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ユロ板討論会の掲示板

本日のロンドン為替市場では、昨日は月末要因で後退したリスクオン地合いが、アジア市場同様に回復するかに注目。リスクセンチメントが再び強まるようであれば、昨日1.20ドル台は短命に終わったユーロドルや、125円台の11月9日高値に並ぶも失速したユーロ円の持ち直しも期待できそうだ。
 ただユーロドルのオーダー状況を見る限りでは、1.20ドル付近にはまとまった売りが控えており、一気に9月1日高値1.2011ドルを上抜けて年初来高値を更新という動きは簡単ではなさそう。テクニカルでも、昨日の日足は上ヒゲ陰線で引けたことで一旦は頭打ちという見方もできる。リスクオンのユーロロングも1.20ドル手前では一旦ポジションを減らし、大台にしっかり乗せたことを確認後で再び買いでも良いか。
 なお、欧州午前には仏・独・ユーロ圏の11月製造業PMI改定値が発表予定。速報値では独・ユーロ圏が景気判断の節目50をしっかりと上回り堅調さを維持したものの、仏は49.1と3カ月ぶりに節目を下回った。その仏の改善度合いに注目したい。

 ポンドは、英国とEUの将来関係を巡る協議次第というのは変わらず。昨日はアイルランドのコベニー外相が「英EUの貿易協議は今週、合意に至る見通し」との発言が伝わり、1日午前(現地時間30日深夜)にも同国のマーティン首相から同様の見解が示された。
 英・北アイルランドと国境を接するアイルランドの政府首脳陣から「前向きな発言」が出てくるということは、実際に交渉が進展していると推測できる。ポンドが下げ渋っているのは、合意への期待感が高まっているということもあるのだろう。警戒すべきはやはり、英国が強硬な態度を変えずに交渉延期、または決裂のような梯子を外されたときか。

想定レンジ上限
・ユーロドルは9月1日高値1.2011ドルが上値の重要水準。ポンドドルは26日高値1.3398ドルから節目1.34ドルが上値のポイント。

想定レンジ下限
・ユーロドルは25日安値1.1882ドルが支持水準。ポンドドルは27日安値1.3289ドルを割り込むようであれば、19日安値1.3196ドルを目指す展開か。