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>>3873

3873に続く

ブルームバーグ調査の予想中央値では、PCE総合価格指数は3カ月連続で前月比0.3%上昇となる見通し。今年に入ってからの上昇率は、昨年10-12月の3カ月間が比較的横ばいだったのとは対照的であり、インフレ抑制に向けた進展が平たんではないことが浮き彫りとなっている。

連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長らは、20年超ぶりの高水準にある政策金利を引き下げる前に、インフレ率が目標である2%への持続的な道筋をたどっていることを示す一段の証拠が必要だと強調している。

PCE総合価格指数は前年同月比では2.7%上昇、コア価格指数は同2.8%と予想されている。

連邦公開市場委員会(FOMC)が4月30日-5月1日に開いた会合では、政策金利をより長期に高水準で維持することが望ましいとの認識で当局者が一致。また、インフレ率を当局の目標に下げる上で金融政策が十分に景気抑制的かどうかを巡っては、「多く」が疑問を抱いていた。5月22日に公表された議事要旨で明らかになった。

FOMC議事要旨、より長期に高水準での政策金利維持が望ましい

4月の個人消費支出と所得も今週発表される。1-3月(第1四半期)の需要は堅調なペースで伸びたが、4月の小売売上高が横ばいにとどまった。今回のデータではサービス支出に関する情報が提供される。

アナ・ウォン氏、スチュアート・ポール氏、エリザ・ウィンガー氏、エステル・オウ氏らブルームバーグ・エコノミクスのエコノミストは、「今回の指標はインフレ鈍化のプロセスが完全に行き詰まっているわけではないことを示す明るい兆候を幾分示すだろう」と指摘。「労働市場の減速で所得の伸びが鈍り、消費者は緩やかに落ち着きつつあり、年内は引き続きディスインフレの材料が続くと考えられる。だが、物価上昇圧力のキャッチアップはまだ残り、今年のインフレ鈍化は非常に緩やかなものにとどまるだろう」と分析した。