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>>435

続き

大人の咳ではどうか?
実は、成人ではハチミツ単独のまとまった咳の研究がありません。代わりに、ハチミツとコーヒーを混ぜたものを評価した報告があります(Honey plus coffee versus systemic steroid in the treatment of persistent post-infectious cough: a randomised controlled trial. Prim Care Respir J. 2013 Sep;22(3):325-30.)。コーヒーは気管支を拡張する作用が含まれているため、咳止めと気管支拡張効果を狙った合わせ技レシピということです。

この研究では、ハチミツ+コーヒーがステロイドや鎮咳薬と比較されましたが、結果的に介入1週間後の咳の頻度を比較すると、ハチミツ+コーヒー群で咳の改善が大きかったことが示されました。

ハチミツで咳が治まる理由
タイトルに科学的根拠と書いておきながら、実はなぜハチミツで咳が治まるのかよくわかっていません。ハチミツが複数の抗酸化物質を含んでいるからではないかという見解、甘みを感じる神経が咳に関与しているのではないかという見解があります。

ちなみに、ウチの子どもが3歳の頃、ひどい咳だったのでスプーン1杯のハチミツをあげようとしたら、ベーッと吐き出されました。私もハチミツをなめてみたのですが、ちょっと苦手でした。味にややクセがあるためか、好き嫌いがありますよね。

上記の研究ではハチミツの種類によって差はありませんから、自分に合うハチミツを選ぶのがよさそうです。

まとめ
現時点での研究結果をまとめると、ハチミツを与えてはいけない1歳未満の子ども以外では、咳に対するハチミツの有効性が統計学的に示されており、特に成人ではコーヒーと混ぜてハチミツを飲むとよいと言えるでしょう。

ただし、明らかな風邪や上気道炎など、病悩期間が短い咳に対して用いるようにしてください。原因がはっきりしない長引く咳の場合、ハチミツを使うよりも小児科・耳鼻咽喉科・呼吸器内科などを受診するようにしてください。
(転載終了)

ハチミツの鎮咳作用については、過去から複数記事にされています。

本文中にいくつか誤解がありますが、概ねハチミツの鎮咳作用がまとめられています。

くるみぱん2 続き  大人の咳ではどうか? 実は、成人ではハチミツ単独のまとまった咳の研究がありません。代わりに、ハチミツとコーヒーを混ぜたものを評価した報告があります(Honey plus coffee versus systemic steroid in the treatment of persistent post-infectious cough: a randomised controlled trial. Prim Care Respir J. 2013 Sep;22(3):325-30.)。コーヒーは気管支を拡張する作用が含まれているため、咳止めと気管支拡張効果を狙った合わせ技レシピということです。  この研究では、ハチミツ+コーヒーがステロイドや鎮咳薬と比較されましたが、結果的に介入1週間後の咳の頻度を比較すると、ハチミツ+コーヒー群で咳の改善が大きかったことが示されました。  ハチミツで咳が治まる理由 タイトルに科学的根拠と書いておきながら、実はなぜハチミツで咳が治まるのかよくわかっていません。ハチミツが複数の抗酸化物質を含んでいるからではないかという見解、甘みを感じる神経が咳に関与しているのではないかという見解があります。  ちなみに、ウチの子どもが3歳の頃、ひどい咳だったのでスプーン1杯のハチミツをあげようとしたら、ベーッと吐き出されました。私もハチミツをなめてみたのですが、ちょっと苦手でした。味にややクセがあるためか、好き嫌いがありますよね。  上記の研究ではハチミツの種類によって差はありませんから、自分に合うハチミツを選ぶのがよさそうです。  まとめ 現時点での研究結果をまとめると、ハチミツを与えてはいけない1歳未満の子ども以外では、咳に対するハチミツの有効性が統計学的に示されており、特に成人ではコーヒーと混ぜてハチミツを飲むとよいと言えるでしょう。  ただし、明らかな風邪や上気道炎など、病悩期間が短い咳に対して用いるようにしてください。原因がはっきりしない長引く咳の場合、ハチミツを使うよりも小児科・耳鼻咽喉科・呼吸器内科などを受診するようにしてください。 (転載終了)  ハチミツの鎮咳作用については、過去から複数記事にされています。  本文中にいくつか誤解がありますが、概ねハチミツの鎮咳作用がまとめられています。