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投稿コメント一覧 (29コメント)

  • スッゲー出来高!ゆっくりでいいからまだまだ上を目指して行こう!
    頑張れ、エヌビディア!!!

  • NVIDIA,NVIDIA Clara の機能を強化し,世界のヘルスケア パートナーによる COVID-19 への取り組みを支援


    2020-5-15

    NVIDIA Clara
    NVIDIA Clara™ ヘルスケア プラットフォームが大きく普及しているなか,NVIDIA は5月15日,性能のブレイクスルー,主要なパートナーシップ,ならびに医療コミュニティが COVID-19 に対してよりよい追跡,テストおよび処置を行えるようにするための新たな機能を発表した。

    AI とアクセラレーテッド コンピューティングを組み合わせたプラットフォームにより,ヘルスケア研究者やテクノロジ ソリューション プロバイダーおよび病院は,以下のような特性を活かして,パンデミックにより速く,新たな方法で取り組むことができるようになる。

    ●新記録を打ち立てた,ゲノム配列解析の速度 — COVID-19 の研究者に 90 日間無償ライセンスが提供されている,NVIDIA Clara Parabricks® のゲノムデータ解析ソフトウェアが,ヒトゲノム全体の DNA 配列を 20 分未満で分析する,新たなスピード記録を樹立した。

    ●疾病検出 AI モデル —米国国立衛生研究所(NIH)と共同開発し,5月15日より利用可能となった AI モデルにより,研究者は胸部の CT スキャンから COVID-19 の重症度を読み取れるようになり,感染をより正確に把握,測定および検出するための新しいツールを開発できるようになる。

    ●スマート ホスピタルのための NVIDIA Clara Guardian — 5月15日に発表された,NVIDIA Clara Guardian™ では,インテリジェントなビデオ解析と自動音声認識テクノロジが使われており,これらによって新時代のスマート ホスピタルでは,スタッフの感染リスクを抑制しながら,バイタルサインの監視ができるようになる。

    NVIDIA のヘルスケア担当バイスプレジデントであるキンバリー パウエル(Kimberly Powell)氏は,次のように述べている。「COVID-19 のパンデミックは,テクノロジと研究機関,ヘルスケア業界とのコラボレーションを強め,この疾病の蔓延,その規模および深刻さについての理解を速める,新たなコンピューティング ソリューションの開発を促進しています。ヘルスケアのあらゆる面で,最高の AI テクノロジを活用して,コンピューティングを高速化させることがこれほど必要とされたことはかつてありませんでした。このようなニーズに対する取り組みの影響は,このパンデミック以降でも,将来のヘルスケアにおいても広く認識されるようになるでしょう」


    エヌビディアのヘルスケアプラットフォームで世界を救う!
    コロナに打ち勝て!
    頑張れ!エヌビディア!!!

  • 続き


    マウンテンビューに拠点を置くCumulusはこれより前に、NVIDIAが69億ドル(約7358億円)で買収したMellanox(メラノックス)と提携を結んでいた。Mellanox買収は数日前にクローズしたばかりだ。MellanoxのAmit Katz(アミット・カッツ)氏は本日の発表文で、両社は2013年に知り合い、2016年に正式に提携を結んだと書いている。CumulusがOpenStackエコシステムにおいて先駆けた存在であったことは記すに値するだろう。

    CumulusとMellanoxをしっかりと手元に置くことで、NVIDIAは実質的に企業やクラウドプロバイダーが自社のデータセンターに高パフォーマンスのコンピューティングやAIワークロードを構築するのをサポートするのに必要なすべてのツールを手にする。ほとんどの人がNVIDIAと聞くとグラフィックスカードを思い浮かべるだろうが、同社はかなりの規模のデータセンターグループを擁し、直近の四半期の売上高は前年同期比43%増の10億ドル(約1066億円)だった。参考までに、NVIDIAのゲーミング部門の売上高は15億ドル(約1600億円)に満たない。

    「Cumulusとともに、NVIDIAは顧客にすばらしいパフォーマンスと価値を提供しつつ、チップやシステムからCumulus NetQのような分析を含むソフトウェアに至るまで、全ネットワーキングスタックを刷新し、最適化できる」とカッツ氏は書いている。「このオープンネットワーキングプラットフォームは拡張可能で、企業やクラウドスケールデータセンターがオペレーションを完全にコントロールできるようにする」。

    楽しみしかない!

  • NVIDIA(エヌビディア)は米国時間5月4日、企業のデータセンターネットワーキングスタック最適化のサポートを専門とし、オープンソースをベースに開発を進めているCumulus Networks(カミュラス・ネットワークス)の買収計画を発表した。Cumulusはネットワークスイッチに自社のLinuxディストリビューションを、そしてネットワークオペレーションを管理するツールを提供している。Cumulus Expressでは、自前のデータセンタースイッチという形でハードウェアソリューションも提供している。

    両社とも、買収価格については明らかにしていない。しかしCumulusが2010年の創業以来、1億3400万ドル(約143億円)調達してきたことを考えると、それなりの額であることは想像に難くない。

  • 続き

    Cumulus Netowrksは、LinuxベースのオープンなネットワークOS「Cumulus Linux」を開発している企業で、2010年に創業。その名前(Cumulus=積雲)のとおり、クラウド指向の自動化を狙っている。

     Cumulus Linuxはホワイトボックススイッチなどに搭載されるほか、MellanoxやDell EMCのネットワーク製品でもサポートされている。またCumulus Netowrksは、Open Compute Project(OCP)傘下の、ホワイトボックス向けのネットワークOSインストール環境のプロジェクト「Open Network Install Environment(ONIE)」も創設している。

     ちょうど4月27日に、NVIDIAはネットワーク製品ベンダーであるMellanoxの買収を完了したところ。今回のNVIDIAのアナウンスでは、特に買収後のMellanoxとの関係を明示的には書かれていない。

     ただし、「NVIDIAにはアクセラレーテッドコンピューティングがあり、Mellanoxはハイパフォーマンスなネットワークのリーダーである」と言及。NVIDIAはこの買収により、チップからCumulus NetQのようなネットワーク管理ツールまで、「すべてのネットワークスタックにおいてネットワークを革新し最適化できる」としている。

  • NVIDIA、ネットワークOSを手掛けるCumulus Networksを買収へ
    高橋 正和
    2020年5月5日 09:00

     米NVIDIAは4日(米国時間)、ネットワークOSを開発する米Cumulus Networksを買収する計画をアナウンスした。Cumulus NetworksのWebサイトにおいても、トップページにて「Cumulus Networksは正式にNvidiaに参加する(Cumulus Networks is officially joining the Nvidia team!)」として、NVIDIAのアナウンスにリンクしている。買収条件などについては執筆時点では明らかにされていない。

  • 10年もすれば、1兆ドル企業に成り済ましてそうだな!!!
    頑張れ、エヌビディア!!

  • 早くメラノックス買収完了後の
    エヌビディアの飛躍を見たい!!!

  • エヌビディアで世界は変わる!
    頑張れ、エヌビディア!!!

  • エヌビディア/h2
    2019年に76%高となったエヌビディア (NASDAQ:NVDA)は、半導体セクターにおいてアウトパフォームしている。同株は2月の最高値から15%安となり、9日の終値は266.95ドルとなっている。新型コロナウイルスによる半導体需要の減少は免れない。しかし、アナリストは同社の堅調なバランスシートやキャッシュフロー、製品に注目している。
    Needham社は先月、医療用や人工知能に用いられる半導体の需要増を見込んで、同株を買い推奨へと上方修正した。
    Susquehanna Financial Group社は同株の目標株価を10ドル上方修正して330ドルとし、「企業による需要は依然として堅調であり、供給制限は基本的には緩和されている」と述べた。さらに、テレワークの流行に対して、半導体の「需要を助ける」と語った。

  • 2019/12/24 11:46

    中国Didi、自動運転車の開発でNVIDIAのAI技術など活用 レベル4の推論などで

    ライドシェア大手の中国Didi Chuxing(滴滴出行)が、自動運転車の開発で米半導体大手NVIDIA(エヌビディア)との距離感を近付けている。
    Didi Chuxingは2019年12月、NVIDIA社のGPU(画像処理半導体)とAI(人工知能)に関する技術を活用し、自動運転とクラウドコンピューティングのソリューション開発に取り組むことを発表している。

    具体的には、Didi ChuxingはNVIDIAが開発する「NVIDIA DRIVE」を使って自動運転レベル4(高度運転自動化)の推論に取り組むようだ。このNVIDIA DRIVEは「自動運転のためのスケーラブルなAIプラットフォーム」(NVIDIA社公式サイト)と説明されている。

    NVIDIAの自動運転車担当バイスプレジデントであるRishi Dhall氏は報道発表で「安全な自動運転車両の設計には、クラウドと車両内のエンドツーエンドのAIが欠かせません」とした上で、「NVIDIAのAIにより、DiDiはより安全で効率的な交通システムを開発し、多様なクラウドサービスを提供できるようになるでしょう」としている。

    ■自動車メーカーが恐れるDidi Chuxing

    Didi Chuxingの自動運転開発を脅威に感じている自動車メーカーなどは多い。

    DiDiは既に年間100億人に対して移動サービスを提供していると言われている。つまり既に膨大な顧客を有している強みがあるということだ。そのため、例えば自動運転車を使って「自動運転タクシー」の事業に乗り出す際には、自社アプリに自動運転タクシーサービスの予約ボタンを加えるだけで、一定数の利用者を獲得することができる。

    これに関して言えば、ライドシェア最大手の米Uber Technologiesや東南アジアで配車事業を手掛けるGrabなども同じことが言える。既に移動の予約プラットフォームを有している企業は、移動サービスを展開していない企業に比べて、顧客を獲得しやすい。

    自動運転時代は「車両は車両」「ソフトウェアはソフトウェア」「センサーはセンサー」「プラットフォーマーはプラットフォーマー」というような「水平分業型」の業界構造に変わると言われているが、急成長中のDidi Chuxingは貪欲に「車両」でも「プラットフォーマー」でもNo.1を目指していくかもしれない。

    そういう意味でも今回のNVIDIAの報道発表は、地味に重要なニュースだ。

  • エヌビディア、アマゾンWebサービスとの連携がかなり気になる!kenkenさんの御意見を是非に!


    AWS IoT Greengrass を通じて、NVIDIA Jetson で AI をエッジ デバイスにシームレスに展開

    米国カリフォルニア州サンノゼ — GTC — (2019 年 3 月 18 日) — NVIDIA (NASDAQ: NVDA) は、NVIDIA® Jetson™ と Amazon Web Services (AWS) IoT とのコラボレーションによって、お客様が AI とディープラーニングを数百万のコネクテッド デバイスに展開できるようになると発表しました。

    この共同ソリューションにより、AWS 上でモデルの作成、トレーニングおよび最適化が簡単にできるようになり、さらに AWS IoT Greengrass を使うことで、 Jetson を実装したエッジ デバイスにそのモデルを搭載できるようになります。

    NVIDIA Jetsonは電力効率に優れた高性能な演算能力によって、エッジでのAIを実現するプラットフォームです。その用途には、小売り、製造、農業をはじめとした多くの業界における、自律動作マシンやスマート カメラなどがあります。

    AWS IoT Greengrass により、 AWS での機械学習における推論などをエッジ デバイスにシームレスに拡張することができ、エッジ デバイスは自ら生成したデータを元にしてローカルで動作できる一方、引き続き管理や分析、保証されたストレージの目的でクラウドを使うこともできます。Jetsonが実装されたデバイスは、AWS IoT Greengrass を使うことにより、ほぼリアルタイムで推論を行います。その後、データは、モデルの精度を上げるために、Amazon SageMaker のような機械学習サービスに送り返されます。

    Jetson には、NVIDIA JetPack™ をはじめとする、ソフトウェア ツールと SDK の包括的なセットが付属しています。Jetson は、MXNet や Caffe、TensorFlow、PyTorch といった、複数のフレームワークにも対応していますので、開発者は、これらのアルゴリズムを使って、実アプリケーションを迅速に実装することができます。

    NVIDIA のバイス プレジデント 兼 自律動作マシン担当 ゼネラル マネージャーのディープゥ・タッラ (Deepu Talla) は、次のように述べています。「Jetson は、世界最速のスーパーコンピューターに採用されているアーキテクチャ、および統合ソフトウェアと同一のもので設計された、ハイパフォーマンス コンピューターです。最新の Jetson Nano から Jetson AGX Xavier まで、スケーラブルなプラットフォームを提供することで、IoT デバイスの用途を、小規模なものからパワフルな IoT ゲートウェイにまで発展させることができます」

    Jetson と AWS IoT Greengrass の組み合わせにより、IoT デバイスで作動するように最適化された機械学習モデルを簡単に展開することができます。お客様は、データを最初にクラウドに送る必要なく、Jetsonを実装したデバイスで直接、ほぼリアルタイムで推論を行えるため、帯域幅とコストの節約が可能になります。

    よりスマートで、多様なユース ケース
    Jetson でAIを活用することにより、これまで想像できなかったアプリケーションが実現します。高精度農業では、Jetsonを実装したカメラ上でAWS IoT Greengrass を実行することにより、ほぼリアルタイムでの雑草検知、これまで確認されていなかった雑草の識別、クラウドへの異常検知のアップロード、ならびにモデルの迅速な再学習と展開が可能になります。このパワフルなテクノロジの組み合わせにより、農業はよりスマートで、より効率的になり、増え続ける世界人口への食糧供給が促進されます。

    自動光学検査では、製品の欠陥が工場内のフロアですばやく発見されるため、生産の組み立てラインでの遅延を回避できます。それによって、生産性が上がり、損失が最小化されるため、全体的な稼働効率が向上します。

    Jetson を搭載したデバイス上で、トレーニング済みのニューラル ネットワークをAWS IoT Greengrassを用いて稼働させることで、小売業にも恩恵をもたらします。在庫状況、消費者行動、ならびにレジでの情報をエッジでモニタリングし、かつデータを処理することができ、これにより、運営効率の向上と規模の拡大が可能となります。

  • メラノックスとの合弁で一気に5G関連にも、4K.8K関連にも台頭してきそうですね!逆襲のエヌビディア!
    頑張れ、エヌビディア!!!

  • エヌビディアがイスラエルのメラノックス買収で合意近い
    Ed Hammond、Scott Deveau、Olivia Zaleski、Nabila Ahmed、Ian King
    2019年3月11日 7:51 JST
    米半導体メーカーのエヌビディアはイスラエルの半導体メーカー、メラノックス・テクノロジーズの買収で合意に近づきつつある。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。協議が非公開であることを理由に匿名で語った。買収すれば同社がデータセンターでの情報伝送を高速化させる技術を手に入れることに役立つ。

      同関係者によれば、メラノックスの市場価値は約59億ドル(約6550億円)で、売却は11日にも発表される可能性がある。関係者はインテルなどもメラノックスに買収案を提示しているが、エヌビディアが優勢だとしている。最終決定はまだで依然変更される公算もあるという。


      エヌビディアとメラノックス、インテルの担当者はコメントを控えた。

  • 2019年1月28日、CEOジェンスン フアンからの株主宛の書簡からの抜粋

    第4四半期は並外れた、異常に激動の、そして期待外れの四半期でした。将来を見据えて、私たちは戦略と成長の原動力に自信を持っています。当社の事業の基盤はこれまでになく強くかつ明白です。NVIDIAが先駆けた加速コンピューティングモデルは、世界の飽くなきコンピューティングニーズに応えるための最善の道です。私たちが生み出している市場 - ゲーム、デザイン、HPC、AI、そして自律走行車 - は重要で、成長しており、そして非常に大きくなるでしょう。私たちはそれらすべてにおいて優れた戦略的立場を持っています。
    あなたが投資したNVIDIAは私達の将来のために重要な仕事をしている素晴らしい才能を持っています。私達がする重要な仕事はあなたのサポートによってのみ可能です。そのために、私たちは非常に感謝しています。今四半期は、本物のパンチがありました。しかし、あなたの会社は回復力があり、創造的で、そして繰り返し大きな挑戦に直面します。私たちはこれを振り払い、強く戻ります。

    ジェンスン フアン

  • もう既に読まれてるとは思いますが、2019年1月28日のCEOジェンスン フアンからの株主宛の書簡からの抜粋です

    Q4 was an extraordinary, unusually turbulent, and disappointing quarter. Looking forward, we are confident in our strategies and growth drivers. The foundation of our business is strong and more evident than ever – the accelerated computing model NVIDIA pioneered is the best path forward to serve the world’s insatiable computing needs. The markets we are creating – gaming, design, HPC, AI, and autonomous vehicles – are important, growing, and will be very large. We have excellent strategic positions in all of them.
    The NVIDIA you invested in has incredible talent doing important work for our future. The important work we do is only possible with your support. For that, we are tremendously appreciative. This quarter was a real punch in the gut. But your company is resilient, creative, and repeatedly rises to great challenges. We will shake this off and come back strong.
    Jensen

    第4四半期は並外れた、異常に激動の、そして期待外れの四半期でした。将来を見据えて、私たちは戦略と成長の原動力に自信を持っています。当社の事業の基盤はこれまでになく強くかつ明白です。NVIDIAが先駆けた加速コンピューティングモデルは、世界の飽くなきコンピューティングニーズに応えるための最善の道です。私たちが生み出している市場 - ゲーム、デザイン、HPC、AI、そして自律走行車 - は重要で、成長しており、そして非常に大きくなるでしょう。私たちはそれらすべてにおいて優れた戦略的立場を持っています。
    あなたが投資したNVIDIAは私達の将来のために重要な仕事をしている素晴らしい才能を持っています。私達がする重要な仕事はあなたのサポートによってのみ可能です。そのために、私たちは非常に感謝しています。今四半期は、本物のパンチがありました。しかし、あなたの会社は回復力があり、創造的で、そして繰り返し大きな挑戦に直面します。私たちはこれを振り払い、強く戻ります。
    ジェンセン

  • トヨタ、2020年搭載を目指す自動運転技術「ハイウェイ チームメイト」にNVIDIAの自動運転車用プロセッサ「Xavier」採用へ
    TRI-AD CTO 鯉渕健氏、「現在考えられる最高性能の車載コンピュータ」
    編集部:谷川 潔
    2019年1月31日 20:16

    2019年1月30日 発表


    TRI-ADの開発によってトヨタが実現を目指す自動運転技術「Highway Teammate(ハイウェイ チームメイト)」
     トヨタ自動車の自動運転関連技術開発会社として設立されたトヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント(Toyota Research Institute-Advanced Development, Inc、以下TRI-AD)は1月30日、自動運転ワークショップを開催。CEO(最高経営責任者)のジェームス・カフナー氏、CTO(最高技術責任者)の鯉渕健氏らが、現在のトヨタおよびTRI-ADの取り組みについてプレセンテーションを行なった。


     その模様はテクニカルジャーナリスト 笠原一輝氏の記事(トヨタの自動運転ソフトウェア開発を担う「TRI-AD」がワークショップ。「ソフトウェアの90%をクラウド化してバグフリーを実現」)で詳細に報じられているが、プレゼン後、鯉渕氏に2020年搭載を目指す自動運転技術「Highway Teammate(ハイウェイ チームメイト)」について確認した。

     トヨタは2015年10月に同社がこれまで取り組んできた自動運転の考え方を「Mobility Teammate Concept」と命名し、その具現化となる自動運転技術「ハイウェイ チームメイト」搭載実験車を公開。自動車専用道路での合流、車線維持、レーンチェンジ、分流を自動運転するクルマの2020年実用化を目指してきた。


    Highway Teammate
     鯉渕氏は2014年からトヨタで自動運転技術、先進安全技術の開発を担当。自動運転技術「ハイウェイ チームメイト」搭載実験車も開発し、現在はトヨタが米国でAI(人工知能)などの最先端技術を開発する子会社として設立したToyota Research Institute(TRI)の研究成果を、生産車に落とし込む技術を開発する会社として設立されたTRI-ADのCTOとして実現化に取り組んでいる。


    トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント株式会社 CTO 鯉渕健氏
     その鯉渕氏がCEOのカフナー氏とともに行なったプレゼンテーションで、ハイウェイ チームメイト技術の詳細を説明。「最もパワフルなスーパーコンピュータ」を搭載し、最先端の360度マルチモーダルセンサーを装備。さらにOTA(Over The Air)でソフトウェアのアップデートが可能になっており、新規の機能追加を行なっていく要素を持つという。これらにより実現する自動運転は、ETC to ETCの高速道路自動運転。料金所から高速道路本線合流、高速道路本線走行、JCT(ジャンクション)分岐、そしてIC(インターチェンジ)への分流から料金所を出るまでとなる。

     自動運転車の開発体制として、協力会社の筆頭にデンソーとアイシン、さらにNVIDIA、Preferred Networks、ルネサス エレクトロニクスが挙げられていた。


    自動運転技術「ハイウェイ チームメイト」の動作。ETC to ETCというODD(Operational Design Domain、運行設計領域)を定めていくものと思われる

    自動運転技術の開発体制。2019年4月の「J-QuAD DYNAMICS(ジェイクワッド ダイナミクス)」の始動で、すべてのピースがそろう
     2020年実用化となると、ある程度のハードウェア仕様は見えているはずと思い「最もパワフルなスーパーコンピュータ」について確認。最もパワフルなスーパーコンピュータとは、「すでに提携を発表しているNVIDIAの自動運転車用プロセッサ『Xavier(エグゼビア)』か?」との質問については、「ルネサス エレクトロニクスとも自動運転で協業している」とした上で、「Xavier」を搭載しているとのこと。鯉渕氏はXavierを「現在考えられる最高性能の車載コンピュータ」と評価しており、ハイウェイ チームメイトの処理についてはXavier 1チップで可能だと見ている。自動運転のディープラーニングに使うライブラリについては、Preferred Networksの「Chainer(チェイナー)」などを使用しているものの、車載にどう落とし込んでいくかはこれからだという。

  • 下の続き…

    フアン氏によればレベル2+自動運転とはドライバーが責任を持つ中で、レベル3以上の自動運転の要素技術を投入したもの
     今回のフアン氏の会見やNVIDIAの発表では、レベル2+(レベルツープラス)自動運転という新しい用語が登場しており、それらに関しては若干解説が必要になるだろう。

     レベルxというのは、どの段階の自動運転を実現しているかの用語になる。現在一般的に利用されているのはSAE International(SAEインターナショナル)が定義した段階で、レベル0(L0)、レベル1(L1)、レベル2(L2)、レベル3(L3)、レベル4(L4)、レベル5(L5)の6段階が設定されている。日本の国土交通省も現在は同様の定義をしている。


    国土交通省の定める自動運転のレベル。国際基準に合わせて改定された
     このうち、ドライバーに変わって自動車自身が自動運転をするのがレベル3以上で、レベル0は自動運転の機能ナシ、レベル1とレベル2はいわゆるADAS(Advanced Driver Assistance Systems)と呼ばれるドライバーの運転を助ける支援装置という位置づけになっている(つまりレベル1とレベル2はドライバー自身がドライバーの責任で運転する)。

     では、レベル2+というのは何かというと、これらでは定義されていない、新しい段階となる。現時点ではどちらかと言うとマーケティング的な用語という位置づけが正しく、拡張されたレベル2と半導体メーカーが説明したいため使っている、そうした理解が正しいだろう。

     このため、定義は企業によって異なっているというのが現状だ。フアン氏が説明したのはレベル2+は、ドライバーが責任を持って運転するということには違いはないが、レベル3以上に採用されるような自動運転の技術をレベル2にも適用したものと説明されている。というのも、レベル3以上ではマシンラーニング/ディープラーニングベースのAIを利用した自動運転を実装するが、それをレベル2にも適用したものがレベル2+だというのがフアン氏の定義ということになる。


    こちらは国土交通省が世界に先駆けて定めた自動運転車の安全技術ガイドライン。ODDなどについて言及されている
     現在のADASはAIのような技術は使っておらず、あらかじめプログラムされたアルゴリズムで自動ブレーキなどの機能を実現するのが一般的だ。そこにAIを利用した自動運転の技術やドライバーモニタリングの機能を適用することで、依然としてドライバーがハンドルに手を置いている必要はあるが、自動車がレーンチェンジやハイウェイパイロット機能、あるいは車庫入れなどの操作をある程度自動的にやれる、そういう意味だと考えることが可能だろう。

     フアン氏はNVIDIA DRIVE AutoPilotを既に既に出荷済みと述べ、2020年に発売される商用車に採用されると説明した。ドライバーがハンドルを握り続けるというL2+の定義によれば、現行の道路交通法でも走らせる可能性があり、より便利で安全なADASとして検討されていく可能性が高いと言えるのではないだろうか。

  • No.936 強く買いたい

    CES 2019】NVIDIA…

    2019/01/15 10:29

    CES 2019】NVIDIA、ジェンスン・フアンCEO記者会見。世界初のレベル2+自動運転システムについて語る
    メルセデス・ベンツとの共同開発については、「Xavierより先の世代ベース」と
    笠原一輝
    2019年1月15日 00:00


    レベル2+の自動運転システム、メルセデスとの提携が大きな発表
    ──まず初めにフアンCEOからCESでの発表のまとめを。

    フアン氏:今回、自動車向けには2つの大きな発表を行なった。1つめは、すでに商用出荷を開始した世界初のレベル2+の自動運転プラットフォームを発表したことだ(筆者注:NVIDIA DRIVE AutoPilotのこと)。我々はソフトウェア、Xavierチップ、すべてを提供しており、2020年には市場に搭載した車両が登場することになるだろう。レベル2+とはなんだという話だが、レベル2+は自動運転に必要になるすべての要素を持っているが、ドライバーが運転席に座っている必要があり、ドライバーがすべての責任を持つ。しかし、自動パーキング、ハイウェイでのオートパイロット、レーンチェンジが自動化される。すでに我々はシリコンバレー近郊で50マイルのテスト走行を行なっているデモをブースで公開している。4つのハイウェイ、レーンチェンジ、渋滞の中などを、ハンドルに手を置いただけの状態で走行できている。

     2つめは独ダイムラーとの次世代カーコンピューティングシステムの開発提携だ。1つは自動運転のためのカーコンピューティングシステム、そしてもう1つはAIユーザーインターフェースを実現するためのカーコンピューティングシステム。これらのコンピューティングシステムはソフトウェアで実現される。将来のカーコンピュータはソフトウェアで実現される、未来の自動車メーカーはソフトウェアの会社となる、ダイムラーはそのことをとてもよく理解している。

    ──ダイムラーとの提携についてもう少し教えてほしい。

    フアン氏:メルセデスとはすでにMBUX(筆者注:Mercedes-Benz User Experience、自動車のセンターコンソールに設置される車載情報システムのこと、Hey メルセデスで、音声認識が呼び出せたりする)のAIユーザー体験、ロボットタクシーの実現で協力している。新しい発表では自動運転とAIを2つのコンピュータで実現し、ソフトウェア的には1つのユニファイドアーキテクチャで実現する。それらはXavierより先の次世代の製品における提携になる。

    ──レベル2+自動運転についてもう少し教えてほしい。またレベル5自動運転はいつ実現できるのか?

    フアン氏:レベル2+は、レベル3と技術的な要素はほぼ同じで、次世代のレベル2+はAIによる運転とドライバーモニタリングの機能が入る。レベル5の実現はそんなに難しいことはないと考えており、むしろレベル3やレベル4よりも簡単だと考えている。レベル5はロボットタクシーの要素が大きく、ODD(筆者注:Operational Design Domain、運行設計領域)は限られており、スピードも低い。レベル3とレベル4は高速道路も走らせないといけないので簡単ではない。

    ──CESでは5Gが大きな話題だが、NVIDIAが5Gのモデムなどのビジネスに進出する可能性は?

    フアン氏:その予定はない。すべてをカバーすることはできない。我々は我々の強みを出せる分野で勝負したいと考えている。

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