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テイラーラボ
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テイラーラボの掲示板

・中国でオンライン百科事典と知られる「ウィキペディア」へのアクセスが全面的に遮断。
中国国内で当局による監視体制が一段と厳しくなってきた。

・トランプ米大統領16日、ホワイトハウスで移民の受け入れに関する新政策方針発表。
学歴や技能に応じた移民の受け入れ核を拡大する一方、移民の家族や親族の呼び寄せなどに関しては制限強化する。

💟本日の東京市場のドル円は、シンガポールがベサックデイの振替休日で休場ということもあり、110円を挟んだレンジ取引になりそうだが、中国が対米通商交渉で強気姿勢を崩していないことで上値も限られるか。
 自動車関税措置の延期発表でドル円は買い戻されたが、元々その措置は米政府高官筋からリークがあったため驚きはない。
 先週金曜日の動きは、ドルのショート・ポジションの巻き戻しと考えられる動きだったが、先週末に発表された商品先物取引委員会(CFTC)が発表するドル円の先物のみのポジション状況は、5月14日現在で依然として円ショートは縮小しているが、まだショートなため円買いの余地はありそうだ。
 週末の中国からの報道では、王毅中国外相がポンペオ米国務長官との電話会談で「通商問題で米国は行き過ぎた行為を自制するべきだ」と発言したと報道されている。
 中国側からこのような発言が出ることは、米大統領をはじめとした米政権の強気な態度に対して、中国は妥協する姿勢がないこともあらわしていると言えるだろう。米中の貿易戦争の解決の糸口が見えないことで、ドル円の上昇局面では売り意欲は当面は引きそうもない。
 東京時間で注目される経済指標は本邦の1-3月期実質国内総生産(GDP)速報値になる。本邦の経済指標で為替市場が動くことは最近では少ないが、もし市場予想と大幅に結果が異なればドル円も動く可能性がある。なお、市場予想は前期比で±0.0%、前期比年率では-0.2%となっている。
 もしネガティブサプライズになった場合は、消費税の引き上げ延期などの話が出てくることになりそうだ。
 ドル円以外では豪ドルの動きに警戒したい。与党・自由党連立政権は労働党に対して2017年8月から一度も世論調査でリードしたことが無く、直前の世論調査でもどの調査機関も少なくとも2ポイントの差で労働党が勝っていたため、与党の勝利は「まさか」で、想定外の結果となった。