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楽天グループ(株)【4755】の掲示板 2021/06/22〜2021/06/26

NEC 公式

楽天モバイル、NEC、インテル、コンテナ化した5Gコアネットワークの性能試験において業界最高水準のスループットを達成

2021年6月25日
楽天モバイル株式会社
日本電気株式会社
Intel Corporation

中略

楽天モバイル代表取締役副社長兼CTOのタレック・アミンは次のように述べています。「楽天モバイルは、オープンな標準に準拠し、完全にコンテナ化されたモバイルネットワークの設計と構築に成功しています。今回のNECとインテルとの協業を通して、コンテナ上での高速処理が可能であることを見出すことができました。引き続き、当社はコアネットワークの性能向上に尽力し、日本および世界でネットワーク技術を展開することでコストと消費電力の削減にもつなげていきたいと考えています。」

NEC執行役員常務の河村厚男は次のように述べています。「楽天モバイルとインテルおよびNECが、業界最高水準のUPF性能を実証できたことを誇りに思います。NECは、25年以上にわたるモバイルコアネットワーク分野での豊富な経験を活かし、高性能で信頼性の高い5Gシステムを開発してきました。また、ネットワークとコンピューティングの両領域における実績、技術力、専門性を活かし、仮想化やクラウドネイティブ技術を採用した高品質な5GCを展開しています。加えてNECとインテルはCPU、NIC(Network Interface Card)等のハードウェア事業で長期に関係があり、DPDK(Data Plane Development Kit)に代表される仮想化の高速化技術を共同で高めてきました。今回NECは、クラウドネイティブなUPFで最高のパフォーマンスを得られるよう、大幅な最適化と改善を行いました。今後、本成果を生かして、日本並びに世界へ5Gを通じた社会貢献を続けて参ります。」

インテルのネットワークプラットフォームグループのコーポレートバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるダン・ロドリゲス(Dan Rodriguez)は次のように述べています。「インテルの最新技術で構築したNECのコンテナ化した5G UPFソフトウェアと、楽天モバイルの完全仮想化モバイルネットワークの協業は、今後の5G展開において、いかにエコシステムとの融合と最先端技術の両方が不可欠であるかを示しています。最新の第 3 世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサーとインテル イーサネット 800 シリーズ・ネットワーク・アダプターに関する各社の継続的な開発と最適化により、今回の優れた性能が実現されました。卓越したパフォーマンスを提供するだけでなく、エンドユーザーに最高の体験を提供するために、コアからエッジまでのワークロード実行において、柔軟性も追加しています。」

これまで楽天モバイルとNECは、日本国内の楽天モバイルのモバイルネットワークでの活用および「RCP」での提供を目的に、コンテナを導入したSA方式の5GCの共同開発に関する2020年6月の合意をはじめ、無線アクセスネットワーク(RAN)の領域においても国内モバイルネットワーク向けに5G用基地局装置の無線機(Radio Unit)の共同開発を行ってきました。2021年5月には両社の協業範囲を拡大し、「O-RAN ALLIANCE」が定めるO-RANフロントホールインタフェース仕様(注4)に準拠したOpen RANシステムの提供(4G および5G無線機と、システム構築のエンジニアリングサービス)をグローバルで提供を開始し、「RCP」のグローバル展開の加速に向けて取り組んでいます。

楽天モバイル、NEC、インテルは、オープンで完全にクラウドネイティブでコンテナ化されたSA方式5GCの共同開発を通じて、世界規模でモバイル通信技術の革新を推進し、日本および世界中のユーザーに高品質な5Gネットワーク技術を提供することを目指していきます。

https://jpn.nec.com/press/202106/20210625_03.html