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居林通・UBS証券エグゼクティブディレクター 日経平均株価は今後1年間で1万9000円まで戻りを試すだろう。外国為替市場で円相場が一段と円高・ドル安に振れなければ、2016年10月~17年3月期にかけて企業業績の改善傾向が強まる。これまで日本株を売り続けてきた海外投資家が再び買いに動き出すとみている。
 海外投資家は直近1年間で株価指数先物と現物株を合わせて約12兆円売り越した。特に15年後半の売越額は大ききかった。企業業績の改善ペース鈍化への懸念が高まったためだ。
 15年10月以降は大手商社の減損損失の計上など一時的な要因で日本企業全体の業績が押し下げられた。16年10月以降は一転して下振れ要因が無くなる。コスト削減も進み、四半期ごとに業績は改善していくだろう。
 このところ、英国の欧州連合(EU)離脱懸念や米利上げ観測から多くの投資家は身動きを取りにくい。日経平均は上下に振れやすいが、長期的な企業業績に着目した海外投資家の買いが相場を押し上げていくだろう。〔日経QUICKニュース(NQN)〕