投稿一覧に戻る (株)ディー・エヌ・エー【2432】の掲示板 2017/03/17〜2017/03/27 432 tat***** 2017年3月23日 09:49 2017年03月22日 16:17一般 DeNA問題が映し出した「売却屋」ベンチャー起業家の存在 医療などの記事をまとめたキュレーション(まとめ)サイトに不正確な内容があった問題を調べていた第三者委員会の報告を受け、(株)ディー・エヌ・エー(DeNA)は3月13日、関係者の処分を発表した。創業者の南場智子会長が代表取締役に復帰、守安功・最高経営責任者(CEO)は月額報酬50%を6カ月間返上。サイト事業の責任者だった村田マリ執行役員ら20人超を処分した。この問題でもっとも注目を集めたのが村田マリ氏である。「売却屋」と呼ばれるニュータイプの女性起業家だったからだ。 実績のない2社を50億円で買収 DeNAは2016年3月期までの3年間で営業利益は4分の1に減った。売上高の7割超を占めるゲーム事業の縮小が響いたためだ。そこで新規事業に注力する。 14年10月1日、DeNAは、キュレーション(まとめ)サービスのベンチャー2社を50億円で買収したと発表した。キュレーションとはインターネット上の情報を、ある特定のテーマや切り口で、読みやすくまとめ、編集・共有・公開するウェブサイトのこと。記事を自分で探す時間がない人や、特定分野の情報だけを知りたい人に広がっている。既存事業が伸び悩むなか、新たな事業に取り組むため、この2社を買収した。 iemo(イエモ)(株)(村田マリ氏が運営)を15億円、(株)ペロリ(中川綾太郎氏が運営)を35億円で買収。13年12月の設立のイエモは、住まい・インテリア分野、12年8月設立のペロリは女性向けファッションサイト「MERY」に特化している。 2社合算で社員数は20人にもかかわらず、買収金額は総額50億円と、DeNAにとって国内では初となる大型案件だった。18年3月期にはサイト事業の営業利益は数10億円を見込んでいた。だが、医療情報サイト「WELQ(ウェルク)」で医学的に根拠のない記事が多数掲載されたことが分かり、第三者委員会が調査に乗り出した。 立ち上げたばかりのネット企業を売り込む 『週刊文春』(17年1月5日・12日号)は「『WELQ問題』責任者・村田マリ氏とDeNA社長の密接な関係」と報じた。 〈IT企業関係者が守安社長と村田氏の関係についてこう証言する。 「2014年7月の夜、福岡で行われたイベントの酒席で、守安社長と村マリ(村田氏の愛称)が一緒になったんです。(中略)守安社長に、村マリは『iemo』の凄さを売り込んでいた。その流れで、なんと守安社長にキスしたのです。守安社長はデレデレでした」 それから数カ月後、村田氏は「iemo」と、ペロリ社が運営するサイト「MERY」をセットで50億円という高値でDeNAに売却、自身もDeNAに入社したのである。〉 村田氏が色仕掛けで運営するサイト「イエモ」を売り込んだという内容だ。この記事を読んで驚いたのは、ベンチャー起業家像の変容だ。ネット企業を立ち上げたが、軌道に乗らず、大手IT企業に売却することは珍しくない。ところが、村田氏は転売目的でネット企業を立ち上げていた。「売却屋」と呼ばれるニュータイプのベンチャー起業家だった。 そう思う4 そう思わない0 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 証券取引等監視委員会に情報提供する ツイート 投稿一覧に戻る
tat***** 2017年3月23日 09:49
2017年03月22日 16:17一般
DeNA問題が映し出した「売却屋」ベンチャー起業家の存在
医療などの記事をまとめたキュレーション(まとめ)サイトに不正確な内容があった問題を調べていた第三者委員会の報告を受け、(株)ディー・エヌ・エー(DeNA)は3月13日、関係者の処分を発表した。創業者の南場智子会長が代表取締役に復帰、守安功・最高経営責任者(CEO)は月額報酬50%を6カ月間返上。サイト事業の責任者だった村田マリ執行役員ら20人超を処分した。この問題でもっとも注目を集めたのが村田マリ氏である。「売却屋」と呼ばれるニュータイプの女性起業家だったからだ。
実績のない2社を50億円で買収
DeNAは2016年3月期までの3年間で営業利益は4分の1に減った。売上高の7割超を占めるゲーム事業の縮小が響いたためだ。そこで新規事業に注力する。
14年10月1日、DeNAは、キュレーション(まとめ)サービスのベンチャー2社を50億円で買収したと発表した。キュレーションとはインターネット上の情報を、ある特定のテーマや切り口で、読みやすくまとめ、編集・共有・公開するウェブサイトのこと。記事を自分で探す時間がない人や、特定分野の情報だけを知りたい人に広がっている。既存事業が伸び悩むなか、新たな事業に取り組むため、この2社を買収した。
iemo(イエモ)(株)(村田マリ氏が運営)を15億円、(株)ペロリ(中川綾太郎氏が運営)を35億円で買収。13年12月の設立のイエモは、住まい・インテリア分野、12年8月設立のペロリは女性向けファッションサイト「MERY」に特化している。
2社合算で社員数は20人にもかかわらず、買収金額は総額50億円と、DeNAにとって国内では初となる大型案件だった。18年3月期にはサイト事業の営業利益は数10億円を見込んでいた。だが、医療情報サイト「WELQ(ウェルク)」で医学的に根拠のない記事が多数掲載されたことが分かり、第三者委員会が調査に乗り出した。
立ち上げたばかりのネット企業を売り込む
『週刊文春』(17年1月5日・12日号)は「『WELQ問題』責任者・村田マリ氏とDeNA社長の密接な関係」と報じた。
〈IT企業関係者が守安社長と村田氏の関係についてこう証言する。
「2014年7月の夜、福岡で行われたイベントの酒席で、守安社長と村マリ(村田氏の愛称)が一緒になったんです。(中略)守安社長に、村マリは『iemo』の凄さを売り込んでいた。その流れで、なんと守安社長にキスしたのです。守安社長はデレデレでした」
それから数カ月後、村田氏は「iemo」と、ペロリ社が運営するサイト「MERY」をセットで50億円という高値でDeNAに売却、自身もDeNAに入社したのである。〉
村田氏が色仕掛けで運営するサイト「イエモ」を売り込んだという内容だ。この記事を読んで驚いたのは、ベンチャー起業家像の変容だ。ネット企業を立ち上げたが、軌道に乗らず、大手IT企業に売却することは珍しくない。ところが、村田氏は転売目的でネット企業を立ち上げていた。「売却屋」と呼ばれるニュータイプのベンチャー起業家だった。