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NY市場サマリー(17日)ドル/円下落、利回り低下 株下落
2024年4月18日午前 6:48 GMT+941分前更新

<為替> ドルが6営業日ぶりに下落した。米連邦準備理事会(FRB)当局者から利下げ先送りを示唆する発言が相次いだことで上昇していたが、利益確定の動きが出た。
ドルは対円で0.3%安の154.32円。日米韓がこの日に開催した初の財務相会合後に発表した共同声明で「最近の急速な円安およびウォン安に関する日韓の深刻な懸念」を表明し、外国為替市場の動向について「緊密に協議する」ことで合意した点がドルの下落につながった。
政府・日銀が最後に外為市場に介入したのは2022年。今回予想される介入の防衛ラインは当初は152円とされていたが、最近では155円と見なされている
ドルは前日の取引で154.79円と、34年ぶり安値を付けていた。
主要6通貨に対するドル指数は0.4%安の105.89。
ユーロ/ドルは0.5%高の1.0667ドル。欧州中央銀行(ECB)政策当局者の一連の発言から、6月の利下げ開始が引き続き支持されているものの、その後の動きについては見解が割れていることが分かった。

<債券> 国債利回りが低下した。FRBの利下げ観測が遠のき、指標となる10年国債利回りは昨年11月以来の高水準に達していたが、この日は売りが一服した。
10年債利回りは6.8ベーシスポイント(bp)低下の4.589%となった。ただ、依然として5カ月ぶり高水準付近で推移している。30年債利回りは5.5bp低下の4.702%だった。
2年債と10年債の利回り格差はマイナス34.9bpだった。
2年債利回りは4.936%で、2.8bp低下した。
市場は現在、年内の利下げ幅を合計44bpとみている。今週初は48bp、1月には160bp超と予想されていた。
CMEのフェドウオッチによると、フェデラルファンド(FF)金利先物市場は現在、最初の利下げが9月に行われると予想している。
FRBが利下げに踏み切れるかどうかは、インフレ動向にかかっている。FRBは17日に公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、経済活動は全般的に2月下旬から4月初旬にかけてわずかに拡大したとの認識を示した。同時に、企業の間でインフレ低下の進展の停滞が懸念されていると指摘した。

<株式> 不安定な地合いの中、主要3指数がそろって下落した。FRBの金融政策を巡る不透明感や決算発表シーズン序盤の軟調な企業業績を反映した。
S&P総合500種は約4カ月ぶりとなる4日続落を記録。FRBの利下げ時期が従来の想定より後ずれし、ペースも緩やかになるとの見方が背景にある。

<金先物> FRBによる利下げ開始時期が年央を見込んでいた従来予想よりも後ずれするとの観測が拡大する中、5営業日ぶりに反落した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比19.40ドル(0.81%)安の1オンス=2388.40ドル。

<米原油先物> FRBによる利下げ先送り観測が広がる中、エネルギー需要の先行きに警戒感が広がり、3日続落した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物は前日清算値(終値に相当)比2.67ドル(3.13%)安の1バレル=82.69ドル だった。6月物は2.68ドル安の82.15ドル。
米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間石油在庫統計によると、原油在庫は前週比270万バレル増だった。市場予想の140万バレル増を上回る積み増し幅となったことで、需給の緩みが意識されたことも相場の下押し要因となった。