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要点レポート(松井証券)
[執筆] QUICK企業価値研究所 : 谷林正行 更新日:2019/06/12


●前期は費用増で営業赤字拡大。レンタル・保守の収益は増加傾向が続く

【前期は採算改善で売上総利益は増加】
 19/3期の連結業績は、売上収益17.1億円(前期比1%減)、営業損失8.3億円(18/3期は6.6億円の損失)となった。売上収益の減少は、「HAL」腰タイプ介護支援用などの一時販売が18/3期との比較で1.4億円減少したため。収益の柱であるレンタル・保守の売り上げは1.1億円(10%)増加。サービス収入も増加した。損益面では、粗利率の改善で売上総利益は増加したが、研究開発費やその他の販管費が増加したことにより営業赤字の幅が拡大した。

【増収のガイダンスを提示】
 会社側は、従来にない新しい市場を創造しつつ革新的技術により新規性の高い事業を展開しており、業績に影響を与える未確定な要素が多く、業績予想を数値で示すことが困難な状況であるとして20/3期の計画を公表していない。ただ、年間の売上収益20.0億円~25.0億円のガイダンスを提示している。内訳は、レンタル・保守が14.0億円~16.0億円(前期は11.7億円)、サービスが3.5億円~4.0億円(同3.3億円)、製品販売が2.5億円~5.0億円(同2.1億円)。レンタル・保守において、医療用「HAL」の海外展開が牽引するとみている。ちなみに、医療用下肢タイプでは17/3期末の稼働台数が188台だったが、17年12月に米国で医療機器承認を得たことなどもあり18/3期末は257台、19/3期末は291台に増加した。会社側は今後も増加傾向が続くとみているが、20/3期中にも治験が終了する脳卒中に適用が拡大することにより、さらに増加傾向が加速すると想定している。