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寿スピリッツ(株)【2222】の掲示板 2024/03/29〜2024/04/19

>>702

>pbrとperは高いが、roaなどが高いと、
>pbrが高くなるのは致し方ないこと、などと
>ニッセイアセットマネジメントに書いてあったような。

あ~、ニッセイアセットさんのPBR-ROEモデルですね。
私もニッセイアセットと同じ業種で投資手法分析などを研究していましたので、
そのレポートは読んだことがあります。
東証1部銘柄の実際のPBRとROEをプロットした上で株価パフォーマンスの
バックテスト・シミュレーションを行い、割安・割高の指標となるモデル、
いわゆるPBR-ROEモデルを統計的に構築されていたと思います。

個別銘柄の割高・割安を判断するときに単純なPBRではなく、
ROEを加味した考え方で判断すべきというものだったかと。
「高い成長力が続く企業のPBRは高くても説明がつく」みたいな。

①ROEが8%以下の銘柄のフェアバリュー(妥当価値)はPBR1倍
→PBR1倍未満なら低いほど割安、1倍超なら高いほど割高

②ROEが8%超の銘柄のフェアバリューはROE水準に応じて高くなる。
 ROEが1%高くなると妥当なPBR水準は0.15倍上昇する。
 ただしROE8%=PBR1倍なので、妥当なPBR水準の求め方は
 「ROE×0.15-0.2」(←これがPBR-ROEモデル)
→モデルで求められる妥当PBRよりも実際のPBRが低ければ割安、高ければ割高。

ROE30%の成長企業(高成長が続くことが前提)の場合は30×0.15-0.2=4.3
実際のPBRが4.3より小さければ割安、大きければ割高ということになろうかと。
(※あくまで統計的に得られたモデルでは、というお話になりますが)