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AIレビューツール「KIBIT Automator」、性能向上を裏付ける実績でレビュー業務の支援強化

訴訟に関わる企業や弁護士のレビュー作業時間・コスト削減に貢献

株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本 正宏、以下 FRONTEO)は、自社開発のAIレビューツール「KIBIT Automator」で、改良したアルゴリズム(参考:プレスリリース「FRONTEO、自社開発AIエンジンKIBITにおいてアンサンブル学習と性能予測を両立するアルゴリズムを開発」https://www.fronteo.com/20220721)を実案件で活用し、従来のAIアルゴリズムからの性能向上を裏付けるレビュー割合の削減を達成したことをお知らせします。本製品は2012年の開発から継続的に機能向上に向けた改良を重ねており、この度の成果もそれを実証するものと言えます。

 近年、デジタル社会の急速な発展によりIT活用が日常化され、企業の管理する電子データ量は増加の一途をたどっています。一方で国際訴訟におけるeディスカバリやデジタルフォレンジック(デジタルデバイスに記録された情報を対象とする情報保全・分析調査)におけるレビュー業務は、限られた作業日数の中でスピードと品質の両方を担保した作業が求められ、データ量に伴い増加する作業時間とそれにかかる膨大なコストが大きな課題になっています。

 KIBIT Automatorは、訴訟に関わる企業や弁護士の膨大なレビュー作業についてAIを活用して支援します。証拠に関連のある文書と関連のない文書をAIが高い精度で見極めることで、業務の効率化と高度化を実現してきました。さらに2022年に改良した最新のAIアルゴリズムを実際の案件において活用したところ、従来のAIアルゴリズムを用いた場合と比較して、理論上*、「証拠として関連がある」と評価された文書の80%を得るために、人の目を必要とするレビュー割合を32%から26%にまで削減できることが確認されました。この結果は、本製品がデジタルフォレンジック業務のさらなる効率化と高度化により、作業時間やそれにかかるコスト削減に寄与することを証明するものであると言えます。

 FRONTEOは、自然言語に強みを持つ自社開発のAIエンジン「KIBIT」を搭載した本製品の一層の活用を進めるとともに、デジタルフォレンジックとeディスカバリ(米国の民事訴訟制度における証拠開示手続き)の日本でのパイオニアとして、不正調査や訴訟支援の効率化に役立つAIソリューションの開発・改良と高品質のサービス提供に努めてまいります。

https://www.fronteo.com/20230126