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森高さんの掲示板

>>9378

おはようございます。

ネタをプレゼントします。


6月15日(月)20時15分配信





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  (ブルームバーグ):ギリシャをユーロ圏にとどめるために債権者側に譲歩するのか、それとも混乱の中でユーロ圏を去るのか-。チプラス首相が選択するのに残された時間は4日となった。
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14日のブリュッセルでの協議決裂で、2009年以来のギリシャ危機の次の山場は18日のユーロ圏財務相会合となる。10カ月にわたって支払われていない救済資金を受け取る道は閉ざされようとしている。
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ルクセンブルクでの会合がまたも不調に終わった場合はどうなるのだろうか。
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救済合意見通しの後退に伴い、ギリシャが6月中に17億ユーロ(約2360億円)を国際通貨基金(IMF)に支払える可能性も低くなる。ギリシャがデフォルト(債務不履行)すれば欧州中央銀行(ECB)が同国の銀行を支えることは難しくなる。ECBの支えがなければ、ギリシャ政府は国内からの資金逃避を防ぐために資本規制導入が必要になるかもしれない。
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ピーターソン国際経済研究所のヤコブ・キルケゴール上級研究員は、ギリシャがIMFへの債務を履行できずECBが緊急支援を停止しチプラス首相が例外的な措置を取らざるを得ない確率を60%とみている。
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「チプラス首相がユーロ圏の交渉相手として足る指導者でないことはますます明らかになりつつあり、同首相を説得しようとする政治的取り組みで得られるものはなくなりつつある」と同氏は指摘した。
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当のチプラス首相は、強硬と柔軟の姿勢を使い分けることで最後の審判をこれまで遅らせてきた。
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IMFはプライマリーバランスの黒字を国内総生産(GDP)の1%とするために年金の一段の削減と付加価値税の引き上げを求めるが、チプラス首相にとって年金は聖域で譲れない。バルファキス財務相は債務減免を求め続けている。
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ドイツ当局者らはチプラス政権が姿勢を変えないのならばユーロ圏離脱を容認する考えに傾いているもようだ。ガブリエル副首相は15日の独紙ビルトへの寄稿で「半分共産主義の政府が選挙でした誇大な約束のつけをドイツの勤労者とその家族に払わせることはしない」と強調した。


ベレンベルクのエコノミスト、ホルガー・シュミーディング氏は、この段階でチプラス首相が期待できるのは「面子のために幾つかの小さな変更を勝ち取ることくらいだろう」と話している。