ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

日経平均株価【998407】の掲示板 2019/03/07

 そもそもいまの北朝鮮人は、父親の故・金正日総書記に抱いていたような敬愛の念を、②/2
金正恩委員長に対しては抱いていない。ただ従え、尊敬しろと命じられて、面従腹背で頭を下げているだけだ。

これから北朝鮮で起こってくるであろうことが、二つある。

一つ目は、今回の「ハノイの決裂」に対する朝鮮労働党内部での「総括」だ。
すなわち、誰を「生贄(いけにえ)の羊」にし、責任をなすりつけて粛清するかということだ。
今回、ここまで「最高権威」(金正恩委員長)に国際的な恥をかかせてしまったのだから、
「プライドの国」と言われる北朝鮮で、金委員長の側近たちが無事で済むはずがない。
最も危険なのは、『労働新聞』などで、金正恩委員長に同行してハノイ入りしたと報じられた「側近11人組」である。
順に名を挙げると、朝鮮労働党中央委員会副委員長の金英哲、李洙?、金平海、呉秀容、李容浩・外相、努光鉄・人民武力相、
朝鮮労働党中央委員会第一副部長の金与正、李英植、金成男、崔善姫・外務副大臣、朝鮮労働党江原道委員会委員長・朴正男である。

もう一つ、今後の北朝鮮で起こってくるだろうことは、120万朝鮮人民軍の再度の台頭である。
金正恩委員長は昨年4月、朝鮮労働党第7期中央委員会第3回総会を招集し、
国家の重要決定を行った。それは、それまでの「核と経済」という「並進路線」をあっさり放棄し、
「核開発は完了したので、今後は経済建設に専念する」と定めたのだ。

以後、金委員長は、朝鮮人民軍をあからさまに軽視してきた。
金正恩委員長は、これまで長く朝鮮人民軍が独占してきた軍需経済などの既得権益を剥ぎ取ることを、
使命にしてきたのである。だから金委員長は、内心では軍を恐れている。
恐れているから、空軍が管理している自分の専用機には乗らず、鉄道省が管理している専用列車に乗って。
、はるばるハノイまで出かけて行ったのである