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「アリナミン」手放した武田薬品 社名からタケダが消える日

武田薬品工業が売却を決めたのは、完全子会社の武田コンシューマーヘルスケア(TCHC、東京・千代田区)。金額は2420億円で2021年3月31日に売却を完了する。今回の株式売却により、武田薬品本体の純利益が1050億円カサ上げされるというノンコア資産はすべて売却」は口実か

武田は昨年1月、シャイアーを買収し、血漿分画製剤で世界2位になった。今年4月、コロナ治療薬開発に向け、同製剤で世界1位の米CSLベーリングと提携。欧米で同製剤を展開する独、英、仏、スイスの企業も含めた6社で協力して開発・供給する体制を整えた。

 前述したように、ウェバー社長は米国市場を最重視している。コロナウイルス感染症治療薬で米国市場の殴り込みに成功なんてことになれば、アリナミンを売り飛ばしたことに痛痒を感じることなど、すぐになくなるかもしれない。

 こうして見てみると、武田薬品工業から「タケダ」の名前が消える日も、そう遠くないうちにやってくるかもしれない