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オンコセラピー・サイエンス(株)【4564】の掲示板 2016/02/15〜2016/02/19

2/12のIRです。
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■小細胞肺がんに対するMELK 阻害剤「OTS167」の有効性に関する論文公表のお知らせ

当社のMELK 阻害剤(Maternal Embryonic Leucine-zipper Kinase) OTS167に関して、新たに生物学的に重要な働きが見つかり、共同研究者のシカゴ大学医学部・中村祐輔教授のグループと当社の研究グループによって論文が公表されました。

MELKは幅広いがん種で発現が亢進しており、がん幹細胞の維持にも重要な役割を果たすことが報告されており、現在、当社は米国及びオーストラリアにおいて、このOTS167 の臨床試験を実施しております。

今回、共同研究グループは、MELKが小細胞肺がん由来の、細胞および原発腫瘍巣の多くで過剰発現していることを明らかにした上で、小細胞肺がん細胞での、MELK遺伝子の発現を抑制した場合、ならびに、OTS167によってMELK酵素を阻害した場合に、強力な腫瘍増殖阻害作用を示す事を明らかにしました。

小細胞肺がんは、非小細胞肺がんとは生物学的に異なっており、肺がん全体の約15%を占めています。また、小細胞肺がんは悪性度が高く、進行が速くて転移しやすいことで知られており、外科的切除が可能な段階で診断されることが非常に少ないことが知られています。小細胞肺がんの5年生存率は、約10%と非常に低く、この数字は過去30年間ほとんど改善されていません。

当社は、本論文研究成果に基づいて、OTS167の小細胞肺がんの臨床開発計画を検討して参ります。
なお、本件による当社の今年度業績への影響はありません。
本論文は、Oncotarget誌にオンラインで公表されております。
http://www.impactjournals.com/oncotarget/index.php?journal=oncotarget&page=article&op=view&p
ath%5B%5D=7297)