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エヌビディア【NVDA】の掲示板 2019/12/18〜2020/01/07

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ebe***** 強く買いたい 2019年12月24日 11:46

中国Didi、自動運転車の開発でNVIDIAのAI技術など活用 レベル4の推論などで

ライドシェア大手の中国Didi Chuxing(滴滴出行)が、自動運転車の開発で米半導体大手NVIDIA(エヌビディア)との距離感を近付けている。
Didi Chuxingは2019年12月、NVIDIA社のGPU(画像処理半導体)とAI(人工知能)に関する技術を活用し、自動運転とクラウドコンピューティングのソリューション開発に取り組むことを発表している。

具体的には、Didi ChuxingはNVIDIAが開発する「NVIDIA DRIVE」を使って自動運転レベル4(高度運転自動化)の推論に取り組むようだ。このNVIDIA DRIVEは「自動運転のためのスケーラブルなAIプラットフォーム」(NVIDIA社公式サイト)と説明されている。

NVIDIAの自動運転車担当バイスプレジデントであるRishi Dhall氏は報道発表で「安全な自動運転車両の設計には、クラウドと車両内のエンドツーエンドのAIが欠かせません」とした上で、「NVIDIAのAIにより、DiDiはより安全で効率的な交通システムを開発し、多様なクラウドサービスを提供できるようになるでしょう」としている。

■自動車メーカーが恐れるDidi Chuxing

Didi Chuxingの自動運転開発を脅威に感じている自動車メーカーなどは多い。

DiDiは既に年間100億人に対して移動サービスを提供していると言われている。つまり既に膨大な顧客を有している強みがあるということだ。そのため、例えば自動運転車を使って「自動運転タクシー」の事業に乗り出す際には、自社アプリに自動運転タクシーサービスの予約ボタンを加えるだけで、一定数の利用者を獲得することができる。

これに関して言えば、ライドシェア最大手の米Uber Technologiesや東南アジアで配車事業を手掛けるGrabなども同じことが言える。既に移動の予約プラットフォームを有している企業は、移動サービスを展開していない企業に比べて、顧客を獲得しやすい。

自動運転時代は「車両は車両」「ソフトウェアはソフトウェア」「センサーはセンサー」「プラットフォーマーはプラットフォーマー」というような「水平分業型」の業界構造に変わると言われているが、急成長中のDidi Chuxingは貪欲に「車両」でも「プラットフォーマー」でもNo.1を目指していくかもしれない。

そういう意味でも今回のNVIDIAの報道発表は、地味に重要なニュースだ。