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長期投資家の部屋の掲示板

トランプ会見ショックを乗り越え

1月12日アメリカ株式市場は小反落。

ダウは63ドル安の19891ドル。

S&P500指数は4.88安の2270。

ナスダック指数は6.16安の5547。

前日のトランプ次期米大統領による発言を見極めようとする動きが広がった。

バイオテクノロジー関連は朝方の下げから転じて上昇。半導体や金融は下落した。

トランプ氏は選挙後初めて開いた前日の記者会見で、

生産拠点を米国外に移す米企業に多額の税を課すとの公約をあらためて強調した。

アリアンツ・グローバル・インベスターズのグローバルストラテジスト、

ニール・ドウェイン氏は国境税が課され、

それに伴いドルが10%上昇した場合、

より多くの企業が米国へと戻ってくるだろうと述べた。




NY外為市場ではドルが続落。

大統領選後の動きは行き過ぎだったとの見方からドル売りが続いた。

アジア市場の取引時間帯に大きく下げた後、ドル買い持ち解消の動きは弱まった。

ただ、新規のドル買いが入る状況でもまだないようだ。

ここ数日は騒がしい取引となっているが、

ドル強気の基本的なマインドは変わっていない、

あるいは少なくとも今のところ大きくは変わっていないと

トレーダーやアナリストは繰り返しており、

そのトーンにほとんど変化がないことは注目に値する。

同時に、押し目でドル買いを入れる適切な時期でもないとみられている。

1月はその動きが1年を決定づけるわけではないが、

信頼感を揺るがしかねない荒い月として知られている。





主要三株価指数のチャートは、

ダウが小反落した下髭長小陰線(タクリ線)ハラミ足。

S&P500指数は小反落した下髭長極小陰線(タクリ線)ハラミ足。

ナスダック指数は小反落した下髭長小陽線(タクリ線)振り分け足。

上昇途上の押し目。




原油相場は76セント(1.45%)高53.01ドルで終了。

ロンドンICEの北海ブレント3月限は91セント上昇の56.01ドル。

金相場は続伸、0.3%高1199.80ドルで終了。

一時1207.20ドル、

中心限月としては昨年11月23日以来の高値をつけた。




為替相場は12日東京終値、

ドル円が114円77銭。

ユーロ円は121円83銭。

ユーロドルは1.0614ドル。




シカゴ日経先物19170円。

大取夜間終値19150円。

13日、東京株式市場は小反発だろう。