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日本医科大学 分子遺伝学研究室とウイルスベクター予測モデル構築に向けた共同研究を開始

株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本 正宏、以下 FRONTEO)は、日本医科大学 分子遺伝学研究室(所在地:東京都文京区)と、ヘルペスウイルス(HSV)ベクター*1の構築・機能解析に向けた自然言語処理AIを用いた予測モデル構築に関する共同研究を開始したことをお知らせします。


 同研究室は、神経疾患や腫瘍を標的とした新規治療用HSVベクターの開発に取り組んでいます1, 2, 3)。現在、HSVは遺伝子治療用ベクターや腫瘍溶解性ウイルス*2として開発が進められていますが、ゲノムサイズが極めて大きいため、いずれの遺伝子・エレメントが感染性と腫瘍溶解性に関与しているかを実験的に特定することが困難であるとされています。そのため、HSVベクターの機能を向上させることは容易ではなく、その研究開発に多大な時間と労力を要することが課題となっています。

 本共同研究では、FRONTEOが自社開発の自然言語処理AI技術を用いて論文情報やオープンソースの遺伝子データを解析し、感染性と腫瘍溶解性の同時最適化予測モデルを構築します。さらに、日本医科大学が予測結果の実験的検証を行うことで、最適化された新規HSVベクターの樹立を目指します。

 本件単独による当期業績への影響については軽微ですが、開示すべき事項が生じた場合には速やかにお知らせいたします。

https://www.fronteo.com/20230328