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中国ベンチャーの3万円台スマホ、韓国最高級品と同レベル
主要部品は韓国製とほぼ同じ、性能もギャラクシーS5に劣らず


「OnePlus One(ワンプラスワン)」は今年5月、中国の新設ベンチャー企業「OnePlus」が初めて発売したスマートフォン(多機能携帯電話端末)だ。価格は35万ウォン(約3万6000円)程度と、サムスン電子のスマートフォン「ギャラクシーS5」(販売価格89万ウォン=約9万2000円)の半分以下だ。だが、韓国スマートフォンメーカーのハードウェア開発責任者の助力を得てこの製品を分解し、テストしたところ、品質や性能は韓国最高級スマートフォンのギャラクシーS5やLG電子の「G3」に全く劣らないことが分かった。


 まず、外装の品質からして「合格点」だった。金属やセラミックなどの高級素材は使われていないが、プラスチックを精密に加工して高級感を出している。主要部品は韓国製スマートフォンとほぼ同じものを使っていた。スマートフォンの頭脳の役割を果たすアプリケーションプロセッサ(AP)は米クアルコムの最高級品「スナップドラゴン801」で、ギャラクシーS5やG3と同じ部品だ。


 記憶装置のRAMはサムスン電子の製品で、3ギガバイト(GB)を搭載している。ギャラクシーS5(2 GB)よりも容量が大きい。RAMの容量が大きいほど、インターネット検索やアプリケーション(アプリ、応用プログラム)の速度が速くなる。


 日本製の電子部品も多く内蔵されていた。データ記録用のフラッシュメモリーは東芝、カメラのセンサーはソニーの製品だった。液晶画面もジャパンディスプレイの5.5インチ高解像度(フルHD)製品を使っていた。主な部品のうち、中国製品はカメラの駆動部分に使われていたサニーの部品だけだった。サニーは高い技術力を認められ、米グーグルのタブレットPCにも主要部品を供給している。


 性能も韓国の製品に負けていない。2種類のスマートフォン性能評価プログラムを10回以上繰り返して実施した結果、ギャラクシーS5とほぼ同等の性能を示した。製品テストに参加した専門家は「設立から1年もたっていない会社がこれほどレベルの高い製品を出すとは驚きだ。高級部品を使いながらも価格を35万ウォンに抑えているのだから、韓国企業が価格面で太刀打ちするのは厳しそうだ」と話している。