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★★ガチのテンバーガー銘柄★★の掲示板


NanotechJapan Bulletin Vol.7, No.4, 2014 発行の下記(6終わりに)の記述を読むとニッポン高度紙(3891)の可能性を秘めていることがわかる。12月にミライが発売になったが来年のテーマに水素・燃料電池車関連がなってくるとすれば一躍注目の的になってくることを期待する。

『企画特集 10-9 INNOVATIONの最先端 ~Life & Green Nanotechnologyが培う新技術~
<第22回>
ニッポン高度紙の大面積無機/有機ハイブリッド膜製造技術
~触媒膜,分子フィルター,電解質膜等への応用展開~』






6.終わりに †

 「究極のエコカー言われる燃料電池自動車が普及しないのは,それが高価であるからである.その原因は,燃料電池のコストが高いからであり,その要因の一つは電解質膜が高価なことにある.」との認識から,「①世の中に先例のない素材を用い安価な電解質膜を実現する,②究極のエコカーであるからには,その素材である電解質膜もライフサイクルを通じて環境に優しく環境負荷を出さないもの」との目標を掲げて研究に着手し,見事にiO-brane™技術にまとめあげられたことに感銘を覚えた.また,世の中に無いオリジナルな素材・構成で社会的・経済的メリットの大きい“安価”を実現したものであるからこそ,特許も論文も何の抵抗もなく受け入れられたとの話にも,これ等のことで多くの苦戦を強いられてきた筆者には羨ましいかぎりである.

 課題と今後の展望で述べたことを克服し,政府の補助金なしのリーゾナブルな価格で,究極のエコカー「iO-brane™を搭載した燃料電池自動車」が一日も早く普及することを願っている.また,iO-brane™がさらに進化し,超高エネルギー密度のポテンシャルを持つ夢の電池“Li-空気電池”の実現に寄与することを期待している.