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(株)コロプラ【3668】の掲示板 〜2015/04/15

DeNAの大きな提携材料は任天堂だけじゃ無いよ、もう一つ大きな提携材料が有るから。



任天堂との提携に勝るとも劣らぬ提携だと考えます。

任天堂の陰に隠れて目立ちませんが、19日のプレスリリースに「三菱UFJ銀行と組んで入金照合サービスに参入」というニュースがあります。
これは、DeNA(正確にはペイジェント)と三菱UFJが組んで売掛金の「けしこみ」(売掛金と実際の入金とを突き合わせて帳簿から消してゆく作業)を代行するサービスに参入するというものです。
実際「けしこみ」という作業は、迅速さと正確さが高度に要求され多大の時間と労力を要する厄介な作業です。なのでこのサービスに対する需要はかなり大きいと考えます。例えば個人宛の膨大な小口債権を有する通販会社などはそれこそ泣いて喜ぶサービスです。

私は、このサービスがやがてDeNAの屋台骨を支えるような大きなビジネスに育つ可能があると考え注目しています。そう考える理由は以下の通りです。
1)こういうバックオフィス的なビジネスは、相手先の成長に伴って半ば「自動的」に業容を拡大でき、安定的な収益源となりうる。
2)金融関連業務は信用第一で、新規参入の壁は高い。その点三菱という超ビッグネームと組んだ威力は絶大で、これにより最初から他社比優位の地位を確保できる。
3)実際の営業は、三菱が取引先に声をかける形で行われると思われるので営業活動の負担がない。
4)さらに最も重要なことは、以上を踏まえて、過日三菱がDeNA株式の5%を保有した(大量保有報告)のはおそらくDeNAとこの事業を始めるための布石であったと考えてよいのではないか。だとすれば、三菱もペイジェントを「組むに値する」相手と評価した上での満を持しての参入であろう。従って、「けしこみ」は最初の一歩で、これを契機にこれから三菱と共同で種々の新しい金融関連業務を手掛ける可能性が広がるものと考える。
これによってゲーム事業の好不調の波を緩和できる安定的な収益基盤を手に入れることができるならばDeNAは南場さんが目指す日本を代表するIT企業へと成長する道が開けてくる。
昨日の日経新聞に、「金融とITの融合」という記事が載っていましたが、おそらくこの記事も今回の三菱・DeNAの動きを下敷きにしているのではないかと考えます。