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予告で当て、結果で証明、この繰り返しをこのトピでの掲示板

>>117226

 商品市場では、世界景気の動向を反映しやすい銅価格が足元の1トン6100ドル台から「6600ドルまで上昇する可能性がある」(三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員)。今年は6500ドル程度で頭打ちになっていた。
 もっとも、米中や英とEUの協議がスムーズに進むとの見方は少ない。みずほ銀行の唐鎌大輔チーフマーケット・エコノミストは「トランプ大統領は大統領選を控えて中国に譲歩しにくい」とみる。英国とEUの自由貿易協定(FTA)交渉も容易でなく、再び円高・ドル安が進み来年3月末は1ドル=107円となるシナリオを描いている。20年末の交渉期限までにまとまらず混乱に陥る可能性も残される。
 景気の回復も力強さを欠く可能性が高く、株高も一本調子ではなさそうだ。コモンズ投信の伊井哲朗社長は「年度末に持ち合い株を解消するための売りが出て、相場を冷やす」と話す。原油相場では「米シェールの増産が持続するため需給の緩みがみられる」(芥田氏)として、市場心理の改善と需給面が綱引きする展開が予想されている。