ＵＵＵＭ(株)【3990】の掲示板 2024/01/31〜

ユーチューバーのマネジメントなどを手がけるUUUMは、2026年9月期に連結営業損益を10億円の黒字（決算期変更前の23年5月期は1億9500万円の赤字）に引き上げる方針だ。上場後の最高だった19年5月期（12億円）に次ぐ水準となる。低採算事業の撤退を進めるほか、動画広告の顧客を開拓する。

親会社のフリークアウト・ホールディングス出身の鈴木司取締役が明らかにした。フリークHDは昨年9月、UUUMを子会社化し株式の5割強を保有する。

UUUMは昨年12月までにゲーム（一部）やライブ配信など低採算事業から撤退した。今後は企業からタイアップ収入を得て、所属タレントが商品やサービスをアピールする動画広告を拡充する。低採算とされる短尺動画の再生数あたりの単価も引き上げる。「長尺動画の入り口としての活用を、全タレントで進める」（鈴木氏）考えだ。


23年5月期は最終赤字額が10億円と過去最大だった。新型コロナウイルス禍が一服し個人がクリエーターとして発信する需要が落ち着く中、UUUMの「（動画配信などの）事業数は一番盛り上がった時のままになっていた」（鈴木氏）影響が出た。

フリークHDはアジアや米国などに拠点を持つ。鈴木氏は「東南アジア各国でヒアリングを進めている」と話し、UUUMが海外在住のタレントの活動を支援する事業を始める可能性を示唆した。