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欧米 経済指標の掲示板

2024年5月25日

5月の米ミシガン大学消費者マインド指数(確報値)
で、消費者のインフレ期待は速報値に比べて低下した。
ただ、高水準の物価が引き続きセンチメントへの重しとなっていることも示唆された。

キーポイント
米ミシガン大学消費者マインド指数(確報値)は69.1-6カ月ぶりの低水準
前月の77.2から8.1ポイント低下 速報値の67.4からは上昇
ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値は67.7

1年先のインフレ期待は3.3%
速報値の3.5%から低下 前月3.2%

5-10年先のインフレ期待は3.0% 速報値の3.1%から低下 前月3.0%


インフレ期待低下は、5月にガソリン価格が
下落基調にあったことを反映している可能性がある。

ミシガン大の消費者調査ディレクター、ジョアン・シュー氏は
インフレ率が2022年以降に 大幅に鈍化したことは認識されているが、
かなりの割合の消費者が依然として、物価高が家計を圧迫していると述べた
」と発表文で指摘した。

消費者は高水準の物価と借り入れコストに加え、
労働市場についても懸念を強めていることが、
今回の調査で分かった。
調査回答者は失業率が上昇し、所得の伸びが鈍ると予想。
これは再選を狙うバイデン大統領にとっては逆風となる。

  およそ10人のうち4人は、物価高が生活水準を損なっていると答えた。向こう1年で米金融当局が利下げをする可能性があると回答したのは4人に1人で、1月時点の37%から低下した。

  5月の現況指数は69.6で、4月の79.0から低下。期待指数は68.8。4月は76.0だった。

  耐久財の購入環境に関する指数は1年ぶりの低水準。現在の家計に関する指数は5カ月ぶりの低い水準となった。