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(株)新日本科学【2395】の掲示板 2023/12/06〜2024/02/07

leoさんの書き込みを見るたびに何か根本的なところで考え違いをしているなあと思うのですが、長期投資を行う投資家が見ているのはこれからの事業の成長。過去の実績はすでに株価に織り込み済みである以上、その事業は過去に赤字であっても黒字であっても良く、現在の投資判断に影響するのは将来においてその事業の伸びしろがどれだけあるか、今後の需要増を捉える実力があるかという点です。

この意味で新日本科学が育てている事業はそれぞれ注目すべきものがありますが、医療ツーリズムについていえば市場全体がCAGR20%台という高成長な分野であること、コロナ明けの今年5月に政府も医療のインバウンド拡大を目指す新計画を出し、その中で「粒子線治療によるがん治療等の国際競争力の高い分野において、外国人がん患者の受入れを推進する」と謳っていることがまず背景としてあります(新時代のインバウンド拡大アクションプランhttps://www.kantei.go.jp/jp/singi/kankorikkoku/kettei/siryou16.pdf

そして国内に19ヵ所ある陽子線治療施設の中でも、メディポリス国際陽子線治療センターは治療実績の多さや乳がん陽子治療の国内承認を目指して治験を進める先進性で知られ、陽子線治療施設連絡協議会の事務局もここに置かれています。加えて新日本科学との協業によるユニークな「リゾート滞在型がん治療」がメディアに繰り返し取り上げられているのは周知のとおりで、leoさんのように反発するだけの人も居ますが、情報として面白くその存在に魅力があるからメディアが取り上げるのだと受け止めています。まとめると、将来がんにかかるかもしれない個人として陽子線治療の発展は頼もしく、インバウンド拡大に寄与すれば日本経済の国際収支を好転させる材料として好ましく、個人の投資家としては投資テーマ「医療ツーリズム」が面白いと言えるでしょう。