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風に立つライオン
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風に立つライオンの掲示板

武者氏

米国長期金利上昇のショックは尾を引かない
この安心しきった市場に金利上昇が「ショック」を与えた。昨年 8 月 0.5%で底入れした長期
金利は 2 月 25 日には 1.6%と急騰し市場心理を一変させている。市場フレンドリーな経済政
策が失敗するとしたら唯一あり得るものが、インフレと金利の急上昇である。今起きている
金利上昇が市場を暗転させる悪い金利上昇か、一時的なものかが問われるが、この金利上昇
は長く続く悪い金利上昇にはならないだろう。
1. 長短金利差イールドカーブのスティープ化が進行しているが、それは金融機関の収益改善、
リスクテイクの誘因になる、
2. FRB は短期のみならず長期金利も QE により采配でき、事実上のイールドカーブコント
ロールをしている、悪い金利上昇は QE により食い止められる、
3. 雇用の全面回復は時間がかかる、パウエル議長が述べているように労働参加率の改善が足
踏みており、一気に供給力不足、インフレになる状況ではない、

https://column.ifis.co.jp/wp-content/uploads/2021/03/bb536caec585d11b73168b6a3d69e55f.pdf