常取引終値から14%ほど上回る場面があった。これら2銘柄の急伸で日本時間今夜の米株式相場が上昇するとの期待が高まれば、きょうの日経平均の反発に弾みを付ける可能性がある。

26日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は上昇し、6月物は前日の清算値に比べ210円高い3万7820円で終えた。26日早朝の外国為替市場で円相場は1ドル=155円60銭台と前日夕時点とほぼ同水準で推移している。

日銀が金融政策決定会合の結果を公表する。前回の3月会合でマイナス金利政策を解除したばかりで、今回は現行の金融政策を維持する見通しだ。決定会合の結果を市場が金融引き締めに慎重な「ハト派」と受け止めれば、結果公表後に円安・ドル高が進みそうだ。株式市場では一段の円安が進めば自動車など輸出関連株がどう反応するかへの関心が高い。午後に植田和男総裁が記者会見し決定内容を説明する。

個別では信越化に注目だ。25日の取引終了後に発表した24年3月期の連結純利益が前の期比27%減の5201億円と、市場予想を下回った。塩化ビニール樹脂の市況が中国メーカーによる輸出攻勢が続いたことで悪化した。同時に発表した24年4〜6月期の連結営業利益の見通しも市場予想を下回り、嫌気する売りが膨らむだろう。

国内では4月の都区部消費者物価指数(CPI)が発表される。市場では4月から実施された東京都の高校授業料の実質無償化の影響で、伸び率が市場予想を下回る可能性が指摘されている。日立アドバンテスト野村ホールディングスなどが24年3月期決算を発表する。米国では3月の個人所得・個人消費支出(PCE)が公表となる。