ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)Photosynth【4379】の掲示板 2024/04/18〜

資本コストが経営判断に与える影響について調べてみた。

いつか、上場企業の経営者になった時に覚えておきたい。

--
 資本コストは企業の資金調達に関連するコストであり、経営判断に大きな影響を与えます。
 例えば、企業が新しいプロジェクトに投資する場合、そのプロジェクトが生み出す予想収益が資本コストを上回る必要があります。
 資本コストが高ければ高いほど、より多くの収益をプロジェクトから得る必要があり、それが経営判断に影響を与えることになります。

 具体的な例として、加重平均資本コスト(WACC)を考慮した場合を挙げます。 
 WACCは、企業が資金を調達する際に支払う平均的なコストの率を表し、以下の式で計算されます:

WACC=E​/V×Re+D​/V×Rd×(1−Tc)

ここで、

( E ) は株主資本の市場価値
( V ) は企業の総資本(( E + D ))
( Re ) は株主資本コスト
( D ) は負債の市場価値
( Rd ) は負債コスト
( Tc ) は法人税率
です。

 例えば、ある企業がWACCを8%と計算し、新しい工場建設のための投資を検討しているとします。
 この場合、工場からの予想収益がWACCを上回る、つまり8%以上である必要があります。
 もし予想収益率が6%しかなければ、この投資は資本コストをカバーできず、経営判断としては投資を見送ることになるでしょう。