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FX必勝 横耳アワー machiko編の掲示板

[ニューヨーク/ロンドン 20日 ロイター] - 米国証券(株式・社債)の決済期間が今月28日、現行の「取引日後2営業日以内(T+2)」から「取引日後1営業日以内(T+1)」に短縮される。米証券取引委員会(SEC)が実施した法改正によるもので、カウンターパーティーリスクの軽減と市場の流動性改善が狙いだ。
しかしその3日後には、MSCI(MSCI.N), opens new tabが四半期ごとに行っている各種世界指数の銘柄入れ替えに伴う、資産運用業界の大々的なリバランス(資産再配分)が発生する見通し。一部の市場参加者は、年間で取引規模が最大級に膨れ上がるこのイベントが、新たな決済制度に対応中の市場に一層緊張状態をもたらしかねないと懸念している。
ノーザン・トラストのグローバル・キャピタル・マーケッツ・クライアント・ソリューションズ・グループを率いるジェラルド・ウォルシュ氏は「T+1始動直後に正念場を迎えるというのが現実だ。MSCIのリバランスは多数のファンドや上場投資信託(ETF)、ポートフォリオ構造にまたがって起きる。大変重大な出来事だ」と指摘し、フェイル(予定決済日後も証券受け渡しがなされていない状態)が短期的に増加する事態に業界として備えるべきだと付け加えた。