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<参考>(2)メディシノバも紹介されてます

進行型にも相次ぎ新薬

MSに対する疾患修飾薬は従来、「タイサブリ」(ナタリズマブ、バイオジェン)や「コパキソン」(グラチラマー、イスラエル・テバ)といった注射剤も含め再発寛解型MSを対象としたものでしたが、最近ではよりアンメットメディカルニーズの高い進行型MSに対する薬剤も登場しています。
スイス・ロシュは17年、抗CD20抗体「Ocrevus」(ocrelizumab)を、再発寛解型に加え、一次性進行型と二次性進行型を対象に米国で発売しました。さらに今年3月には、2つの経口剤が相次いで米国で承認を取得。ノバルティスの新規S1P受容体調節薬「Mayzent」(siponimod)と独メルクの「Mavenclad」(cladribine)で、いずれも再発寛解型と二次性進行型を対象としています。
Ocrevusは発売から急速に売り上げを伸ばしており、18年には全世界で24億ドル(約2658億円)を販売。米国ではすでにジレニアの売上高を上回っています。米コンサルティング会社Decision Resources Groupによると、16年に約210億ドルだった主要7カ国のMS治療薬市場は、26年には250億ドル以上まで拡大する見込み。進行型で薬物治療を受ける患者の数は毎年6%ずつ増えていく見通しで、進行型の適応を持つ薬剤が市場拡大を牽引します。