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やさしい株の談話室の掲示板

2~3日前、バラエティ番組で、「二刀流」と言ったら誰を一番思い浮かべるか
というアンケートに対し、大谷翔平と答えたのは82%、宮本武蔵と答えたのは
10%以下でした。
大谷の「二刀流」は宮本武蔵の「二刀流」を引用したものであることを
知っている者はほとんどいませんでした。
アメリカでは、ディフェンスとオフェンスの両方(両方向)を」使いこなす
プレーヤーのことをtwo-way(player)と言います。
アメリカと日本とでは、「二刀流」の語源は全く異なります。

そう言えば、中学1年生次代、当時の大相撲の二枚看板であった柏戸と大鵬のことを
「柏鵬時代」と称していました。
中学の美術の事業で、教師が「ハクホウジダイ」て何のことやと聞いたので、
「柏戸と大鵬」と答えたら、怒鳴られました。
飛鳥と天平の間の文化の時代を「白鳳時代」といいますが、それを引用して
「柏鵬時代」とマスコミが付けたのです。
そんな美術史もあまり知らない中学1年生に、自分の知識を吹っかけて生徒をイジる嫌な教師でした。

とは言え、「二刀流」が宮本武蔵であることを知らない世代を嘆く私も
美術の教師とあまり変わりないんでしょうね。

ところで、前にも書きましたが、ロンドンオリンピックのレスリングで
金メダルを獲得した米満達弘は、宮本武蔵の「五輪書」を愛読していたそうです。
このニュースがTVで流れた時、 一緒に見ていたうちのマヌケ娘が
「お父さん、宮本武蔵の時代からオリンピックってあったの?」