日経平均株価【998407】の掲示板 2017/11/20

各国で貧富の差が拡大し、富める者はますます富み、貧しい者は救われない。資本主義の限界や終焉が囁かれる昨今。しかし、問題は冷静に考えればシンプルなのではないか？
　かつて存在した分厚い中間層。その中間層が、富裕層と貧困層に二極化しその分化の度合いを強める。かつては、革命や戦争と言う修正手段があった。されど、軍事力の進歩により革命や戦争は、その武力の強大さゆえに影をひそめる。今や局地的紛争レベルでしか争いは起きず、大規模な戦争や人民の武装蜂起による革命的な政府転覆行為は発生しない。それ故、資本主義の悪しき面が牙をむきだしても、修正が効かずに資本主義そのものが崩壊しようとしているのである。
　シンプルに考えれば、人民の人民による人民のための政治を取り戻せば良いだけである。過度なグローバリズムを捨て、適度なナショナリズムの下で各国が競い合い、勝者が敗者へ差し伸べる救いの手も忘れない。それで良いのではなかろうか。現在は、過度な自由に支配され、資本主義が暴走している状態である。貧富の差にしても、富裕層への課税を強化し、富の再配分機能を取り戻せば良いだけである。そうすれば多数派を占める中間層や貧困層が息を吹き返す。　人類の文明もまだまだ発展途上で伸びしろがあるはずだ。限界なわけがない。電気自動車、自動運転、人工知能等による第4次産業革命が来る。その先にあるものは、月や火星への移住等の壮大な夢などではないのだろうか。人類の文明はこれからも発展する。資本主義の限界的な現在の問題は、必ず解決され世界経済は更なる発展を続けるだろう。
　一説によれば、ホモ・サピエンスが地球上に誕生して以来、現代文明が誕生するまでに１２万年以上の空白があるらしい。その間、何も無ければ人類はずっと狩猟生活をしていたことになる。しかし、遺跡からは、かつて人類が核戦争により滅んだかもしれぬと憶測させる形跡も発見されているそうだ。そのような中、これからも人類の文明が発展し続けるという絶対的な保証はないが、その様な人類絶滅の危機は、少なくとも私が生きている限り発生しないと信じたいものだ。